5月26日(水) 2010 ヤマザキナビスコカップ
神戸 3 - 1 清水 (19:00/ホームズ/4,483人)
得点者:15' 都倉賢(神戸)、23' エジミウソン(神戸)、51' ポポ(神戸)、86' 枝村匠馬(清水)
ヤマザキナビスコカップ特集ページ | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------
神戸にとっては理想的な展開で運んだ試合だった。
個々の運動量も多い、アグレッシブさが感じられる集中した立ち上がりをみせる中、15分。この日はFWでプレーしていた茂木弘人のシュートのこぼれ球に、FW都倉賢が詰めて豪快に先制点を奪い取る。
その後も、神戸の勢いは止まらない。前線からの守備を徹底する中で高い位置でボールを奪い、縦への速い攻めを仕掛け続けていた。23分、MFボッティの右コーナーキックをニアで相手DFがクリア。こぼれたボールをDF小林久晃がなんとか右足を伸ばして拾って前線にボールを送り込み、最後はMFエジミウソンがヘディングで押し込んで追加点を奪い取る。
それに対して清水は、相手の攻撃を受けに回る時間帯が多く、なかなかリズムを見出せない。2点を失った後も、両サイドを効果的に生かせず、FWヨンセンをポストに据えた『らしい』攻撃の形を見出せない。神戸の堅守もあったとはいえ、前線に送り込まれるボールも極端に少なく、放ったシュートもわずかに2本。完全に神戸のペースに巻き込まれて精彩を欠き、前半を折り返す。
後半も立ち上がりから神戸ペース。2点のリードを奪いながらも守勢に回り過ぎることはなく、前半同様に前線からの守備を徹底しながら、攻守に安定した試合運びで好機をうかがう。そんな中、51分にはMFボッティのパスを受けたFW茂木がうまく左に流し、それを受けたMFポポがドリブルで中央に切れ込みながら豪快に右足でゴールネットを揺らす。神戸にとっては、追いすがろうとする敵を完全に振り払うがごとく奪った意味深い追加点。Jリーグでは首位を走る好調の清水を撃沈させる3得点に、ホームサポーターは大いに盛り上がりをみせる。
対する清水は、ハーフタイムに長谷川健太監督が「こちらが1点取れば相手も慌てる。だからこそ、もう1点もやらせないこと。まずは1点を取る。そして同点に追いつくことを考えること」とゲキ。MF小野伸二を投入して、反撃に出るはずが、後半開始からわずか6分という早い時間帯に出ばなをくじかれ、更に苦しい展開に。それでもFWヨンセンに代えてFW永井雄一郎を投入するなどしながら、なんとかゴールをこじ開けようと前線にボールを送り込むが、神戸の守備も崩れない。「なかなかいい形を作れないまま時間が過ぎていった」とは前出の長谷川監督の言葉だが、その通り。実際、相手を脅かすような攻撃の形は全くといっていいほど作れず、時間ばかりが過ぎていく。86分にはDF平岡康裕のシュートのこぼれ球につめたMF枝村匠馬が泥臭くゴールをこじ開け、なんとか1点を返したものの、時既に遅く。以降もこれといってチャンスも見出せないまま3-1で試合を終えた。
この結果により、また暫定首位を走っていた浦和が敗れたこともあり、グループBは上位3クラブが勝点7で並ぶ混戦模様に。残り3試合、最後まで目が離せない戦いになりそうだ。
以上
2010.05.27 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
一覧へ- natsuyasumi2024
- jwc2024
- 国立20240914
- pari olympic2024
- bluelock2024
- THE国立DAY
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグ 2023-24
- はじめてのJリーグ
- 2024天皇杯
- seasonreview2023 Jリーグ1年の振り返り(別ウィンドウで開く)
- シーズン移行の検討
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2023 移籍情報
- 大会概要まとめ
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE