その真偽は別として、ピッチ外のニュースがちらほらと報道され始めているシーズン終盤。試合の間隔も長くなれば、そうした話題に関心が傾くのも無理はない。が、まだシーズンは終わっていない。
17日、熊本は鳥栖市の北部グラウンドでサガン鳥栖とトレーニングマッチを行なった。どちらも非常に難しいと言わざるを得ないものの、熊本は10位以内に食い込む、そして鳥栖は残り1つとなったJ1昇格の切符を掴む可能性を残している。現場のスタッフや選手たちは、ピッチ外の話題に振り回される事なく、残りの3試合に向けて懸命に取り組むだけだ。
だがそうした状況を抜きにしても、冷たい小雨がパラつく悪天候にも関わらず、熊本から訪れたサポーターも含め100人前後のギャラリーが集まったのには、おそらくもう1つ理由があったのではないかと思う。
既に発表されている通り、熊本の北野誠監督、鳥栖の岸野靖之監督ともに、指揮を執るのは今シーズンまで。つまり、“北野ロアッソ”と“岸野サガン”の対戦は、これがおそらく最後の機会。見ておかないと後悔するかも−−そうした幾らか感傷的な思いも、サポーターの足を運ばせたのだろう(こんなことを書いている私も、そういう気持ちで行きました)。
試合の方は、熊本が先制したものの4−2で鳥栖が逆転勝ち。“今年最後の九州ダービー”を勝利で締めくくった。
試合後にハーフウェイライン付近で固い握手を交わした両指揮官は、その後約20分に渡って“会談”。ともに今後の去就は未定だが、いつの日かまた、同じカテゴリーで相対する日が来る事を楽しみに待ちたい。それとも……、いや、これは伏せておこう。
以上
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2009.11.18 Reported by 井芹貴志
J’s GOALニュース
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(C)井芹貴志
試合後に話し込む熊本の北野誠監督(左)と鳥栖の岸野靖之監督。残りの3試合にこれまで取り組んで来た思いをぶつける。
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