今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第49節 富山 vs 徳島】プレビュー:充実のシーズンを美しく締め括りたい両者。富山の命題は3カ月半ぶりの地元勝利。徳島には6位浮上の可能性(09.11.22)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月22日(日)J2 第49節 富山 vs 徳島(16:00KICK OFF/富山
スカパー!生中継 Ch184 15:50〜(解説:安井孝志、実況:牧内直哉、リポーター:豊田麻衣)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
★スカパー!×ELGOLAZO×J's GOAL J2シーズン表彰2009★
----------

長いJ2リーグ戦も残り3試合となった。富山はJ2初年ながら13位に頑張り、徳島は7位につけて3年連続の最下位から躍進。ともに今季の評価を揺るぎないものにしている。だからこそ、締めくくり方にこだわりたい。チームの集大成を披露し、サポーターに勝利を届けるため、プロフェッショナルとしての意地をぶつけ合う一戦だ。

富山は楚輪博監督が来季も指揮を執ることが決まり、18日に発表した。同日、徳島もJFL大塚製薬の時代からプレーするMF片岡功二の引退など選手4人が今季限りでチームを去ることを公表。来季に向けた動きが目立ってきた。残り試合に集中し、モチベーションを高く保って戦えるかどうかも勝負を左右する要件だろう。楚輪監督は「今、言えることは今季の残り3試合、サポーターの皆さんのためにも、最後までしっかり戦う姿を見せたいということ」とコメントしている。

その点、両チームには明確な目標がある。今後の勝敗によって、富山は10−14位、徳島が6−9位と最終順位が大きく変動する余地を残しているのだ。富山のMF朝日大輔は「残りの3試合を勝って終わるのと、負けて終わるのでは大きな違いがある。勝って一つでも上の順位を目指したい」と話す。
さらに富山には、ホームゲームでの勝利という大目標がある。今季ここまでの14勝のうちホームでは5勝。地元開催だった10月11日の天皇杯2回戦(岡山に0−0、PK戦勝ち)で勝っているものの、J2リーグ戦では8月2日の第31節・湘南戦(1−0)から約3カ月半にわたりホーム白星がない。「サポーターのためにも結果を残したい」(GK中川雄二)とチームの士気は高い。

第3クールに入ってからの戦績は富山が2勝3分9敗、徳島が5勝4分5敗。ともに伸び悩んだが、守備面では明暗が分かれている。最近10試合の失点は富山18、徳島3。富山はJ2リーグ戦13試合連続して失点しており、徳島は第32節の前回の富山戦(1−2)以降は複数失点した試合がない。
富山は6試合勝ちがなく、守りからリズムをつかむ本来の姿を取り戻さなければならない。11月8日の前節・札幌戦(1−1)、11日の天皇杯3回戦のJ1川崎F戦(1−3)に照準を合わせ、リトリートして自陣にしっかり守備ブロックを作る戦術で再起を図った。楚輪監督も一定の成果を認めている。加えて攻撃力を増すために、20日の練習ではツートップのポジショニングなどを確認した。ボールを奪ってからの素早い切り替えで得点を狙う。
天皇杯での川崎Fとの対戦は「レベルの違いを実感してカルチャーショックだった。日々努力しなければならないと思った」とFW石田英之。チーム全体に与えた刺激は小さくないようで、19日の紅白戦では雨中にもかかわらず、ミスの少ない引き締まった攻防をみせていた。充実したトレーニングができたようだ。石田は「『意地でも勝つ』というシーズン最初のころの気持ちで戦いたい」と話した。

対する徳島について、楚輪監督は「(第2クールの対戦時と比べ)攻守の切り替えがうまくいっている。前線の3人(FW羽地登志晃、MF徳重隆明、MF柿谷曜一朗)、ボランチの2人(MF倉貫一毅、青山隼)など選手の役割分担がはっきりしている印象をうけた」と話す。攻撃では3試合無得点が続いているが、前節の鳥栖戦(0−1)でも決定機を数多く作っていた。強みとしている守りの面で、青山の出場停止の影響がどう出るかがポイントのひとつ。次節がホーム今季最終戦となるだけに、勝って帰りたいところだ。

以上


2009.11.21 Reported by 赤壁逸朗
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】