4月14日（水） 2010 ヤマザキナビスコカップ
仙台 1 - 1 京都　（19:01／ユアスタ／9,307人）
得点者：5' 宮吉拓実（京都）、51' 太田吉彰（仙台）
★ヤマザキナビスコカップ特集ページ
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●手倉森誠監督（仙台）：
「リーグ戦の前節での大敗からの立て直し、そして対戦相手の京都に対するリーグ戦での敗戦からのリベンジ、仙台らしさを取り戻すゲームと位置づけて試合に入った。
また今日も、立ち上がりに先手を取られたのが、ホームで戦っていたのに痛かった。最後であれが響いてしまった。ただし、内容的には、後半に修正できて、流れの中で点を取れたことと、何度かゴール前を脅かしたシーン、奪ってからの前へ飛び出す仙台らしさというものを表現できた。
最低限の勝点1を取り、他会場のスコアを見ても最少スコアの決着だったので、今日負けなかったことで、まだまだトーナメント進出の可能性は残せたと思う。まずは、前回の清水戦の大敗から一気に勝点3獲得とはいかなかったが、今週末の神戸戦につながる良い内容のゲームはできたのではないかと思っている」

Q:前半と後半でチームの状態が変わったが、ハーフタイムにはどのような指示を出した？「攻撃のタクトを振るっていた斉藤と高橋のところだが、斉藤がサイドに流れて、高橋が前に出ていくような展開で、前に入れたボールが弾かれたとき、相手の4-1-4-1の二列目の4選手が残っている状態のところにボールが返ってきていた。攻撃のボールを前に送ろうとした時に、バランスがあまりにも悪すぎたので、（ボールを失ってから）戻る距離が長かったり京都のカウンターを食らったりしていた。京都の攻め残りはミーティングでも注意していたのだが、そういったところを自分達から与えてしまったところがあるので、それをまず後半に修正した。ああいうカウンターを極力防ぎ、逆に我々が取ってから出ていけるようになったということで、90分をトータルで考えた中で、挽回できたことは良かったという話を選手にはした」

Q:前の試合から入れ替わって新しく先発に入った選手、得点した太田選手の評価は？
「まず、我々のチームに在籍している選手は、皆ベガルタ仙台の武器で、試合に使うために自分は抱えていると思っているから、みんなを使いたいと思っている。
今日起用した中でも、太田は活動量、突破力があって、フィニッシュが正確だったということを今日は思う存分発揮してくれた。
レイナルドは初のスタメンだったが、自分でやるところとパスとの区別、それから仕事場のバイタルエリアでパスを探すあたり、まだプレーに迷いがあると見受けられる。思い切り、交代する直前の場面のようなところで振り向いてシュートするくらいの気持ちが欲しい。
逆に、代わった平瀬の状態が、本来の状態に戻ってきつつあると感じた。タイミングの良い飛び出しと、足下におさまるところがそう。
斉藤が前半のところを修正でき、後半に奪いにいってフリーマンに渡すあたりは、彼の持ち味が出たのではないかか。あとは、ミドルシュートとさばいていくところをうまく区別できると、分厚い攻撃に繋がったかないうところがある。今季初出場で、古巣相手に思う存分やってくれたと思っている。
鎌田も落ち着いてやっていたと思うし、最後に使った奥埜も、最後に打っていたら入っていたと思うようなデビューだった。リーグ戦でも彼の起用というものを少し考えながら使っていきたいと思う」

以上