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【J1:第11節 山形 vs F東京】プレビュー:得点と勝点3を渇望するF東京の前に、山形が堅守で立ち向かう! (10.05.09)

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5月9日(日)J1 第11節 山形 vs F東京(16:00KICK OFF/NDスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説越智隼人実況小出匡志リポーター成田ひみこ)
--試合速報--
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 大宮や新潟など底辺近くで低迷していたチームがなかなか得られなかった勝利を挙げたことで、勝点差が圧縮された中位から下位は、混沌としたGW連戦を迎えている。そのなかで8位につけているのがホームの山形。第8節・京都戦の勝利で一桁順位に浮上し、第9節・名古屋戦の敗戦で9位に下げたものの、前節は大宮を1-0で下して3節連続で一桁順位をキープしている。J1定着へ、そのバックボーンとなる経験をまたひとつ積み上げた印象だ。昨年は負傷者続出で5月以降は8試合勝利がなく下降線をたどったが、今シーズンは現在別メニューの選手が2選手のみ。第2節以降離脱している長谷川悠も復帰間近だ。小林伸二監督は「このままの順位でオフが迎えられたら、ほんとにリフレッシュできるし、その分、(中断期間の)キャンプはしっかりやるよというふうになって、もう一度戦えるチームになっていくのかなあと思います」と、さらに勝点をつかみにいく貪欲さを隠さない。

 鈴木淳監督就任2試合目の大宮を下した前節は、前線からプレッシャーをかけて相手のミスを誘い、またコースを限定した状態でロングボールを蹴らせるなど、戦術の噛み合わせやそれを有効に活かす巧みさでゲームをコントロールした。攻撃ではクロスとフィニッシュの精度に課題を残し、PKで得た1点にとどまったが、「1トップになったり2トップになったりしているときにスピードがある選手がいたので、そのへんはセンターバック2枚と佐藤はかなり集中してやってくれたと思います」と攻撃時のリスク管理も徹底。ラファエルの投入以降は押し込まれる時間が多くなったが、しっかりとゴール前を閉じて無失点を達成した。チームとして戦う姿勢やスピリットにブレはない。ホーム連戦を連勝で飾れば、リーグ戦序盤の台風の目としてさらに県民、サポーターを巻き込むことにつながるだろう。

 一方、F東京は苦しみながらの戦いが続いている。リーグ戦では3月最後の大宮戦で2勝目を挙げたが、4月以降はここまで6試合勝利がない。シュート数も少ないわけではなく、決定機も毎試合つくっているが、オンターゲットのシュートもキーパーの正面を突くなど、もどかしさが募る。得点が取れていない状況を打開しようという意気込みは必要だが、その気持ちが強すぎればプレー精度や思い切りのよさが失われることになるほか、守備の意識を欠いて失点を増やしかねない。城福浩監督も「今やれることを、我々の力で一緒に上げていくしかない」と方向性を大きく変えず、継続のなかで状況の打開をめざす覚悟だ。

 その予兆もある。前節・仙台戦はスコアレスドローに終わり、森重真人は「足元、足元、近いところ、近いところにサポートすることはいいが、その中で誰かが大きな動きをしてスイッチを入れていかないといけない」と話したが、約1ヶ月ぶりの先発復帰となった鈴木達也が何度もダイアゴナルにラインを突き抜ける動きは、スイッチとなり得る迫力があった。さらに後半に中村北斗が登場してからは平山相太にくさびに絡んだ石川直宏も何度か決定的な場面でシュートを放っている。「今日の試合内容は悲観することはない。僕たちができるのは、チャンスを作り続けてゴールを奪う機会を増やしていくしかない」(羽生直剛)。試合翌日にはワールドカップへ向けた日本代表が発表されるが、当落線上に多くの選手をかかえているチームとしても結果を出してこそがアピール。この一戦に邪念を持ち込む余地はない。F東京は「今度こそ」の思いとともにNDスタに乗り込むことになる。

 昨年、両チームが対戦したリーグ戦では1-0と0-1で1勝1敗。また、ナビスコカップも得点こそ3-1とF東京が一気の逆転で2点差をつけたが、後半の途中までは山形1点リードの状況が続いた。内容的には山形がF東京の攻撃力に粘り強く対処している時間が長く、今節もロースコアの展開が予想される。山形としてはこれまでどおり、無失点で耐えながらF東京の焦りを誘うような展開に持ち込みたいが、そのなかでF東京が焦れることなく、ゴールが生まれるのを信じてプレーを続けることができるか。3連戦の最後を締めくくるのは、かなり熾烈な戦いになりそうだ。

以上

2010.05.08 Reported by 佐藤円
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