5月5日（水） 2010 J1リーグ戦 第10節
磐田 2 - 1 広島　（16:03／ヤマハ／12,020人）
得点者：4' 森崎浩司（広島）、18' 前田遼一（磐田）、55' 前田遼一（磐田）
スカパー！再放送 Ch183 5/6（木）11:00〜（解説桑原隆実況岡村久則リポーター松永直子プレーヤー解説名波浩）
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●八田直樹選手（磐田）：
Q:最初の失点シーンを振り返ると？
「自分の中では、あれはしっかり止めないといけないシュートだったと思う。良いシュートではあったけど、手には当たっているので、しっかり弾き出したい」

Q:でも、その後はうまく切りかえられたのでは？
「そうですね。今までもああいう経験はあるので、バタバタせずに落ち着いてやれたというのはあると思う。向こうも連戦が続いていたし、いつか足が止まってくるかなと思っていたので、その中で中盤がしっかりボールを回してくれて、守るところもみんなでしっかり守ってくれたので助かった」

Q:今日は中盤しっかり作っていこうという中で、うまくできてましたね。
「そうですね。康太を中心に。康太はボールを持てるし、パスが出せるし、周りがしっかり見えているので、それでしっかりボールを出してくれていたので、すごく助かった」

●那須大亮選手（磐田）：
Q:立ち上がりの失点で慌てることはなかった？
「そうですね。ここ何試合かは、先制点を取られてもバタバタする感じはあまりないので。早い時間帯だったし、慌てず自分たちのやるべきことをやろうということで、そこからは立て直すというか、自分たちのやりたいサッカーができたので良かった。ボールを奪ってからの攻撃とか切り換えが早かったので、そういう部分が逆転勝利につながったと思う」

Q:終盤の戦い方も、このところ安定してきたなと感じますが、やっていて手応えは感じていますか？
「そうですね。最終ラインも含めて、ちょっとした集中力の欠如みたいなものもなくなってきたし、90分間を通してどう戦うかというのを、選手1人1人が把握してきていると思う。そういう部分で、最終的に良い形で守り切れたり、それだけでなくチャンスがあれば、攻めたりボールをキープしたりと、そのバランスが良い感じでできていると思う」

●駒野友一選手（磐田）：
Q:広島の攻撃に対して気をつけていたことは？
「幅広い攻撃を得意としているし、カウンターも速いところがあるので、そこに入る前につぶすことができたと思う。あとは、自分たちの作戦がうまくはまったと思う。1，2回裏に抜けられる場面はあったけど、うまく対応できて、カウンターにもしっかり対応できた。相手がけっこうワンタッチで崩してくるところをカットできたことが、相手にリズムを与えなかったところかなと思う。先に1点取られたけど、慌てずに1点、2点と取り返すことができた」

Q:相手の両サイドの服部選手と山岸選手が前に張ってきましたが
「あれは（広島が）前からやっていることなので。それで自分たちとしては守りやすくなったと思う。中盤は運動量が要求されて、スペースもたくさん空いていたのできつくはなったと思うけど、しっかり最後まで走り切れたと思う」


●金沢浄選手（磐田）：
Q:あのポストに当たったシュートは惜しかったですね。
「そうですね。狙い通りだったので、本当に惜しかった。入ってくれればチームも楽になったし」

Q:あそこは思い切っていこうと？
「触らずに流してCKをとるか、トラップしてキープするかという選択肢もあったけど、チャンスだったので打っちゃえと思って。ボールに回転がかかっていたので、難しいとは思ったけど、うまく合わせられた」

Q:ジダンのようなボレーでしたね。
「入っていればそうだけど、入らないのが金沢ですね（笑）」

Q:交代で入ったときの役割は？
「勝っていたので、守備のところを安定させて、チュホが前にいるので、うまくコントロールしてということを言われて入った。チュホは運動量があるし、動きも素早いので助かる。それで中盤のルーズボールを拾えたのは良かった」

Q:最後にきっちり守りきるというときに、クリアするだけでなく、自分たちの時間も作ろうというのができつつあると思いますが
「そうですね。つねにそれができたら一番良いですが、今日は相手のやり方によってできた部分も正直あると思う」

●前田遼一選手（磐田）：
Q:お子さん（第二子）が生まれたばかりで、見事にゴールを決めましたね。
「子どもが生まれたから点を取れるようにと言われて、ちょっとプレッシャーを感じていたけど、（1点目は）ミスしたと思ったら入ってくれた。自分の狙いよりちょっと上に行ったので、上に外れるかなと思ったけど、入って良かった」

Q:ゆりかごダンスの感想は？
「良かったです。うれしいです」

Q:2点目を振り返ると？
「グノが良い感じでボールを奪ってくれたので、それが大きかった。（自分も）決められて良かった」

Q:ワールドカップの代表発表も近づいてきましたが
「（ワールドカップ出場は）夢ではあるけど、そればかりを目指してもしょうがないので、チームで結果を残すことしか考えていない。今年はまだ連勝がないので、次も勝てるように頑張りたい」


●佐藤寿人選手（広島）：
Q:ワールドカップの代表の発表も近づいてますが
「代表のためにサッカーしているわけではないし、サンフレッチェでプレーすることに、誇りとプライドを持ってやっている。とにかく僕は、自分に与えられた場所で100％のプレーをするだけ。今日は、ジュビロに勝てなかったことが非常に悔しい」

Q:監督は疲労の影響が大きかったと言っていましたが、前線と中盤との距離というのは、いつもより開き気味でしたか？
「相手の両サイドバックがアグレッシブに前に来るので、うちの2シャドーがいつも以上に守備に追われる時間が前半から多かったと思う。あそこまでシャドーが守備をしなければいけないと、攻撃のときになかなか前に来られなくなるし、そういうところでしんどかったと思う。もう少し、チーム全体の守備という部分で、今日みたいに両サイドが高い位置をとってくる相手に対して、もっと違ったやり方ができたんじゃないかと思う。後ろでストッパーが余っている状況というのは、本来あってはいけないと思うし。だから、疲れというよりは、シャドーが非常にしんどかったのかなと。うちは、前の3枚が良い形でボールを引き出していかないと、なかなかテンポが上がらないと思うので、そういう意味でも守備に必要以上に力をさいてしまったという印象がある。


●森崎浩司選手（広島）：
Q:先制ゴールの場面は？
「あのコースは狙っていたわけではないけど、ヒサ（佐藤）から落としが来るなと思っていたので、シュートしか考えていなかったけど、気持ちで打ったシュートだし、ゴールだったと思う。今日はカズが復帰してくれたことが僕はすごくうれしかった。カズとやるというのは、僕にとってはすごくうれしいことだし、カズがいることで僕がどんどん前に行けるので、そういう流れの中で、ゴールというのが生まれたんじゃないかなと思う」

Q:自分自身のプレーに対する手応えは？
「この間のFC東京戦で良いプレーができなかったので、その分を今日は取り返したいという思いは強かったし、カズが復帰するというのが僕にとってはすごく力になった。それで良いプレーというか……チームが勝っていれば良いプレーができたと言えるけど、負けたのでそっちのほうが悔しかった」

Q:カズ選手本人は動けていないと言ってましたが、彼が復帰したことについては？
「これからカズが戻ってくることによって、チームにはすごくプラスになると思う。本人も負けたことはすごく悔しかったと思うけど、切りかえるしかないし、自分としては彼がプレーしやすいように働きかけられればいいかなと思っている」

Q:今日はポゼッションで磐田に優位に立たれましたが
「先に点を取って、うちが引いたというわけではないけど、守備の時間は長くなった。でも、そこはいつも僕らの狙いでもあって、相手が前がかりでくれば、必ず裏があるので、寿人とかがチャンスになると思っていた。そういうところをもっとうまく使えれば良かったが、ちょっと中盤でボールを失う場面が多くて、押し込まれる時間が長くなってしまった。それで相手にちょっと主導権を握られる時間が長くなったかなと思う」

以上