今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第49節 甲府 vs 湘南】湘南側プレビュー:平常心でベストを尽くすのみ。1枠をめぐる大一番、湘南が敵地・小瀬に乗り込む。(09.11.20)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月21日(土)J2 第49節 甲府 vs 湘南(17:00KICK OFF/小瀬
スカパー!生中継 Ch181 16:20〜(解説:外池大亮/菅野将晃、実況:吉岡秀樹、リポーター:難波紀伝/児玉美保)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
★スカパー!×ELGOLAZO×J's GOAL J2シーズン表彰2009★
----------
リーグ戦上位クラブ 直近3節の試合結果と次節対戦相手
第46節第47節第48節第49節第50節
甲府●0-1 横浜FC○2-1 鳥栖●1-2 福岡湘南岡山
湘南○1-0 鳥栖●0-1 熊本△2-2 東京V甲府草津
※J2リーグ戦は上位5位以内に位置するクラブの試合結果および次節対戦相手を掲載しています。
----------

☆甲府側プレビューはこちら

前節の結果をもって、両者は勝点91で並んだ。得失点差わずか1で、湘南が3位、甲府が4位につけている。残り3試合、今節の直接対決は、言わずもがなの大一番である。

「先制点はひとつのポイントです」そう語るのは、日ごろから先制ゴールを自身に課している中村祐也だ。
「ただ、点を取ったあとも大事です。チームとしての課題でもある。1点では追いつかれると思えばもう1点取りにいく。そういう気持ちと姿勢が大切です」

甲府を平塚に迎えた第2クールの対戦で、中村は先制ゴールを決めている。湘南はさらにアジエルがコーナーキックから追加点を挙げ、相手の追撃も振り切って勝利した。逆に第1クールの小瀬では、湘南がカウンターを交えた甲府のサイド攻撃にしっかりと対応するも、ふたりの退場者を出し、終盤のコーナーキックによる一発に沈んでいる。

週末に向け、臼井幸平もまた中村と同様に語った。
「相手を突き放すつもりでやらなければいけない。受け身にならず、チャレンジし続ける。それは僕らが今季ずっとやってきたことです。どんどん点を取りにいき、シュートを何本外そうが諦めずにやり続ける。いままでどおりに闘って、いままでどおり勝てればいい」

一方の甲府は、DFラインを支えてきたダニエルと山本英臣が出場停止となる。他方、前に目を向けると、つねにDFの裏を狙っているマラニョンや金信泳がいる。第2クールの対戦でも、大西容平を加えた3トップがDFの裏を徹底的に狙ってきた戦いぶりが記憶に新しい。彼らの動きは偶発的にボールがこぼれただけでも決定機まで持ち込みそうな脅威を感じさせ、そしてつねに裏を狙っている以上、それはもはや偶発ではなくなる。すなわち、湘南に寸分の隙も許されない。

最終ラインを支えるジャーンは言う。
「甲府には素晴らしいFWが揃っている。彼らに仕事をするスペースを与えないことですね。もちろんセットプレーも攻守に渡って重要になる。自分たちのできるかぎりのプレーをしなければならないし、そのための準備を我々はしてきました。強い気持ちでピッチに入ります」

ところで、大一番だ、大一番だと周りで騒いでいたら、たしなめるように指揮官が語ったものである。
「これで決まるわけじゃない。俺にとっては小一番だな」

実際、「どちらが昇格に一歩近づけるかという大事な試合。相手のサポーターが多いと燃えます」と村松大輔が口にしたように、あるいは中村が、「こんな高揚感は初めて。でも僕は、気持ちが高まれば高まるほどいいんです」と話したように、個々の表情やチーム全体から浮かぶのは、張り詰めた切迫感ではなく、程よいテンションである。たかぶる気持ちは当然あろう。しかし、彼ら自身はつねと変わらない。

指揮官は、涼しい顔でさらに言葉を続ける。
「小瀬には独特の雰囲気があるが、そのなかでしっかりと地に足を据え、徹底して自分たちのサッカーができるかどうか。90分、平常心をもって、トレーニングでやってきたことを出す。ベストを尽くして闘うのみだ」

否が応でもたかぶる一番であることは言うまでもない。そのうえで、残り3試合にして昇格争いの真っ只中にいる者にしか味わえない空気を、興奮と緊張、武者震いを、小瀬の大アウェイ感をも、存分に楽しみたい。

以上

2009.11.20 Reported by 隈元大吾
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】