4月11日（日） 2010 J2リーグ戦 第6節
千葉 4 - 0 横浜FC　（16:03／フクアリ／12,752人）
得点者：20' 倉田秋（千葉）、60' 倉田秋（千葉）、89' 工藤浩平（千葉）、90'+1 佐藤勇人（千葉）
スカパー！再放送 Ch182 4/12（月）10:30〜（解説：永井良和、実況：野村明弘、リポーター：飯田留美）
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●倉田秋選手（千葉）：
「相手がロングボールを蹴ってきたけど、そこでこっちはしっかりセカンドボールを拾うことを意識していた。そうしていけば、いい形でシュートまでいけると思っていた。１点取れれば、千葉らしいサッカーができる。ホームゲームで点を取りたいと前から思っていた。相手の選手のどこかにボールが当たってくれれば、ゴールは入ると思っていたけど、それがうまくいった。でも、自分のゴールよりもチームの３連勝のほうが嬉しい」

Ｑ：以前から、千葉サポーター側のゴールに向かって得点したいと言っていたが、２点目はそうなったが？
「気持ちがよすぎてどんなゴールだったか覚えていない（笑）。すごく嬉しかった。決めたら、サポーターの歓声がすごかった。相手との１対１は得意なほうなので、仕掛けていこうと思った。でも、自分としてはまだ納得できていないところもある。前半はできるだけリスクを冒さないようにロングボールで攻撃して、相手のディフェンスラインの裏を狙ったけど、もうちょっとボールをつないで主導権を握るようにしてもいいところもあった。試合によってうまくやっていきたい」

●工藤浩平選手（千葉）：
「こういうゲームで３点目を取れたことは大きい。Ｊ２に落ちてしまったけど、またみんなが見に来たいと思うプレーをしようと心がけてやっている。失点をゼロに守れたこともよかった。（リーグ第４節の）草津戦あたりからシンプルにロングパスを入れて攻めるということも練習でやっていて、それで点が取れるようになっている。でも、これで満足していてはいけないと思う。セカンドボールに対する意識については、（開幕戦の）熊本戦、（１−３で負けた第３節の）徳島戦で、Ｊ２での戦いならではのセカンドボールの重要性を感じたので、それで余計に強くなってプレーしている」

●佐藤勇人選手（千葉）：
「前節も今日も前半に１点取れたからよかったけど、取れていなかったら、きっと苦しい展開になったと思う。点が取れたことで自分たちのペースをつかむことができた。でも、（前節の対戦相手の）北九州も横浜FCも、中盤でパスをつなぐサッカーをしているチームで、前に出てきていた。だから、やりやすかったけど、相手がそういうチームではない時に、どうやって点を取るのか。攻撃ではそういうところの質を高めていかないといけない。（自分が取った４点目に関しては）今日みたいな、相手をゼロに抑えて点差がついた試合では、ああいうふうに点を取ると相手にダメージを与えるというか、千葉に対してやりにくいイメージを与えることができると思う」

●茶野隆行選手（千葉）：
「なんのかんのいって、横浜FCはあそこ（大黒選手）がカギになるから。でも、大黒選手との駆け引きを意識しすぎても、他の選手も能力が高いから、大黒選手にあまり寄りすぎないように、バランスを意識してやっていた。今日に関しては、うちはロングボールを相手のディフェンスラインに入れて、そこでセカンドボールを拾うことを意識してやっていたけど、そこでうまく拾えたことでチームが押し上げることができたと思う。人と人の間にボールを入れていけばチャンスになると思っていた。攻撃面ではみんながシュートの意識を高くやれたと思う。シュートを打てば何か起こることもあるから。２試合連続無失点ということでも、チームとして自信が出てきたと思う」

●鎌田翔雅選手（千葉）：
「フクアリ（フクダ電子アリーナ）での初スタメンということもあったし、この前の試合を考えて個人的にリベンジということもあって硬くなっちゃって、慎重に試合に入った。今日は自分たちに流れがくるまではロングボールを入れてセカンドボールを拾うとい狙いを持ってやっていた。今日は自分の前にいるのが倉田選手ではなくアレックス選手だったけど、練習でもやっていたので問題なくやれたと思う。ただ、前半は前へ、前へという意識が強すぎて、前のスペースを自分で潰してしまったところがあった。後半は低い位置からまず味方に（ボールを）当てて、また自分がもらうようにした。味方にボールを出して走るという千葉のサッカーを意識してやることで、前に仕掛けていけるようになったと思う。でも、得点にはまだ絡めていないので、それができるようにやっていきたいです」

●谷澤達也選手（千葉）：
「開幕戦以来の出場になるけど、以前と比べると自分のコンディションも上がって調子も上がってきた。（３トップのサイドで）去年とは違うポジションだけど、自分がやろうとしているプレーは変わっていない。状況判断とかはこれからの課題だと思う。フクアリでのプレーは久しぶりだけど、サポーターに温かく迎えてもらった。自分はまだ結果を残していないので、今はとにかく結果を残したい」

●寺田紳一選手（横浜FC）
「個人の力の差が出た試合だと思います。場面場面の細かいところまで、相手が上回っていたんじゃないかと思います。局面で、みんなが一番いい判断をしていないからプレーが全部遅れて良い形で前の選手がもらえなかったり、そういう細かい部分を見つめ直したほうがいい。後半になって西田が入ってボールが収まるようになったし、そうなると僕らもやりやすい。1回タメが出来ると、僕らも裏に出やすくなる。ああいうプレーをもっとチームとして考えないといけない。0-4でチームが悪い状況ははっきりしたので、良くするために練習からやっていこうと言われました。
（Q：シュート5本ですが？）
シュートに行くだけでいいんであれば、5本で評価されればいいんですが、決めないと意味がないのでそれは全く意味がないです。決められるように練習します」

●シュナイダー潤之介選手（横浜FC）
「ここ2試合の連敗は2点目を取られることがポイントだと話をしていて、今日も1点目がミスで、2点目を絶対にやらないというチームの意思は統一できていた。でも、あそこで2点目を取られたのが痛かったです。前半は、ネットの一発だけが怖かったんですが、そこは守れていました。でも（ミスで）失点してしまって、相手としたらロングボールでよい状況になって、やりやすくなったと思います。カウンターへの対策練習はして、声の連係のところもやっていたんですが、先制されると厳しいと痛感しました。3勝3敗になったので、一からもう一度魂を込めて戦っていかないといけない。全員が意識を統一して、同じ声を出せるようにして、次はホーム（4/18＠ニッパ球　vs熊本）なので必ず勝ちたい」

●高地系治選手（横浜FC）
「立ち上がりはお互いに蹴って、セカンドボールを拾うという感じだったと思うが、その中で先にうちがミスをしてしまった。相手のプレッシャーというよりも、こちらのミス。ヤナ（柳沢将之）さんも普段ああいうミスをする選手ではないが、そういうことが起きてしまった。でも、1失点のままでいかないといけなかった。今日は自分たちのボールの回し方も良くなかった。後半途中からはできるようになったが、ああいうのをもっと最初からやりたかった。あとはしっかりシュートで終わることが大事で、そういったはっきりしたプレーをしていかないといけない」

以上