11月14日（土） 第89回天皇杯4回戦
清水 3 - 0 甲府　（13:03／とりスタ／3,288人）
得点者：33' 原 一樹（清水）、49' オウンゴール（清水）、55' 長沢 駿（清水）
☆天皇杯特集
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●長沢駿選手（清水）
Q：プロ初ゴールを振り返ると？
「イチさん（市川）から本当にドンピシャのボールが来たので、当てるだけだった。すごく気持ち良かったです。とにかく点が取りたいと思っていたので、イチさんに感謝したい。初ゴールまで長かったです。3年なので」

Q：今日は初先発でしたが、どんな意気込みで試合に臨んだのですか？
「チームの状態があまり良くなかったので、どうにかして勝ちたいなと、勝って勢いに乗ってリーグ戦に行けたらなと思っていました。自分としては本当にガムシャラにやることと、ボールを受けたり裏に抜けたり、あとはゴール前で身体を張って、無理なボールにも飛び込んだりとか。気持ちの入ったプレーをしようと思っていた。本当に周りのみんなが助けてくれたので、思い切ってプレーできた」

Q：ミスも少なかったですね。
「そうですね。ボールをあまり受けてないというのもあるけど、ミスをしても恐れないでやろうと心がけていて、そこでミスにならなかったのは良かった」

Q：クサビを足下で受けることを多くしようという意識があった？
「いや、前に詰めたときにバイタルエリアが空いたので、そこで受けられたらなと思って顔を出したら、何回も出してくれた。そこで起点を作って、またサイドに散らしたり、ボランチに落としたりして中で勝負しようと思っていた」

●本田拓也選手（清水）
「自分自身は良くなかった。リズムが出てきたのは後半残り20分ぐらいだったので、そのリズムをもっと早くから出せればよかったけど、今日は周りが見えてなかったし、良くなかった。ただチームとしては、今週修正しようとしていたことができたので、それは良かった。ラインコントロールとか、セットしてボールを奪う位置とかも良かったので。そういう意味では、前の試合で5失点したけど、今日はJ2のチームが相手とはいえ、ゼロで抑えて勝てたことは大きかったと思う」

Q：守備をセットした状態で安定しているという感じは、かなり出てきた？
「そうですね。それは良かった。1人1人の距離も良かったし、入ったボールに対してもつぶしに行けたし。（長沢）駿とか（原）一樹くんも点を取って、みんなチャンスをものにしてチーム力も上がってくると思うし、良い雰囲気になってきている。リーグ戦でも天皇杯でも頑張りたい」

Q：声も含めて、チームに活気は出ている？
「試合中、1人1人が必要な声も出しているし、要求もしているので、すごく良いと思う」

●原一樹選手（清水）
「先制点の場面は、キッカーも（藤本）淳吾さんですごくいいし、セットプレーで点を取りたいというのもあって、動きながら狙いを持った良い入り方ができた。森田さんを越えたあたりからボールがグンと落ちてきて、うまく飛び込めたので良かったと思う」

Q：先制点を取れたのは大きかったですね。
「そうですね。駿と前半でつぶれてもいいぞという話をしていたし、ふだん出ていない選手がどれだけここでアピールできるか。やっぱりチャンスだと思うし、それをものにしようという気持ちで出ていた。駿もオレも点が取れたのは本当に良かったと思う。駿も初スタメン初ゴールで勝負強さをアピールできていると思うし、自分も出た試合で少しでもチームの勝利に貢献できるようにと思っていたので、それができて良かった」

●太田宏介選手（清水）
「甲府が最初はけっこう前から来たけど、落ち着いて回せていたとは思う。得点が取れた時間帯も良かったし、悪くない内容だった」

Q：守備の手応えはつかめたのでは？
「前回の課題で、少しラインが下がりすぎということもミーティングで話し合ったりした。そのラインの上げ下げは、（児玉）新さんや平岡くんを中心に声を出してできていたので良かったと思う。ただ、良いときはもっと良かったと思うし、それをもっとこまめにできるようになれば、もっと良くなると思う」

Q：攻撃に関しては？
「できればもっと前に行きたかったが、今日はなかなかチャンスがなかったというか。もっと自分が引き寄せないといけないと思うし、ミスも多かったと思う」

●森田浩史選手（甲府）
Q：オウンゴールのシーンは？
「ボールが自分とニアポストの間に来て、届くかなと思ったら足が出なくて。『ヤバイ、届かない』と思って倒れたところに、後ろで（阿部）謙作が弾いたボールがたぶんオレの背中に当たって……」

Q：J1のチームとやって、違いを感じた部分は？
「球際の強さですね。身体の強さとか身体の入れ方とか、そのへんがいちばんJ2の試合とは違うかなと感じた。あとは、向こうが点を取って下がったのもあるけど、取られ方がもったいなかったと思う。
僕自身も、今日はあまりボールをキープできず、そのへんは力不足だと思った。個人的にはなかなかスタートから乗れなかったというか、調子が良くなかった」

Q：畑田真輝選手や井澤惇選手が入って、攻撃は良くなったのでは？
「そうですね。それも3点取って向こうが受けてくれたのもあるかもしれないけど、ある程度のところまでは攻撃ができていた。最後のペナルティエリアの中ではなかなか難しかったけど、彼らが入って、攻撃に関してやろうとしていることが出たかなと思う」

●山本英臣選手（甲府）
「まずエスパルスは、サッカーの完成度が高いと思った。たぶん誰が出ても、こういうプレーをするんだと思う。こういうふうにスペースを空けて、そこに誰が入ってくるとか、そういうのはしっかりしている。1点取った後の試合運びもちゃんとわかっているし、2点取ってからもまた変わるし、そういうところがエスパルスがJ1でしっかり結果を出しているというところだと思った。
相手の技術が高くて判断やプレーが速ければ、自分たちがそれ以上速くしないと、ディフェンスがやられてしまうということが、今日の試合である程度わかったところもあると思う。誰がコンビを組んでセンターバックをやるかはわからないけど、貴重な経験はできたと思う」

Q：福岡戦の修正はできていた？
「もうちょっとやらなければいけないという部分もあるけど、新しく出た選手に関しては、すごく自分の持ち味を出そうとして、チームに新しい循環をさせてくれたというか。その選手たちにポジションを取られたくないと思って、出ている選手がまたやれば、チームが良い方向に向かうと思う」

Q：攻撃に関して手応えを感じた部分は？
「今日は裏に抜けるのが速い選手というのが前線にあまりいなかったので、一発に関しては停滞してしまったかなという部分が多かったと思う。それならもっとコンビで崩せばいいというところもあったけど、最後のところはエスパルスが堅いというか、ペナルティエリアの中はしっかり締めているというか。そこでもうちょっとジャブというか、ミドルシュートでも何でも最初から打っておくとか。試合展開の影響もあったと思うけど、今日に関してはしっかり守られてしまったかなという印象がある」

以上