5月2日(日) 2010 J2リーグ戦 第10節
富山 0 - 0 水戸 (19:04/富山/3,664人)
スカパー!再放送 Ch183 5/3(月)20:00〜(解説安井孝志実況牧内直哉リポーター豊田麻衣)
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「やっとうちらしいディフェンスの耐久性やタフさ、最後まで走り切る姿勢をみせることができた」と富山の楚輪博監督。水戸の木山隆之監督も「(大敗後の)厳しい状況のなかでの勝点1」と収穫を口にした。時と場合によって評価の分れるスコアレスドローだが、守りが課題だった両チームは無失点で乗り切ったことを前向きに捉えていた。
開始してすぐに水戸が立て続けに決定機を迎えた。左サイドから崩してクロスが入り、5分にFW吉原宏太、6分にMF遠藤敬佑が狙ったが決め切れなかった。なおも前線の遠藤、吉原、MF森村昴太らが次々とスペースに入り込んでパスをつないで好機を作った。31分には右からのクロスを森村が落として吉原がヘディングシュートしたがGKがキャッチした。
一方の富山は球際で激しさをみせる水戸の守りに苦しみ、なかなかゴール前まで進めない。39分にMF舩津徹也が敵陣でボールを奪取してFW苔口卓也がドリブルで仕掛けてシュートを放つがGKの正面を突いた。
後半は富山が一方的に攻めた。ホーム勝利への気迫を全面に出して運動量を上げると、MF木本敬介やMF朝日大輔、DF西野誠らが走り回ってテンポよくパスをつないだ。同10分には右サイドから苔口、同20分には西野がクロスを上げて、あと1人詰めていれば思わせる絶好機を作った。同36分には左から朝日が上げて、ファーサイドにロングランした西野が入り込んでシュートした。後半のシュート数は14本(前半含め21本)にも上ったが、守りを固めた相手を崩し切るだけの決め手を欠いて無得点に終わった。
耐える展開となった水戸もFKやCKから得点を狙って勝機をうかがっていた。同23分にはオフサイドになったがFKにDF大和田真史が頭で合わせてゴールネットを揺らした。どっちに転んでもおかしくないゲームだった。大和田は「後半の押し込まれた時間帯でも、大敗した前節のようにチームがばらばらにならず、ひとつに意思統一して守ることができた」と振り返った。
富山は前節までの最近3試合で10失点の守りに再建の目処が立った。クラブワーストとなる4連敗も阻止。3連敗は昨季から4度あるが、いずれも食い止めている。楚輪監督は「ここからが開幕。決めるべき時に決められていればとは思うが、ここからこういうサッカーをして点を取っていきたい」と安堵した様子だった。
ただ、楚輪監督が「うちらしい」と及第点を与えた試合が、今季初めての引き分けだったとは皮肉な巡り合わせだ。昨季は守っても点が奪えずにリーグ最多タイの16分け(うち9試合が0−0)を記録した。今季のテーマは得点力アップ。MF渡辺誠は「これだけ頑張っても引き分け。勝つためには得点するかたちとか、今回以上のことが必要」と言う。次は勝利によって2年目の進歩を示したい。
以上
2010.05.03 Reported by 赤壁逸朗
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