1月16日、宇都宮市のショッピングモール・ベルモールにて栃木の新体制発表会見が行われました。席上での質疑応答は以下の通りです。
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Q:新加入選手のセールスポイント、そして期待するプレーを教えてください。
●松田浩監督
「廣瀬選手には2年前、神戸を率いた時に(天皇杯の鳥栖戦で)痛い目にあっています。得点感覚に優れ、これまでのチームにはいないゴール前でのアラートさ、スピード、裏に抜けるプレーを持った選手なので期待しています。
高木選手は一言で言えば、ポスト河原です。昨年は河原が頑張ってくれましたが、それを十分にカバーしてくれる戦力だと思います。経験豊富なところをチームに活かしてもらいたいですね。色々なポジションでアタックができるし、アシストもできるし、いいセットプレーも蹴るので、そのあたりに期待しています。
林選手は僕とは福岡で一緒にやっていて、その頃はU−19の日本代表に選ばれました。本人が言ったように体を張るプレーが得意ですし、そこから突破していくプレー、あとは上手くスピード系の選手と組むと特徴が発揮されると思います。
杉本選手は練習生として我々の練習にも練習試合にもたくさん参加してもらいました。適応能力が非常に高いです。どのポジションをやってもすぐに適応して、自分の力を発揮してくれます。体が小さいですが、大きな選手にも対応する術を知っている選手だなと思います。攻撃の選手として期待しています。
橋本選手は先程も言いましたが、DFラインに比較的高さがないので、パワープレーを仕掛けられると不安もありました。彼がいることで相手はパワープレーを仕掛けにくくなるでしょうし、浦和とは昨年、練習試合をたくさんやり、注目してきた選手。今回はうちの力になってくれると思います。
船山選手は関東大学リーグでは一番得点を取りました。それだけ得点能力が高く、得点感覚を持った選手です。流通経済大学は大学ナンバー1のチームで、そこで中心選手だったので、クオリティに期待しています。
飯田選手は一昨年、栃木に所属していました。私は一緒に仕事をしていませんが、うちのチームは昨年の終盤に柴崎が頭角を現しました。3人とも非常に近いレベルにあるので、切磋琢磨して、チャンスを活かしてもらいたいと思います。また、一回外に出たということは経験を積んでいると思うので、そういうことも活かして頑張ってもらいたいと思います。
那須川選手は本人も言っていたように、キックの精度が一番の持ち味です。実は昨年、レオナルドを獲得する時に試合を見ています。昨年のリーグ戦の序盤にはかなり試合に出ていて、実力を持った選手で、守備面も頑張っている印象があります。
小野寺選手は杉本選手と同じく、練習生として参加もらいました。一見すると体が大きくなく大人しく見えますが、芯が強く、当たりにも強いです。守備の方も十分にできる印象があります。ただし、一番の特徴は攻撃の時のパスにセンスがあるなと感じます。大学時代は彼のパスを杉本選手が受けて、杉本選手がシュートを決めるという形がありましたし、実際に僕も目の前で見たことがあります。
宇佐美選手は一番の特徴は身体能力の高さだと思います、サイドバックなのでアップダウンできる持久力もそうですけども、ジャンプ力など瞬発的なパワーも兼ね備えている選手ではないかなと。テクニックもしっかりしています。僕が目指すサッカーではサイドバックが攻撃の起点になるので、そこでテクニックがしっかりしていてパスが出せるのは大事になります。しっかりやってくれると思います」
Q:各選手に目指す選手とその理由をお願いします。
●廣瀬浩二選手:
「三浦知良選手(横浜FC)です。日本のサッカーをここまで盛り上げてくれましたし、小さい頃からテレビで見ていて、今も現役でプレーされています。試合前にも一声掛けてくれたりと憧れる部分が多いです」
●高木和正選手:
「中村俊輔選手(RCDエスパニョール)です。自分はドリブルをするタイプなので、常にテレビではパスなどを勉強しています」
●林祐征選手:
「クリスチャン・ビエリ(元イタリア代表)です。体をガツガツ活かすプレーが好きです」
●杉本真選手:
「小野伸二選手(清水)です。昔からテレビで見ていました。見ていて楽しいですし、センスがあるなと感じていて、そういうプレーができればいいなと感じています」
●橋本真人選手:
「闘莉王選手(名古屋)です。間近でプレーしていたので、自分の中で超えたい選手です」
●船山貴之選手;
「ルーニー選手(マンチェスター・ユナイテッド)です。全てにおいて強いので、見習うべき点が多いと思います」
●飯田健巳選手:
「三浦知良選手です。昨年1年間、一緒にやらして頂き、サッカーへの姿勢や熱意が勉強になったので、そういう選手になっていきたいと思います」
●那須川将大選手:
「三浦知良選手(横浜FC)です。小さい頃からの憧れです。僕も現役にこだわり続けていきたいので憧れています」
●小野寺達也選手:
「バルセロナのシャビ選手です。ボールの持ち方などが勉強になります」
●宇佐美宏和選手:
「カフー選手(元ブラジル代表)です。何回もサイドラインを駆け上がるプレーが好きです」
Q:新体制のチーム作りをおうかがいできればと思います。
●松田浩監督
「先程も言いましたが、とにかく得点力アップですね。FWの選手はほとんど入れ替わりました。そこはどうしても人が代わらないと変わらない部分があると思いました。そこで、いろんなタイプの選手を入れました。
点を取ることに関しては昨年と同じです。シュート数は少なくないですし、決定機の数も相当上にランクしています。ただし、そこでの決定力が悪く、決定力はダントツの18位でした。基本的には同じような戦い方です。精度を上げて、最後に決めるべき人が決めるべきチャンスで決めれば、試合が優位に展開できます。そこを補強選手にはとにかく期待したいです。
守備に関しても被シュート数、被決定率はリーグ4位に挙がるほどシュートは打たれていないし、チャンスを作られていない。ただし、決められていますが。シュートを打たせないように、高い位置でボールを奪う守備組織は構築されていると感じています。あとは得点力が上がれば、後の集中力が上がり、焦ってバランスを崩して失点することもなくなると思います。得点を取るところと、取られるところ以外は変えるつもりはありません。昨年からの土台作りは順調に進んだと思うので、あとは得点を取る人が出てくること。そして、その中で安定した試合運びだとか、先程も言いましたが、そう上手くいかないのがサッカーですが、内容が悪くても勝つのが本当に強いチームです。そのためには、瞬間瞬間にゲームの流れを読んで、判断して、対応してプレーする選手の質が大事になります。
それと戦いですから敵と肌を合わせた時に、こいつら強いそうだな、難しそうだなとか、相手の嫌なことをするなと思わせることで試合の流れを作ってほしいです。まずは強いメンタルで戦うことを外さず、ゲーム運びを身に付ける必要があると思います。そのあたりを今回の新加入選手には期待しています」
Q:昇格というお話がありましたが、そのために達成すべき数字面での目標はありますか?
●松田浩監督
「具体的な数字はありません。計算通りにいかないのがサッカーですから。ただし、昨年はホームでの勝星が少なすぎたので、やはりホームで本当に負けないこと、ホームアドバンテージをしっかりと出せるチームになりたいと思います。何勝何敗とかはではなく、一戦を大事に、目の前の試合のために、とにかく全力を出して勝ちにいきたいです。そして、その試合が終わった後に次の試合のことを考える。一戦必勝で戦い続けることが上位進出、昇格に繋がっていくと思います。
具体的な数字はないですが、そういう気持ちで戦います。その延長線上に昇格があると思っています」
Q:今日は欠席のリカルド・ロボ選手の特徴などについて教えてください。
●松田浩監督
「とにかく今回、日本人選手でも素晴らしい攻撃陣の選手を補強できました。でも、やはりどうしてもブラジル人しか持っていない部分があります。これはJ1、J2どこのチームでも外国人ストライカーの当たり外れが、そのまま成績に現れてくるくらい重要性が高いと思っています。
とにかく一番の課題が得点力不足ですから、ブラジル人ストライカーの獲得を最初から僕はお願いしていました。その中で候補に挙がってきたのが、リカルド・ロボという選手です。
今はブラジルのサンタカタリーナ州にあるチームでプレーしています。年齢は25歳と若いですし、脂が乗っています。身長は177cmで、ちょっとがっちりしています。ポストプレーも体を張ってできるし、突破力もあります。左右からいいシュートが打てるし、ミドルレンジからも打てます。ゴールを意識したプレーが一番の決め手です。とんでもなく背が高いわけではなく、逆にジュニーニョ(川崎F)のように小さくてスピードタイプでもなく、なんとなくバランスの取れた選手ですね。戦える選手というイメージがあり、ハードワークができます。精神的な部分でリーダーとして得点力アップに貢献してほしいです」
以上
★栃木:新体制発表会見でのコメント
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