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【J2:第2節 岡山 vs 横浜FC】レポート:ホーム開幕戦、対応に遅れた岡山はサポーターに勝利をプレゼント出来ず。勝ち急ぐ横浜FCだが、その「勝つ姿勢」は本物だ(10.03.14)

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3月13日(土) 2010 J2リーグ戦 第2節
岡山 0 - 1 横浜FC (16:04/カンスタ/10,725人)
得点者:4' 渡邉将基(横浜FC)
スカパー!再放送 Ch185 3/15(月)08:00〜(解説:野村雅之、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織、プレーヤー解説:佐藤慶明)
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手痛い一発だった。前半4分、シルビーニョの正確なフリーキックを、DF渡邉将基が押し込んで横浜FCが先制。この立ち上がりの失点から前半20分頃まで、岡山はまともにサッカーをさせてもらえなかった。阻んだのは、横浜FCのくっきりとした戦略だ。FW大黒将志がディフェンス裏を狙い、バイタルエリアを撹乱するFWサーレスにボールを集める。中盤にボールを留めないスピードは圧倒的で、岡山の対応は出遅れた。

影山雅永監督(岡山)が就任直後から、「あらゆる面でのレベルアップが、複合的に必要だ」と話していた、その具体的ディテールが浮かび上がった。ボールを奪っても、ほとんどがパスミスとなるかインターセプトされる、落ち着かない最初の20分間。前線にまったくつながらない状態に、影山監督はピッチサイドから「寄せを早くしろ」と声を掛けた。岡山の攻撃の形が出来始めたのは、右サイドハーフの新中剛史がピッチを横切るドリブルで左サイドに展開したあたりからだ。前半30分、澤口雅彦のクロスをトラップした小寺優輝のシュートが、岡山の最初のシュートだった。

後半になると、追加点の欲しい横浜FCと、追いつきたい岡山のせめぎ合いから膠着状態となった。岡山のボランチ・福本尚純は開幕戦に続き、このゲームでも正確なフリーキックを何本も放ったが、その展開力を生かす場面は少なかった。「崩す場面で、たとえばミドルを打って引きつけるということも出来たはず。もっと自分のバリエーションを増やさないと、上のレベルでは通用しない」と話している。横浜FCは、ゴールが欲しい大黒のシュートが枠を捉えず、また後半途中出場のエデルがフリーの状態から放ったシュートも、GK真子秀徳の真正面に飛び、岸野靖之監督(横浜FC)を悔しがらせることとなった。

立ち上がりのゴールが勝負を決めた、という結果論からいえば、本当に手痛い一発だった。岡山にとってみれば、横浜FCとの力の差を感じる場面はいくつもあった。しかし、このゲームで見えたFW岸田裕樹の闘志、右サイドバック澤口の冷静、FW西野晃平の思慮、福本の負けん気の強さといった、それぞれの選手の持ち味、リーダーシップがまとまって出来上がるチーム力は必ず、勝ちを引き寄せるはずだ。今日の手痛い一発には爽快にヤラレて、自分たちの対応力を育てる糧にするのがいい。

以上

2010.03.14 Reported by 尾原千明
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