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【AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ 香港 vs 日本】岡田 武史監督(日本)記者会見コメント(09.11.18)

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11月18日(水) AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ
香港 0 - 4 日本 (19:30/香港/13,254人)
得点者:32' 長谷部誠(日本)、74' 佐藤寿人(日本)、84' 中村俊輔(日本)、90+1' 岡崎慎司(日本)
日本代表特設サイト
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●岡田 武史監督(日本):

「今日は立ち上がりから決して悪くないプレーをしていたと思います。しかしそれ以上に香港がすばらしいプレーでファイトしていたと思います。シュートを決めるという事以外は、我々も決して悪くなかった。
こういう展開の時には1本のフィニッシュでやられるという事があるところを、本当に全員が慌てたり焦れることなくしっかりとプレーをして、また攻め急ぐ事もなく、そして最後まで攻め続けてくれました。そういう意味で私にとって6-0の第一戦よりもずっといい試合だったと思います。
今年最後の試合を内容の濃い試合で終われたと言う事は満足してます。これも香港チームのすばらしいファイトのおかげだと思っています」

Q:昨日の会見で、南アフリカ戦では6〜7割だったとおっしゃっていましたが、この香港戦ではいかがでしたか?それでも足りない何割かがなんなのか、教えていただけますか?

「最初に言いました通り、今日の試合を通してコンセプトの面から非常によくできていたと思います。7〜8割まで行っていたと思います。ただ、やはり最後のシュートを決めるところ。ラストパスの精度というか、タイミングですね。無理なタイミングでのごり押しがあったかなと。それと焦れていないといいつつも、無理なサイドチェンジがあった。そういうところはどうしても試合だとあると思いますが、これからもっと精度を上げて行きたい。ただ、南ア戦に比べてプレッシャーも全ての面でワンランク上のプレーをしていたと思います」

Q:前半の20分くらいに内田選手からのクロスに対し、岡崎がトラップして決め切れなかったんですが、ああいうところを(埋めるべき点として)意味しているんでしょうか?

「あれだけではなくて、ゴールの中からかき出されたのが3回くらいあったんですが、要するに決定的な形になった時に、GKのファインセーブはありますが、それを打ち破らなければならない。その辺の感覚は練習するしかないので、選手には今日のシーンを編集して送るので、練習してほしいと。同じシーンを練習してほしいと、いう風に伝えています」

Q:以前の試合でコンセプトにこだわりすぎるんじゃないかという指摘があったときに、今の段階ではこれで良いとおっしゃっていたんですが、今日の試合で前半、低いクロスにこだわりすぎていたのでは?40分に闘莉王選手がヘディングしたように、もっとバリエーションをつけるべきかと思いましたがいかがでしょうか?

「コンセプトというか、この前話したのは、一つ早いタイミングでのクロスにこだわりすぎ、という質問があったので、今はそれでいいと申し上げました。今日、ボクはあれが相手は一番イヤだったと思っていますし、怖かったと思います。それをやって防がれた時に次に彼らが自分たちで考えてプレーを選択する。これはすばらしいことだと思います。
これをもっと、ニアじゃないところじゃないところ練習すると、次の試合はおそらく、もっとニアに蹴れと(指示するだろう)。これらは彼らが掴み取るところなので、今日の試合はそういう意味でも非常に良いチャンスだったと思います」

Q:香港代表について、今回招集されたメンバーは、DFが5選手。MFが4人、FWが1人入れ替わっていて、今日のメンバーも多少入れ替わっているんですが、今日ご覧になって印象に残った選手がいたら教えてください。

「スタートはこの前からは5人代わっていたと思いますが、その中でまずは全員がすばらしく高いモチベーションで、ファイティングスピリットをもってやっていたと思います。
その中でもディフェンダーの4番の、ナイジェリアから来た選手(3番)と、それから7番の強さと言うのは、この前も出ていましたが、ちょっとすごかったと思います。でもそれ以外の選手もすばらしいパフォーマンスをしていたと思います」

Q:今年最後の代表戦ということでお聞きしたいんですが、今年1年の手ごたえについて監督はどのようにお考えですか?

「今年最後の試合が公式戦で終わってよかった、というのが本音です。最後に良い試合ができた。そしてこの1年として考えた時に、かなり自力はついてきたかなと。6〜7割のコンセプトでも、危なげなくアウェイで引き分ける。そして今日もあれだけ戦っている相手に対し、慌てることなく最終的に勝てる。いろんな見方があると思いますが、私としては非常に満足しています」

Q:香港ががんばってくれた事で、ベンチワークも含めて良い経験になったと思いますが、その中でも佐藤寿人選手が入ってよくなったと感じていますが、選手交代についての手ごたえについて教えてください。

「自分のやっている事なので、これはみなさんが評価する事だと思いますが、今日はベンチに置いているメンバーが色々な制約がある中でのメンバーで、正直なところFWは佐藤寿人しかいなかったんです。ベンチワークと言っても、ヒサトを使う事は決めていたんですが、もうちょっと楽になれば海外組を使おうかなと思っていました。そういう意味で ベンチワーク云々ではなく、選択肢はそんなになかったんで…どうでしょうか、これはみなさんが評価していただければと思います」

Q:コンセプトについて、前半はクロスにこだわっていたが、後半はほとんどクロスがなくなった。前半のクロスはほとんど右サイドからだったんですが、左から入らないのはこのチームの問題なのかなと思いますが、左サイドについてどう考えますか?

「南ア戦と今回の試合はおっしゃる通り、左サイドからのクロスは少ない。今日も前半の途中。そしてハーフタイムに松井と駒野のポジショニングがはっきりしない、中途半端で、松井が引っ張るならもっと引っ張れと。それで入れ替わるならはっきり入れ替われと。
後半は何回か左から上がるようになっていました。ただ、今までこの1年を通して左から上がっていないわけではなくて、長友がいた時は左からのクロスの方が多い。そういう意味で、それほどそれが大きな問題だとは思っていないし、今日の試合の中でもある程度解決してくれていたと思っています」

Q:佐藤寿人選手への評価と、今後に期待するところを教えてください。

「彼はJリーグを見ていてもゴール前で非凡な才能を見せている。背が高いわけでもないですし、足が速いわけでもないんですが、これだけは絶対に教えられないという感覚の動きをする。で、どうしても今回入れたいと思って入れて、練習でもこいつは持っているな、というのを感じていて、それを結果につなげてくれた。これはものすごく私としてもうれしい事で、彼は他の人にないものを持っていると言うことを改めて感じています」

以上
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