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【J1:第33節 横浜FM vs 清水】レポート:横浜FMがホーム最終戦をスーパーゴール2発で締める。清水は健闘空しく泥沼の5連敗。(09.11.30)

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11月29日(日) 2009 J1リーグ戦 第33節
横浜FM 2 - 0 清水 (13:00/日産ス/30,985人)
得点者:75' 小椋祥平(横浜FM)、89' 栗原勇蔵(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch308 11/30(月)16:45〜(解説:山本昌邦、実況:西岡明彦)
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「ホーム最終戦なので、終わりよければすべて良しじゃないけど、気持ちよく勝ちたい」
試合前、横浜F・マリノスの栗原勇蔵はそう誓っていた。それを自らが、有言実行したのである。

89分、本来DFの栗原は足をつった影響で、試合終盤に金根煥とポジションを交代し、前線に張っていた。すると、味方のクリアボールをゴール手前30m付近から直接シュート。豪快なスーパーミドルがネット左隅に突き刺さる。これがチームの2点目に。先制点も、小椋祥平がJ1初得点を決めたこともあり、試合後のホーム最終戦のセレモニーを、笑顔で迎えることができた。

ただ、試合内容自体は、清水エスパルスの方が上回っていたといえる。後半途中まで、清水が一方的に攻め込んでいた。それは、CKの数を見ても分かる。横浜FMの「1本」に対し、清水は「9本」だったのだ。清水は前線からのプレッシャーが鋭く、高い位置でのボール奪取に成功。センターバック・岩下敬輔のラインコントロールも素晴らしく、敵の点取り屋・渡邉千真にほとんど仕事をさせない。攻撃ではサイドハーフの右・藤本淳吾、左・兵働昭弘が起点となり、両サイドバックがタイミング良いオーバーラップを仕掛ける。前半だけで右DF市川大祐は、4本のクロスを上げていた。

後半に入っても清水の勢いは衰えず。前半以上にセカンドボールを拾い、圧力をかける。逆に横浜FMは、耐え凌ぐ時間帯が続いた。それでも「DFとGKが、本当に集中して守ってくれた」(河合竜二)ため、左右から飛び交う敵のクロスを、跳ね返し続ける。また、「清水はサイド攻撃ばかりだったので、抑えやすいと言えば抑えやすかった」(榎本哲也)ことも、完封できた遠因だろう。「サイド攻撃ばかりになってしまったのが反省点です」清水の本田拓也も、それを課題に挙げていた。

試合は75分に、途中出場の小椋が技ありループシュートを沈め、横浜FMが先制。その直後の77分。同じく後半に投入された清水・枝村匠馬が、立て続けに2本のシュートを放ち、相手ゴールを脅かす。だが、ここから清水の出足が鈍ってしまう。そして栗原の加点を許し、終了のホイッスルを聞いた。

試合後、清水サポーターからはブーイングの嵐が。それも無理はない。清水はこれでリーグ戦5連敗。しかも3試合連続無得点という結果も痛い。しかし、前述のように内容は決して悪くない。きっかけさえ掴めば、勝利の女神は微笑むはず。また、天皇杯・準々決勝を睨むと、エース岡崎慎司の復調が待たれる。

横浜FMは最終節・モンテディオ山形戦を前に、今シーズンの順位が10位に確定。そのため、木村浩吉監督は「次は若い選手を先発させたいという気持ちがある」と、自身の横浜FMでのラストマッチに臨む。果たしてどんな顔ぶれとなるのか、楽しみだ。選手にとっては、次戦が木村監督との惜別のゲーム。この日の「内容は褒められたものじゃない」(中澤佑二)だけに、最後は内容も伴った白星を監督へ贈りたい。

以上

2009.11.30 Reported by 小林智明(インサイド)
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