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【J1:第2節 新潟 vs 磐田】プレビュー:ホーム初戦の新潟は、司令塔のMF本間勲のゲームメークがカギ。磐田は前田の復帰で攻撃力が充実(10.03.12)

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3月13日(土)J1 第2節 新潟 vs 磐田(14:00KICK OFF/東北電スチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch308 13:55〜(解説:鈴木淳、実況:下田恒幸)
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新潟、磐田ともに初戦を落としたもの同士。どちらも連敗は避けたい。特に新潟はホームの開幕戦だけに勝点3がほしい。そのキーマンはボランチの本間勲。的確なプレーと冷静なチームコントロールでホーム初戦に臨む。磐田は、故障で前節を欠場したFW前田遼一の復帰が濃厚だ。攻撃力を生かして先制点を奪いにいく。

表情に力みは見られない。前日練習の最後に行われたリラックスゲーム。本間は時折笑顔をまじえながらボールを追った。11日には今季初めてホームのビッグスワンで練習を行った。気分を高揚させるメンバーの中、本間は冷静にピッチ状態を分析した。

「いつもより、ボールが転がる感じがしました」。現在、芝の長さは26ミリ。シーズン中は25ミリにそろえる。普段よりも長い状態にもかかわらず、ボールの転がり方が早いのは雪の影響だ。年始から続いた大雪と低温。週の序盤にも積雪があった。そのため芝が倒れた状態になっている。「ボールが走る分、くさびに早いボールを入れられる。うちのサッカーはしやすいです」。同時に「サイドチェンジや裏へ出すボールは伸びすぎる」。プラス面とマイナス面を頭にたたきこんだ。

冷静さの内面には闘争心が潜んでいる。「負けられない試合です」。磐田戦の重さをストレートに表現した。開幕戦はアウェイで川崎Fに1-2で惜敗。前半は相手に振り回される一方だったが、後半になってボールを奪ってから早く攻める新潟の形ができた。「あの感触を忘れずに、1週間練習してきた」。感じている手応えを形にして示すことが、チームの自信につながる。

バックラインの前に陣取り、前線に的確なパスを通す。セカンドボールを奪取し、すぐに展開。試合で攻守のタクトを振るう役目は今まで通りだ。そこに今季は「チームキャプテン」という肩書も加わった。新潟が正式なチームキャプテンをおくのは、2005年の山口素弘以来。シーズンが始まり、本間の仕事は増えた。

練習中、意思の疎通ができていない若手は厳しく叱咤する。ポジショニングやパスの呼吸など、気付いたことはすぐに言葉にする。「言っていかないと、伝わらないですから」。試合でも遠慮なくリーダーシップを発揮する。「まず勝つこと。どんな内容でも結果を出せば、チームは落ち着きます」。そのための準備はできた。

磐田は前節の仙台戦、0-1で敗退。開始直後に失点、その後は守備を固めた相手を崩しきれなかった。もっとも、状態そのものは悪くない。サイドをしつこく攻める形はできている。ボールを奪ってからのゴール前への展開もスムーズだ。

仙台戦を故障で欠場した前田の復帰が大きい。イ・グノとの2トップには新潟の黒崎久志監督も「とにかく、あの2トップを抑えること」と警戒心を強く持っている。対新潟戦は昨季リーグ戦では1分1敗。2月の練習試合でも敗れるなど、結果が出ていない。その分、ここで勝点を3奪えば勢いはつく。
新潟はホームのリーグ戦は昨年6月の第15節名古屋戦から白星がない。黒崎新監督の初勝利をホームで飾ることで、チームの結束はより固くなる。

先制点をめぐる攻防の中、ボールを奪うことに固執した方に流れは傾く。

以上

2010.03.12 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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