11月14日（土） 第89回天皇杯4回戦
清水 3 - 0 甲府　（13:03／とりスタ／3,288人）
得点者：33' 原 一樹（清水）、49' オウンゴール（清水）、55' 長沢 駿（清水）
☆天皇杯特集
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●長谷川　健太監督（清水）：

「今日来たメンバーで力を合わせて何とか準々決勝にコマを進めることができて、正直良かったなと思っている。非常にケガ人、疲労した選手が多く、なかなかメンバーも固定ができない状況の中で、久々に先発で出た選手が何人かいるが、非常によくやってくれた。前半は、甲府のほうも来週大事な試合（11/21＠小瀬　vs湘南）が控えているということも多分あったと思うが、メンバー的にだいぶ苦しい中で戦ってきて、お互いに自分たちのいつものリズムが作れないような展開が続いたと思う。ただ、後半はだいぶ動きが出てきて、徐々にボールは動かせたんじゃないかと思っている。2点目もセットプレーだったが、こういう状況の中では、うちにとってセットプレーといえどもゴールが非常に大きな薬になる。そこで点が取れて、徐々に動きが出て、良いリズムの中で3点目を取ることができた。
まだまだシーズンはこれから大事なゲームが残っているので、今日のゲームを良いきっかけにして、来週のガンバ戦（11/21＠アウスタ）に準備していきたい」

Q：今日、長沢駿選手を抜擢した理由と、彼の評価を教えてください。
「抜擢した理由は、今はフレッシュな選手が入ったほうが、チームが活性化するんじゃないかということで、攻守においてアグレッシブに戦えるであろう長沢駿を起用した。あと甲府のほうがどんなメンバーで来るのかわからなかったが、非常に上背のある選手もいるということで、リスタートで攻守において駿の高さを生かしていきたいという思いもあった。今日のゲームは120分プラスPK戦の戦いというつもりで来ていた。駿が行けるところまで行って、あとは非常に経験のある永井や枝村もベンチにいたので、そういう選手を含めて、トータルで考えて駿を先発で起用したほうが、自分としてはゲームプランを立てやすいという思いがしたので、駿を先発で使った。
非常によくやってくれたと思っているし、クサビのボールもよく受けて、ミスも少なく、素晴らしいゴールも決めたと思う。たいへん良くやってくれた」

Q：その長沢選手の課題と感じる部分があったのか、それとも良いプレーばかりが目立ったという印象ですか？
「今日はポストプレーのミスというのも、通常のトレーニングゲームに比べて非常に少なかったと思うし、非常によく前線で起点になって、守備の切り替えの部分でもバランス良くプレーしてくれたと思っている。ゴールも決めてくれたので、そういう意味では、私の評価では100点満点のプレーをしてくれた」

Q：守備の組織という意味で、今後につながる手応えは感じられましたか？
「そうですね。今日は非常にコンパクトにやれたと思っているし、ミドルシュートという形で何回かゴールの枠にボールを飛ばされたが、それ以外はきちっと対応できんじゃないか。もちろん、ひとつずつこういうゲームを積み重ねることによって、また自信というのは回復してくると思う。今日のゲームに関しては、ゼロで抑えることができたのは良くやってくれたと思っている」

Q：声もよく出ていましたか？
「出ていた。その意味でも良かったと思う」

以上