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【2010シーズンスタート!:東京Vキャンプレポート】2月10日(水)宮崎キャンプ終了!若手が育ち、チームの底上げができた1週間に(10.02.11)

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今年もJ's GOALでは、全クラブのキャンプ取材を実施します。
レポートに加えて、動画でトレーニングの様子や、選手の生の声をお届けする予定です。監督はもちろん、気になるあの新加入選手のインタビューなど、2月下旬までの間、取材をしていきますので、お楽しみに!

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宮崎キャンプ最終日を迎えた東京Vは、総仕上げとして宮崎産業経営大学との練習試合(45分×2本)を行った。

両センターバックに高橋祥平、飯田真輝が入った以外は、徳島戦と同じメンバー、布陣でスタートする。大学生が相手だったこともあり、立ち上がりからボールを回しながら優勢にゲームを進めると、9分に挙げた飯尾一慶のゴールを皮切りに、20分に再び飯尾、34分には自ら奪ったPKを高木俊幸、とコンスタントに点を重ねた東京Vが圧倒した。
2本目は、小林祐希(東京Vユース)と1本目の途中から出場したGK柴崎貴広以外はメンバーを全員入れ替えた。「2本目に出た中でプレーの質が上がった選手が結構いた」という試合後の川勝良一監督の言葉が象徴するように、富所悠がハットトリックを決める活躍を見せるなど、戦況は1本目以上に一方的な展開になった。

6日横浜FM戦、8日徳島戦を経た中で出た、「ペナルティボックスに入ってからどうするのか」がこの試合では大きな課題として掲げられていたが、「ボックス内に何回も入って崩せていた。横浜FM戦では見られたのに徳島戦では消えてしまったボックス内でのアイデアも今日は見られた。シュート数もかなり増えたし、予想以上に良い内容だった。大学生が相手だとしても、45分で3点以上取るのは大変なこと。技術レベルを落とさずに最後までできたことは大きい」と、川勝監督も選手たちの頑張りを誉めた。

内容の伴う大勝で今キャンプを締めくくった東京V。当然、課題も収穫もあったが、最も大きかったのが、このレポートでも連日綴ってきた『若手の台頭』だろう。特に、現時点で2種登録となっている高木善朗、小林祐希の急成長ぶりは明らかだった。本人たちも「去年1年分の収穫をこの1週間でしてしまったというぐらい濃く、自分にとってためになるものでした」(小林)、「最初はかなり緊張しましたが、徐々に自分を出せるようになってきたと思います」(高木善)と、手応えを口にしている。その充実ぶりは、何よりも表情の変化が物語っていた。
また、新しく入った菊岡拓朗、阿部拓馬らもそれぞれの特長を発揮し、チームの戦力として生きているのも明るい材料だ。この先、さらにフィットしていくことだろう。
「1週間、あっという間だった。あともう1週間ぐらいはやりたかったなぁ」と、指揮官は残念そうながら、満足そうに笑みを浮かべ、宮崎をあとにした。

<キャンプを終えての監督・選手コメント>
●川勝良一監督
「チーム全体が、本当に意欲的にやってくれた。ミーティングも真剣に聞いているし、こちらの要求を必死に理解しようとしているのがわかる。実際ピッチに出て、例えばミスをしてしまったとしても、気持ちをすぐに切り替えて、そのミスを帳消しにするぐらいの活躍をしようと懸命になっているのが、プレーから伝わってくる。土屋(征夫)を中心にみんなとても仲が良いが、ただ楽しいだけではなく、厳しくしなければいけないところは厳しく、という良い環境でやれて、この1週間でみんなものすごく変わった」

●土屋征夫選手
「今年のチームはみんな仲が良い。若い選手も意識を高く持ってやってくれている。監督は、『まとまる』ということの重要さを常に言っている人で、それをみんながちゃんと理解できてきた。
このキャンプで積み上げてきたところに、またこれから戦術や細かい部分を入れていくので、まだまだこれからですね。あと1カ月もあるし、とにかくみんなで力を『結集』させて頑張るだけです」

●飯尾一慶選手
「たくさん試合もやったし、みんなで一生懸命走って、パスで崩していこうという戦い方もできていたし良かった。個人的にも点も決められたし(この日の試合でも2得点)、良いキャンプだったと思います。若い選手もよくやっている。僕も、抜かれないようにもっと頑張ります」

●高木善朗選手(東京Vユース)
「本当に連れてきてもらえて良かったです。充実した1週間でした。やっぱり、横浜FMとの試合が一番緊張しました。当たりが激しく、背負ってプレーすることができなかった。さすがJ1だと実感しました。
僕は、チームで一番若いので、誰よりも走ろうと意識していました。ただ、このキャンプでの練習試合中、走る、ボールに絡むという部分はだいぶできるようになったと思いますが、3試合に出て点を決められなかった。僕は、点を取れる選手になりたいので、ユースでももっともっと練習して、早くトップチームの戦力になれるように頑張りたいです」

●小林祐希選手(東京Vユース)
「去年1年分の収穫を、この1週間でしちゃったというぐらい濃く、充実したキャンプでした。(周りが評価してくれて)うれしいですが、個人的には納得いっていないですし、今日も失点に絡んでしまったのでまだまだです。技術的なところでミスをしない選手になりたいと思っています。
このキャンプで、ようやく『人のために走ること』の本当の大切さを知りました。僕が一生懸命やれば、それを見て周りの選手も僕のために走ってくれる。子どものころからずっと言われていたのですが、この歳で初めてわかった。それに気付けただけでも成長できたと思います。すごくキツいですが、今、本当にサッカーをやっていて楽しいです。ここで学んだ経験を、ユースの仲間にもしっかりと伝えていきたいです」

●高野光司選手(東京Vユース)
「今まで世界大会に出たりもしましたが、ジュニアユースからヴェルディに入ってトップを目指している自分にとっては、このキャンプに参加したことのほうが代表よりも緊張しました。トレーニングは必死になってやりましたが、周りの先輩たちのレベルが高く、まだまだだと実感しました。ただ、楽しかったし本当に良い経験でした。
収穫は、徐々にですが積極的に自分のプレーを出せるようになったことです。あとは、トップチーム昇格を目指すにあたって、川勝さんの目指すサッカーがどういうものなのか、ユースだけでやっていた時よりもはるかに身近で感じることができたことです。これからの方向性がわかったので、それに対応できるようにこれからもさらに頑張りたいと思います」

以上

J's GOALでは2010年も全クラブキャンプ取材を実施します!

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2010.02.11 Reported by 上岡真里江
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