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【J1:第7節 C大阪 vs 湘南】プレビュー:J1昇格組の13位C大阪と15位湘南。勝って下位脱却のきっかけをつかむのはどちらか?C大阪にとっては「天敵」との対戦。(10.04.18)

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4月18日(日)J1 第7節 C大阪 vs 湘南(13:00KICK OFF/長居チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:長谷川治久、実況:本野大輔、リポーター:森田純史)
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念願だったJ1に復帰して、2010年シーズンを戦うC大阪と湘南。しかし、ともにリーグ戦6試合を終えて、勝ち星は1つのみ。序盤は勝点を満足に伸ばすことができず、C大阪は13位、湘南は15位と船出は決してうまく行ってはいない。J2で切磋琢磨してきた両者が、J1にステップアップして、直接激突する第7節。ここから追撃態勢を取るためには、どちらにとっても勝ちたい試合であることは、言うまでもない。

C大阪が2度目のJ2降格となった2007年以降の対戦成績を振り返ると、3勝1分け6敗と、C大阪に分が悪い。C大阪は湘南に対して、07年では1分け3敗とまったく勝てず、J2が甘くないことを教えられた。08年になると2勝1敗と勝ち越すも、黒星を喫した第2クールでは完敗の内容。この夏の不振が最後まで尾を引いた。そして、昨年も1勝2敗と黒星先行。いずれも1点差と接戦だったものの、敗れた試合では湘南の巧さにやられ、第2クールで3-4と逆転負けしたときにいたっては、その試合で活躍した香川真司が「もう、あり得ない。3点取って負けるようでは、サッカーじゃない」と悔しさを露にした場面もあった。まさにC大阪にとって、この3シーズン、湘南は「天敵」だった。

 ただし、C大阪が湘南に勝ったときには、明らかに勢い付いていた。08年J2第1クール、ジェルマーノのスーパーミドルなどで2-0と下したときには、7連勝への流れを加速させた。08年第3クール、酒本憲幸の直接FKと香川のゴールで2-1と逆転勝ちしたときには、終盤の4連勝の一因になった。09年第3クールでは船山祐二(現鹿島)の移籍後初得点と藤本康太のゴールで2-1と勝利し、悲願のJ1昇格へのラストスパートにつなげた。09年の3-4で敗れた試合、ならびに、3勝した会場は、いずれも長居スタジアム。C大阪のホームゲームでは、よくも悪くも劇的な試合が見られただけに、今回も楽しみにせずにはいられない。

 さて、現状に話を移すと、C大阪はJ1リーグ戦で4月1勝1分けと負けなしも、その流れを継続して臨んだヤマザキナビスコカップの新潟戦には、押し込みながら0-1と惜敗。なかなか波に乗り切れない。さらに、J1第6節横浜FM戦で右足を傷めたマルチネスは、出場停止明けの今節も欠場が濃厚。新潟戦同様に司令塔を失うなかでの戦いに注目が集まる。「マルチネスのいない分は、みんなでカバーしたい」と、C大阪のレヴィークルピ監督。「新潟戦でも点を取るチャンスは作っていた。全員の力を合わせて、しっかり集中して臨めば、勝つことはできる」と、自信を見せる。マルチネスの穴は、羽田憲司、藤本、もしくは攻撃的に出るときには家長昭博が埋めることになるだろう。

 また、横浜FM戦、新潟戦では点を決められなかったC大阪攻撃陣にも期待したいところ。「日本のDFはタイトにマークしてきて、なかなか前を向かせてくれないが、それは普通のこと。僕の持ち味の運動量をもっと見せたいし、フラットなラインの裏のスペースにはチャンスがある」と、FWアドリアーノはJ1の特徴もつかんできた。「C大阪より遥か上というチームはない。もっと熱い、勝ちたいという気持ちを出していきたい」というナンバー9、そして香川、乾貴士のコンビの覚醒が、C大阪勝利のためには不可欠となる。

 一方の湘南はミッドウィークの水曜日にヤマザキナビスコカップの試合が組まれておらず、4月10日のJ1第6節以来、中7日おいてのC大阪戦となる。前回の磐田戦では0-0も、「勝点1をポジティブに考えて次のゲームに生かしていきたい。全体的にはよくやったんじゃないかと思う」と、湘南の反町康治監督は選手たちのプレーに一定の評価を与えていたが、今度は同じ昇格組のC大阪相手にアウェイでも勝利を狙ってくるだろう。そこでキーマンとなるのは、昨シーズン長居で大暴れの活躍を見せた坂本紘司。古巣を相手に意気込みも高いC大阪MF尾亦弘友希も「紘司さんはじめ、中盤の運動量は多い」と警戒している。「攻守にアグレッシブで、カウンターに強みを持つ」(尾亦)湘南のなかでも、この8番のプレーが勝敗を左右するといっても過言ではない。

 元湘南のC大阪DF茂庭照幸は言う。「特別な思いは多少あるが、それよりも昇格してきた同士の試合で、ここで勝ったら勢いに乗れる。C大阪がこれからどう上に行くかということを考えて、いろいろ声を出して盛り上げながら、『チームのために』戦っていきたい」と。C大阪も湘南も、この一戦はチーム力が問われる。J1で戦う自信を付けていくためにも、どちらにとっても落とせない、序盤の大きな山場となるのが今節だ。

以上

2010.04.17 Reported by 前田敏勝
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