3月14日(日) 2010 J2リーグ戦 第2節
大分 3 - 1 岐阜 (14:04/大銀ド/11,593人)
得点者:42' キムボギョン(大分)、46' オウンゴ−ル(大分)、57' 佐藤洸一(岐阜)、84' キムボギョン(大分)
スカパー!再放送 Ch185 3/16(火)15:00〜(解説:増田忠俊、実況:後庵継丸、リポーター:岡村麻衣)
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「勝てて良かった。ホッとしている。試合は改善すべき点が多いが、今日は勝ったことと、ボギョンが凄いということが分かっただけ」と、菊地直哉が自嘲気味に試合を振り返ったように、大分にとって勝負には勝ったが、内容の乏しい試合だった。
開幕戦に破れ、ホームで新たなスタート切りたい大分であったが、早いチェックからゴール前までボールを運ぶ岐阜に、序盤から苦しめられた。10分には、タテパスから押谷祐樹とGK下川誠吾が1対1になる場面があった。下川が落ち着いてシュートをブロックして決定機を免れたが、その後も前線と最終ラインが間延びした広大なスペースを存分に使われ守勢を強いられた。全くリズムに乗れない大分は、キム・ボギョンが単発ながら個の力でシュートまで持っていくしか術がなかった。ただ、その僅かなチャンスをものにした。42分、キム・ボギョンがペナルティエリア内でドリブル突破から相手の反則を誘いPKを得ると、自らが決めて先制した。
「このままでは終われない。まずは1本取りにいこう」と、倉田安治監督に送り出された岐阜イレブンだったが、後半開始22秒にいきなりオウンゴールで追加点を与えてしまう。2点のビハインドを負った岐阜は48分に嶋田正吾を投入し、開幕戦同様に4−4−2から4−1−3−2にシフトチェンジする。「正吾さんが入って勢いがついた」と菅和範の言葉通り、分厚い攻撃で大分ゴールを何度も襲った。57分には、その嶋田の僅かな隙間を抜いたタテパスを佐藤洸一が流し込み1点差に追いついた。俄然勢いが増す岐阜であったが、大分のエースの個人技にひれ伏す。「1点差となり相手に勢いが生まれたので、どうしても3点目が欲しかった。コースが空いていたので迷わず打った」(キム・ボギョン)と、84分に高精度のシュートがゴール左隅に決まり、勝負がついた。
「自滅です。チャンスもスペースもあったが、決めるべきところで決められなかった」と、倉田監督が敗因を挙げたように、岐阜は攻め立てながらも決定機を生かせなかった。選手は「負ける相手ではなかった」(野垣内俊)、「自分たちの流れでプレーできたのに残念だ。もったいない試合をしてしまった」(菅)と悔やんだが、最後の局面は個人に委ねられる部分なだけに、個のレベルアップを図るしかない。
一方、大分は「もっと全体をコンパクトにしたい。ボールへのプレッシャーが弱い」(菊地)、「中盤でスペースを与えてしまった。バタバタしたときチーム全体が慌ててしまった。若い選手が多いので、落ち着かせなければいけなかった。あと、前でボールが収めるようにしたい」(宮沢正史)と多くの課題は残ったが、内容が悪くとも勝点3を獲得したのは大きい。ひとつ勝つこと。全てはここから始まる。勝たなければ新スタイルへの自信も付かない。一度勝って勢いをつければ、そこから修正もしやすくなるというものだ。
以上
2010.03.15 Reported by 柚野真也
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