4月29日（木） 2010 J2リーグ戦 第9節
横浜FC 2 - 1 大分　（19:03／ニッパ球／4,259人）
得点者：7' 西田剛（横浜FC）、11' チェジョンハン（大分）、34' 大黒将志（横浜FC）
スカパー！再放送 Ch185 4/30（金）08:00〜（解説田中孝司実況加藤暁リポーター三須亜希子）
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●岸野靖之監督（横浜FC）：

「やっと止まった。皆さんに心配をかけたと言うか、本当にいろんなことがありましたけれども、今日は勝利に値する素晴らしいファイトをしたと思います。本当に気持ちが入ったというのは今日のゲームやし、それを信じていつも横浜FCを大事にしてくれたサポーターの人、関わる人全てに感謝したい。それぐらい大きな勝利やし、強い大分に勝ったということで、改めて大きな１勝だと思います。今日の試合をベースにして、いつもこの試合をやらないといけないし、今日できるというのを証明したわけですから、次の試合を大事にしたいと思います。本当に、しっかりファイトした選手達、ずっと最後まで応援してくれたサポーターに感謝します。以上です」

Q：5連敗からの悪い流れを止めることができましたが、その要因は何でしょうか。
「あまり詳しくは言えないですが、今週選手達でそれぞれ色々な思いというか、このチームのためにどうするかという話をしていて、選手が何とかしようというのがありました。もちろん僕らの所でも戦い方というか、そういうものを含めて、一つのきっかけにしたかった。余り詳しくは言えませんが、きっかけのようなものがあった。ただ、トレーニングでも声が出ていたし、選手の勢いも感じていました。でも、これは結果があってのものなので、最後まで選手は信じていました」

Q：今日の西田選手の評価をお願いします。
「あそこで起点というか、彼の持ち味がすごい出たと思うし、彼はおだやかな、にこやかな顔をしていますが、実は根性の持ち主でファイトできる選手。約束事というか、チームのためにプレーできる選手。なおかつ先制する、さすがやと思います。ポジションとか戦術的なことは（会見では）あまり喋らないので、上手いこと書いてください」

Q：今日の試合は気持ちが入った素晴らしい試合だと思うのですが、これまでどうして5連敗したのでしょうか。
「徳島戦のPK取られたところから始まって…でも開幕を3つ勝ったんですが、内容は全然だった。頑張るとか粘るという試合はしていたと思いますが、横浜FCのサッカーはどうなんだというところは、まだできていないと思います。しっかりファイトはしていたと思いますが、隙を突かれるところはありましたし、セットプレーで失点するだとか、先制されて消極的になる部分は多かったと思います。やはり、ボールを受けるポジション取りだとか、前へ行く崩しに入るところの思い切りの部分も非常に固くなっていた。ミスを怖がるじゃないですが、我関せずというか、そういうところがちょっとあったのかなと。その中で後手に回って、それぞれが思い切りが悪くなって。でも、千葉戦は別ですが、先制されるまではボールをしっかりと動かせていたし、ちょっとしたところだと思います。サッカーではそのちょっとが大事で、まだまだ集中力、カバーリング、統一感が少なかった。横浜FCのサッカーをこれからどうしていくのかは、今の選手の力をよく分析して、一番力が出る戦い方をこれからもずっと続けたいし、徐々に良くなっていくようにしたい。5連敗に、それだけという理由があれば、それだけに対策していたんですが、いろんなことがあって。僕らの中では、あまり詳しくは言えないですが、ある程度の答えは持っているんです。ただ、重苦しかったですが、今日の試合を続けてファイトする。気持ちを入れて、前に行く勇気をもって怖がらずにやりたいと思います」

Q：相手も韓国人選手中心にファイトしていましたが、そういう部分が逆に横浜FCのファイトを引き出した部分はありますでしょうか。
「そうですね、結構力のある、（横浜FCから見て）絞るポイントははっきりしていたと思いましたし、横浜FCにも金裕晋という韓国人選手がいて、彼のほうがKリーグで実績があるということで、今日の朝トレーニングに来た時からすごく気持ちが入っていましたね。彼が先輩の貫録を見せた。ただ、キムボギョン選手は素晴らしい選手ですが、あまり持ち味も出させていませんでしたし、相手のポイントは抑えたと思います。（彼は）止める、蹴るの技術も高いですし、ちょっとした隙を見せるとやられてしまう。ただ、今日はそのポイントを抑えたと思います。

ありがとうございました。やっと拍手をもらえました（笑）」

以上