1月22日(金)、静岡市内のホテルセンチュリー静岡にて、清水エスパルスの新体制発表記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下の通りです。
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●小野伸二選手:
「清水の関係者の皆さんには、自分を清水に入れていただき、感謝しています。本当にありがとうございました。まあコメントといっても、自分が生まれ育った日本に帰ってきただけなので、それも静岡ということで、非常に自分としてはやりがいがあります。多くの期待が皆さんから寄せられているので、それだけプレッシャーもありますが、30歳…男はこれからだというところを、みんなに見せられればいいなと思っています。エスパルスも、サッカー王国静岡と呼ぶのにふさわしいチームになれるように、今年1年精一杯チームのために頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」
Q:いくつかの選択肢があった中で、その中でエスパルス加入を選んだ決め手は?
「単純に、本当に清水でプレーしたいという気持ちで、清水を選びました」
Q:静岡、地元への強い想いという部分を聞かせていただけないでしょうか?
「高校生まで静岡で育てていただいて、高校を卒業してプロに入るときに埼玉のほうに行ってしまったので、清水の人たちには恩返しという意味で、清水に在籍している間に全力を尽くしていきたいと本当に思っています」
Q:小野選手から観た現在の清水の印象を教えてください。
「一人一人の力というのは、すごくレベルが高くて、日本一と言ってもいいような技術者が揃っていると思うので、そういう選手たちと一緒に良いハーモニーを奏でられればいいなと思っています」
Q:日本代表への復帰、4回目のワールドカップ出場に対して、現時点でどのような想いを持っていますか。
「現時点では、とにかくエスパルスで一日一日を大事にして、1試合1試合に参加していかなければ、その道というのも出てこないと思いますし、自分としては可能性があるかぎり、その夢に向かって突き進んでいきたいと思っています」
Q:ご自分がエスパルスで果たすべき役割という面では、どのようなことを考えているでしょうか?
「昨シーズンは6試合を残して首位に立ったところから失速したということで、そういうところで精神的にもみんなの支えになれるように、そこからもう一度チームを引っ張っていけるように、そんなチームリーダー的な存在になれればいいと思っています」
Q:プロに入って12年になりますが、エスパルスというチームは常に意識していましたか?
「そうですね。試合結果を見るときも清水の名前はすぐ目につきますし、そういう意味では頭の中にずっとありました。今回、清水に加入できたことについては、清水の関係者の皆さんに本当に感謝しています」
Q:30歳というタイミングで日本に帰ってこられたことについて、また背番号30になったことについても、コメントいただければと思います。
「30歳だから帰ってきたということでもないんですけど、日本のシーズンとヨーロッパのシーズンが違うことも含めて、このタイミングがベストだなと考えて、この移籍が成立したと思います。30番というのは…いろんな選手が番号を気にすると思いますし、その中で空いている番号ということで30番が空いてましたし、30歳ということもあったので、30番をつけました」
Q:ボーフムでもコンディションが上がって試合に出るようになって、その中でも国内復帰を決断したいちばん大きな理由は?
「まあ…タイミングです。この時期がいちばん良いタイミングだと思ったので、それだけです。ヨーロッパのシーズンが終わってからだと6月を過ぎてしまうので、清水がスタートする第1日目から自分も参加して、チーム作りに関わりたいと思ったので」
Q:それはエスパルスだからということもあったのでしょうか? たとえば他の国内クラブであれば、このタイミングで戻ってきたのか。そのあたりはいかがでしょうか。
「もちろん、清水だからこのタイミングで戻ってきました」
Q:早川巌社長にお聞きしたいのですが、エスパルスがこの何年か安定した上位の成績を残してきた中で、このタイミングで小野選手獲得に至ったというのは、それを決断された大きなきっかけはあったのでしょうか?
「(早川巌社長)獲得に乗り出したというよりも、彼が高校を卒業するところからの12年間という関係の中で、ずっと清水に来てほしいという気持ちがありました。ただボーフムで活躍されていたので、難しくなってしまったかなと自分では思っていましたが、むしろ小野くんが、体調が良くなった今だから、清水に考え、皆さんに恩返ししたいと言ってくれました。むしろ小野くんのほうからお話しをいただいたようなところがあって、私の決断というよりは、小野くんの強い想いがあって、関係者の皆さんと話を詰めてもらって、最終的には小野くんの決断で来ていただいたという経緯です」
Q:再び小野選手へ、エスパルスでプレーするに当たっての個人的な課題は?
「いろんな課題がたくさんあると思うし、(長谷川)健太監督の下でいろんなことを吸収して、まず学ぶことから始めなければいけないと思っているので、そこからですね。課題はたくさんあると思います」
Q:小野伸二のキャリアは、ケガとの闘いでもあったと思いますが、現在のケガの状況を含めたコンディション面はいかがでしょうか?
「ケガの状況に関しては、昨日もメディカルチェックを行なって何も問題なかったですし、コンディションは万全だと思います。万全といっても、始まる前から万全というのはおかしいいんですけど、25日のスタートからしっかりと皆さんとトレーニングができる状況にあると思っています」
Q:30歳現在、ご自分がプレイヤーとしてどんな段階にさしかかっていると感じていますか?
「自分の現状としては、ここからスタートかなと。もう一度新人のときのような気持ちを思い出して、常にサッカーに貪欲に、サッカーのことだけを考えてやっていく姿勢でいます」
以上
★清水:新体制発表会見
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