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【J1:第11節 清水 vs 新潟】プレビュー:3人が出場停止の清水が、勢いづく新潟をホームに迎えるオレンジダービー。清水は今度も勝負強さを発揮できるか(10.05.07)

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5月8日(土)J1 第11節 清水 vs 新潟(15:00KICK OFF/アウスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch180 14:50〜(解説:三浦泰年、実況:田中雄介、リポーター:真鍋摩緒)
--試合速報--
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昨年までとはひと味もふた味も違う勝負強さを見せて3連勝中の清水。それによって2位に勝点4の差をつけて首位を堅持し、得点数でも失点数でもトップを維持している。ここまで来たら、中断までの12節を無敗のまま乗り切るというのも、現実的な目標となってきた。またホームでは、今季は全勝を続けており(リーグ戦5勝、カップ戦1勝)、その意味でも何としても勝ちたいのが、明日の新潟戦。中断前のホーム最終戦であり、アウスタでは2試合連続のオレンジダービーとなる。

ただ、清水が迎えているチーム状況は、これまでとは少し異なる。ゴールデンウィークの連戦で疲労がたまっている中(とくに水曜の京都戦は30度を越える暑さの中でかなり体力を消耗した)、小野伸二、ボスナー、太田宏介の3人が出場停止。この時期に一気に3人が出場停止になることはめずらしいが、だからといって清水がラフプレーの目立つチームというわけではない。しかし、DFラインにはケガ人も多く、厳しい状況の中で、攻撃陣が調子を上げてきた新潟を迎えることになることは間違いない。

2人が抜けるDFラインは、辻尾真二、廣井友信、平岡康裕、児玉新という顔ぶれになる見込み。児玉は負傷から復帰したばかりで、廣井はJ1のリーグ戦では初先発。そう考えると不安な面もあるが、GKの武田洋平も含めて「サテライトの試合でいつも一緒にやっている人が多いので、やりやすい面もある」(武田)というメンバーでもある。
また、ヤマザキナビスコカップ予選の山形戦(4/14)では、児玉の負傷交代により前半25分から廣井と平岡のセンターバックコンビで無失点に守りきっており、そこでも好感触をつかんでいる。廣井本人も「楽しみです。自信を持ってやりたい」と前向きに、そして静かに闘志を燃やしている。

また小野の位置には、大ベテランの伊東輝悦が入る見込みで、それ以外は攻撃陣のメンバー変更はなさそうだ。小野と伊東ではまったくタイプが異なるが、長谷川監督も「いつも通りのテルのプレーをしてほしい」と、小野の代わりということではなく、出た選手の能力を生かす戦い方を考えている。伊東自身も「やれることをやろうと思っているだけ」と、いつも通りの平常心は頼もしいところだ。
とくにカウンターの鋭さがある新潟に対しては、伊東の切り換えの早さやリスクマネージメント能力は、カウンターの起点を遅らせるという意味で大きな効果を発揮するはず。その職人技は、この試合の隠れた見どころのひとつになるだろう。

清水の攻撃に関しては、小野がいない分、崩しのアイデアやリズムの変化、また中盤でのキープ力といった部分は、多少落ちるかもしれない。しかし、キャプテンの兵働昭弘やヨンセンが非常に好調で、岡崎慎司と藤本淳吾もしっかりと自分の力を発揮し、得点に絡んでいる。そして何より「小野がいないとダメだ」と言われたくないという強いプライドがある。したがって、攻守に自信をつけてきた新潟に対しても、自分たちのストロングポイントを生かしてチャンスを作ることはできるはずだ。あとは、それをきっちりと決められるかどうかという勝負になってくるだろう。

一方、新潟のほうは、8節まで勝利がなかったが、その間で徐々に攻撃陣が調子を上げて攻守がかみ合い、その後は神戸に2-1(アウェイ)、横浜FMに2-1(ホーム)と2連勝中。チームの自信も回復し、良いムードで清水戦を迎えることになる。
とくに左MFの曹永哲は、3試合連続でゴールを決めており絶好調(今季通算では4得点)。チームとしても3試合連続で2得点と、得点力がかなり上がってきた。前線の4人はかなり流動的に動き、曹永哲やマルシオリシャルデスもシャドーストライカーとして大いに注意しなければならない存在になっている。

したがって清水としては、そこに対するマークの徹底やスムーズな受け渡しという部分が重要になってくる。また、「個でスピードや技術がある選手が前にいるので、そういうところで負けないようにしたい」(廣井)と、球際や1対1で負けないことも大きなポイントになる。新潟の守備もけっして甘くはないし、清水はここ6試合、無失点のゲームがないので、「何とか久しぶりの完封ゲームをしたい」(平岡)という意識はかなり強い。フレッシュな守備陣が、新潟の迫力ある攻撃を抑えきれるかどうかという部分は、勝敗を左右する大きな要素になってくるだろう。
そのうえで、清水が今回も勝負強さを発揮して勝ちきれるかどうか。疲労の影響も残る中で、サポーターの後押しも含めた、チームの総合力が問われるゲームとなる。

以上

2010.05.07 Reported by 前島芳雄
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