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【AFCチャンピオンズリーグ2010 G大阪 vs 河南】レポート:河南の3倍以上のシュートを放つものの、ゴールが遠く。G大阪は第1戦に続き『勝点1』を得る(10.03.11)

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3月10日(水) AFCチャンピオンズリーグ2010
G大阪 1 - 1 河南 (19:01/万博/7,598人)
得点者:4' チャン・ルー(河南)、35' ルーカス(G大阪)
ホームゲームチケット情報 | 決勝戦は11月13日(土)に国立競技場で開催!
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G大阪の右サイド、DF加地亮からのクロスにあわせたFWチョ・ジェジンの強烈なボレーシュートで幕を開けたACLグループリーグ第2戦の『G大阪vs河南建業』戦。残念ながら、そのシュートは相手GKによって阻まれたものの、間違いなく幸先のいい滑り出しだったと言える。

だが、その直後、開始からわずか4分という早い時間帯に河南にまさかの先制点を与えてしまう。左サイド、FWネットからのグラウンダーのパスを左ゴール前で受けたFWアマドウがシュート。これは今季初先発のGK木村敦志が好セーブで弾いたもの、そのこぼれ球に後方から詰めたDFチャン・ルーが右足で放ったシュートを勢い良くゴールネットを突き刺したのだ。G大阪にとっては試合の流れを大きく変える、痛恨の失点。実際この得点により、アウェイ側の河南建業は完全に引いて守勢にまわり、G大阪のワンサイドゲームといっていいほど、ほとんどの時間帯を相手陣地でプレーすることにな
る。
しかし、言うまでもなく、堅く敷かれた守備陣をこじ開けるのは簡単ではない。個々がアイデアを持って攻撃を仕掛け、中央から、セットプレーから、果敢にゴールを攻め立てるもののゴールが遠い。今季初出場となったFWペドロ・ジュニオールも、前線に全くと言っていいほどスペースがないこともあってだろう。ボールを受けても持ち味を出し切れず『手詰まり』といった状況が続く。

待望の同点弾はPKによって挙げたもの。34分、MF二川孝広のパスにあわせて中央に飛び出したFWルーカスがエリア内で倒されてPKのチャンスを得ると、キッカーは珍しくMFルーカス。PK職人・MF遠藤保仁が「直前に利き足を踏まれた直後であまり足に力が入っていなかった」こともあり、代わってキッカーに立ったFWルーカスは落ち着いて右足で、ゴール左下に決めて試合を振り出しに戻す。

後半、なんとしても点が欲しいG大阪は中盤の構成をボックス型ではなく、ダイヤモンド型に。MF遠藤保仁を1ボランチに据え、右にMF橋本英郎、左にFWルーカス、トップ下にMF二川を置き、より前がかりの布陣を敷く。これにより前半は今ひとつ攻撃に絡み切れていなかったMF二川がシュートシーンに顔を出す回数こそ増えた。それでも相変わらず河南の堅守をこじ開けることが出来ない。8分には再びMFルーカスの縦パスを受けたFWチョ・ジェジンが豪快なシュートを放つも、今度はクロスバーに嫌われてしまう。だが、ホームで是が非でも勝点3が欲しいG大阪は、攻撃の姿勢を崩さず。前半より高めにポジションを取ったMF橋本も含めて、攻撃にかかる枚数を増やしながら河南ゴールを攻め立てる。しかし河南DF陣の集中力も途切れない。
そこで状況を打開するべく西野朗監督が動き、69分にはDF下平匠に代えてDF安田理大、FWペドロ・ジュニオールに代えてFWゼ・カルロスを初めてピッチに送り込む。そのFWゼは食事制限などもしながら大幅に減量し、ほぼベスト体重に戻したことでコンディションも上向きにあるのだろう。初のお目見えとなるホーム・万博記念競技場で開始からアグレッシブなプレーを魅せ、スタンドをどよめかせる。ただし、人を代えても、なかなか前線へとボールが入れられない。84分には更にMF橋本に代えてMF佐々木勇人を投入し、攻撃の糸口を見出そうとするが、個のコンディションは決して悪くはないものの、『組織』となった際に迫力の感じられる攻撃はなかなか仕掛けることができず。

ロスタイム3分を含めて、河南ゴールをこじ開けられなかったG大阪。但し、一方で調整が遅れていたFWゼ・カルロスやFWペドロ・ジュニオールの戦列復帰など、プラス材料も。また「内容が悪くはないだけに、あまり考える時間がなく次から次へと試合がきたほうがうまく切り替えられる。とりあえず今の時期はやり続けることが大事。シンプルに考えればいいし、悩むこともないと思う」とDF加地は言う。もちろん、いろんな意味で『白星』がもたらすプラス効果を思えばこそ、サポーターも含めて「次こそ白星を」と誰もが欲していることは間違いないが。

以上

2010.03.11 Reported by 高村美砂
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