4月29日(木)J2 第9節 鳥栖 vs 熊本(13:00KICK OFF/ベアスタ)
スカパー!生中継 Ch184 12:50〜(解説:サカクラゲン、実況:君崎滋、リポーター:ヨンヘ)
--試合速報--
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☆熊本側プレビューはこちら
日本全国、津々浦々でゴールデンウィークに入った。海外旅行や各地の催しごとを見物にと色々な予定を立てている人もいるだろう。もちろん、ここを閲覧している方は、Jリーグ観戦の予定を立てている人ばかりに違いない。筆者も鳥栖を中心に、九州各地のスタジアムで観戦をするつもりである。連戦が続く選手には気の毒ではあるが、サッカー三昧を堪能させていただく。
鳥栖は、前節(第8節 福岡対鳥栖@レベルファイブスタジアム)を25日に戦ったばかり。そして、中3日で第9節熊本戦を迎えることになる。熊本戦を終えると中2日で東京Vと戦い、さらに中2日で岡山と対戦する。前節から数えて、11日間の間に4試合を消化することになる。誠に持って、チーム関係者の方々に深く御礼申し上げる次第である。
この厳しい日程を鳥栖は最高の形で走り出した。前節の『バトル オブ 九州』初戦の福岡戦を、1−0で飾り勢いをつけた。
そして、今節も『バトル オブ 九州』の相手である熊本をホームに迎えて戦うことになる。
厳しい日程だからこそ、気持ちと集中力を切らしてはいけない。切らせないためには、格好の組み合わせではないだろうか。松本育夫監督(鳥栖)も、「これを乗り切るためには、モチベーションの維持が大事」とメンタル面の必要性を語ってくれた。繰り返しになるが、前節の福岡戦を勝利で終わったことが、モチベーションを非常に高く保つための手段となっただろう。その背景には、いくつかの要素が挙げられる。
まず、90分間を通して福岡にプレッシャーをかけ続けることができたこと。走力や体力、集中力を出し尽くせたことで、選手たちには自信になったに違いない。次にその運動量を生かして数的優位な局面を多く作り出せたこと。守備だけでなく、攻撃に関しても連動してプレーし続けることができたのは、今節の戦い方に生きるだろう。そして、何より大きいことは、今季から鳥栖に加わった選手たちがチームとして機能し始めたことだろう。前節の先発メンバーのうち7人は今季加入した選手たちである。残り4人のうち試合に出続けたのはMF山瀬幸宏くらいで、FW池田圭、MF衛藤裕、GK赤星拓は、怪我などで出場試合は皆無である。新加入した選手たちも、昨季の出場は決して多いとはいえない。
それらの選手たちが、連戦の初戦でチームとして機能する戦い方を見せる(もしくは感じさせる)ことができたことは、今後の戦い方に勢いをつける。だからこそ、今節の熊本戦が重要になる。
今節の『バトル オブ 九州』第2戦は、様々な角度からも大切な試合と言えるだろう。
熊本は、「スピードとスペースをうまく使うことができる」(松本監督/鳥栖)チームである。前線からの守備で、奪ったボールをシンプルにシュートまで持っていくことが徹底されている。今節の『バトル オブ 九州』第2戦は、“攻守の切り替え”と“集中力と運動量”の勝負になるに違いない。鳥栖は前節同様、最後まで集中して走り切りたい。
もう一つ、挙げておきたい注目点がセットプレーである。高さでは鳥栖に分がある。前節の決勝点は、DF木谷公亮のヘディングから生まれたものである。うまく上のスペースを使うことができれば、鳥栖に流れが傾くであろう。頭の上もスペースである。ここにも注目して観戦して欲しい。人とボールをうまくスペースを使って動かすことができれば、『バトル オブ 九州』第2戦も鳥栖が収めることができるに違いない。
どうしても負けられない試合がダービーマッチであり、現在の順位などを深く考えずに勝利のみを目指すものである。
とはいえ、見る方は内容も求めてしまうものである。ならば、最低限、必要なものが勝利と言い換えよう。
連戦の中でチーム関係者には申し訳ないが、GWを楽しく過ごすためにも、勝利をお願いしたい。
そこを求めるからこそ応援にも熱が入るのであり、スタジアムが盛り上がるのである。
応援する我々も、参戦させていただきます。
応援もサッカーを構成する重要な要素である。
以上
2010.04.28 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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