横浜FCにシーズン前に集まった期待。それは、熱血・岸野靖之監督がチームに熱い血を注入して、より戦える集団になることでした。体を投げ出す守備で勝ち取った開幕３連勝で、その期待はより膨らみました。

しかし、その後、カウンターからの失点など、ちょっとしたうまくいかない部分が重なってなんと５連敗。大分戦（第９節）では、堂々たる勝利を得たものの、再び４連敗を喫しています。結果を分けているのは、微妙な部分だと思うのですが、シーズン前に期待していた熱い姿勢は、少し影を潜めているような感じもします。

そういう空気を察したのか、キャプテンの三浦知良選手が動き出しました。三浦知良選手自身は、丹念な体をケアをしながらのシーズンということでベンチ入りができない試合もありますが、極力チームに帯同して精神的支柱としての役割を果たしています。そして、その三浦知良選手が、前節の栃木戦に写真のような真っ赤な帽子で現れました。同じく赤い帽子をかぶる岸野監督との組み合わせは壮観。もともと、戦う情熱の色ということで赤い色が好きな岸野監督ですが、三浦知良選手もそれに加えて真っ赤な情熱をチームに授けようと考えたに違いありません。

栃木戦、チームは負けてしまいましたが、今必要なのは開幕時の戦う姿勢を取り戻すことに、違いありません。その情熱がチームに浸透していくことを期待したいと思います。

しかし、こんなカッコいい赤い帽子、どこに売っているのでしょうか。

以上

★【J2日記】のバックナンバーはこちら

2010.05.17 Reported by 松尾真一郎