11月28日（土） 2009 J2リーグ戦 第50節
岡山 0 - 1 甲府　（17:03／岡山／8,532人）
得点者：62' 松橋優（甲府）
スカパー！再放送 Ch182 11/30（月）05:30〜（解説：佐藤慶明、実況：川崎祐一、リポーター：守口香織）
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●手塚聡監督（岡山）：

「予想していたような展開に持ち込めて、ある意味、一番気をつけないといけないところでやられてしまったなと。ただ、前半から選手も集中して、ここ最近では一番ボールが動いて、攻撃の形が何度も出来た。甲府の守備は固くて、判断が遅れたり、パスのスピードが弱かったりというところで、防がれて点がとれなかったというゲームでした。以上です」

Q：後半はどのような指示を出されたのでしょうか。
「攻撃に関しては、もうワンテンポ早めに、クロスやシュート、ラストパスを、ということを伝えました。サイドを起点にして、ちょっと時間をかけすぎて中が厚くなりすぎているところがあったので、奪った後は同サイドを突破していくのか、早くサイドを変えるか、そういう判断を早くしようと言いました。シンプルにリズムのいい攻撃が出来ているので、オーバーラップした選手や飛び出しの選手をフェイクで使ったりではなくて、自分たちのリズムをもっと良くしようと。守備に関してはロングボールに対するセカンドボールを拾うことと、2列目から飛び出していく選手のボランチとセンターバックの受け渡しのところをケアしていこうということです」

Q：今日はホーム最終戦で、ゲーム終了後にはセレモニーも行われました。どんな気持ちでしたか。
「あー本当にやめるんだなあと思いました。2年前、地域リーグでの12月1日、熊谷で、去年が12月4日、富山で。もっと前のような感覚があるんですが、その年その年の目標に向かって、2度昇格することができて。今日は試合が終わって寒い中、大勢の方が残って声を掛けてもらったのがうれしかったです」

Q：今シーズンを振り返って。
「第1クールは引き分けからスタートして、どちらかというと守りきって、攻撃はペナルティーエリアまで入っていけない試合が多かったんですけど、そこから11節に初めて勝って、その後に攻撃のことを守備にプラスする段階になって。個の力でやられたり、チームのコンセプトが少しずつ緩んだこともあったと思います。第2クールに連敗した後、スピーディにボールが動くようになって、自分としては第2クール最終の小瀬でやった甲府戦がベストゲームだと言っていいんじゃないかと思っています。その後、熊本戦で初めて連勝して、少しずつ確立していったものが、西野（晃平）、澤口（雅彦）が抜けて少し歯車が狂って。もちろんそこは長いリーグ戦で、誰か抜けて機能しなくなることではいけないんですが。チームとしてよくなったことを感じながら、2人が抜けたことは現実には痛かったです」

Q：これからファジアーノが強くなるために必要なものは何だと思われますか。
「クラブとしてのしっかりとした方向性を持っていると思いますし、ドラマチックにいきなり来シーズンから変わるものではないと思いますし、そういうところがブレずに積み重ねていくこと、経験、時が過ぎるのは平等なんで、選手も指導者も入れ替わる中で、積み重ねていけるものがあれば、継続していくことが一番大切だと思います」

以上