11月28日（土） 2009 J1リーグ戦 第33節
磐田 0 - 1 広島　（14:05／ヤマハ／14,486人）
得点者：22' 佐藤寿人（広島）
スカパー！再放送 Ch183 12/1（火）20:30〜（解説：金田喜稔、実況：佐藤文康、リポーター：石川葉子）
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●ペトロヴィッチ監督（広島）：

「両チームとも、今日は素晴らしいゲームをしたと思う。われわれが勝利できたのは、われわれのほうがより強い気持ちで勝利を目指して戦った結果だったと思う。押し込まれるシーンもあったが、磐田に決定的なチャンスを作らせた場面は、少なかったと思う。われわれは狙い通りのディフェンスをしたところから、ボールを奪って切り替え早くカウンターを仕掛けて、いくつか決定的なシーンを作れた。
われわれは今シーズン数多くのケガ人を抱える中で、ここまで良い試合と良い結果を出せていることに関しては、私自身、今日もあらためて選手をほめたいと思うし、選手に感謝したい。われわれは、この試合で4位という順位になったが、次の京都戦で最後の最後まで4位という順位を実現するために、最後の1秒まで全力で戦っていきたい」

Q：森脇選手のケガの状態を教えてください。
「ドクターの今のところの診断では、膝の内側靱帯に損傷がみられるという報告を受けている。今の段階では詳しいことはわからない」

Q：今日は柏木選手が中盤の底で起用しましたが、その狙いとプレーの評価は？
「得点の場面の（佐藤）寿人へのパスがそうだったように、彼が中盤の底から良いパスを前に供給するという意味で、ボランチのポジションでプレーさせた。素晴らしいプレーをしたと思う。私としては、今日のプレーはフィンケさんに見せるために良いプレーをしたのではなく、われわれの勝利のためにプレーしてくれたと思っている（笑）」

Q：森崎浩司選手と李忠成選手を45分ずつ使いましたが、その順番も含めて意図を教えてください。
「われわれは長い間一緒にトレーニングを重ねてきたチームであり、共通理解の下にみんなが連動しているチーム。浩司は長い間戦列を離れていたが、かみ合わせとしては浩司のほうがうまく機能するのではないかということで、浩司を先発で使った。後半に入って忠成を使ったが、若干周りとの連係がうまくいってないと感じなくもなかった。しかし、どの選手がうちに来たとしても、うちのチームに馴染んでいくには長い時間が必要だと思う。彼は良い選手だが、時間というのは必要だと思う。
今日の勝利は（勝点）3ポイントではなく、われわれにとっては6ポイントだと思う。長い間プレーできていなかった浩司が、今日は先発で出場することができた。その意味では、今日はダブルの勝利だったと思うし、クラブにとって大きな勝利だったと思う。
浩司に関しては1年ほどプレーしていない時期があった、イリア（ストヤノフ）もミキッチも3カ月、青山に関しては1.5カ月、森崎和もシーズン途中で長い間離脱していた。そうした選手たちがシーズンを通してコンスタントにプレーできているような状況であったら、われわれのチームはどういったシーズンになったか、想像するだけでワクワクすると思う。そうした難しい状況にありながら、今のところ4位という成績をあげられていることは、素晴らしいと思う。GKの中林に関しても、今シーズン初めてJ1の舞台で戦っているが、そうした選手たちと共に、今この順位にいるということは素晴らしいとしか言いようがない。私にとっては、サンフレッチェは他のチームに大きな差をつけて1位だと思っている」

Q：後半の途中で磐田・中山雅史選手が入ってスタジアムの雰囲気が変わりました。中山選手が入ってからの磐田の攻めをどのように感じましたか？
「中山選手は、ベテランだが今でもゴールに迫れる危険な選手であることを示したと思う。2回ほどヘディングでシュートを打ったシーンがあったと思うが、ラッキーがあれば、彼はゴールできたかもしれない。今日のゲームでも、彼が良い選手であることを見せていたと思う」

以上