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【鳥栖:岸野靖之監督 会見】契約満了に伴う記者会見でのコメント(09.10.29)

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10月27日、サガン鳥栖では岸野靖之監督の契約満了に伴い、来季の契約を行わないとの発表があり( /jsgoal_archive/official/tosu/00091738.html )、28日に記者会見が行われました。
会見の冒頭では、松本育夫GMより岸野監督への慰労と謝辞が述べられ、この会見まで至った経緯の説明がありました。それを受けての岸野監督のコメント(要約)は以下のとおりです。

●岸野靖之監督(鳥栖)

「今回、こういう場を設けていただき、去り行く人間のためにお集まりいただき、ありがとうございます。こういう場を開いてくれたということは、誤解を解かないといけないこともあっただろうし、僕の仕事を評価していただいて、正確に情報を伝えようということで、感謝しています。
鳥栖に来てすごく良かったと思うし、育ててくれたチーム、真剣に考えて仕事ができたチームだと思います。
鳥栖にお誘いくださった松本監督(現GM)の『今、サガン鳥栖が生まれ変わろうとしている。一緒に鳥栖を強くしないか』という一言がなければ、ここに来ることもなかっただろうし、それをやらせてくれたことに非常に感謝しています。
このクラブは、自分を立ててくれたし、育ててくれたし、色々なチャンスを与えてくれました。心から感謝しています。

5年間は、あっという間だったし、目一杯仕事をしてきたので食いはありません。ただ、クラブが掲げた『J1昇格』を達成できなかったのが残念ですが、戦えるチームになったことがうれしいです。この仕事をいつも気持ちよく、やりやすくしてくれたスタッフ、選手、そして応援してくれた多くの協力があって、仕事がやりやすかったし、皆さんの応援でのびのび仕事ができました。契約満了ということは残念ですが、この世界には色々な事情があるということを理解しています。目一杯仕事をさせていただいて、本当にありがとうございます。
まだ、リーグ戦も4試合、土曜日には天皇杯(10/31 vs広島@コカ広島)もあります。素晴らしい仲間たちと、できるだけ長く、勝利を目指して、最後の最後までベストを尽くして、勝てる練習をして、勝てるメンバーを選んで、勝てる試合をします。そして、最後の最後まで目一杯やりますので、皆さん応援をお願いします」

Q:鳥栖に来て5年間、こだわってきたことは何ですか?
「最初に来たときに感じたことは、負けることに慣れてしまっていたこと。試合に負けてもいつもと変わりませんでした。練習でグランドに出たときも『これじゃ、勝てヘンな』と感じました。勝つということはどういうことか、どうやったら勝てるのか、勝つことの楽しさや苦しさ、難しさを知りませんでした。鳥栖にいることに満足しているようでした。そのときの選手は目一杯やっていたのでしょうが、僕の中ではそう感じました。
ボールを奪うということ、ミニゲームでも紅白戦でも試合でも負けたらアカンのです。試合のときだけ勝てということは、あまりにも都合が良すぎです。普段の中から勝負に対して、小さなことに対してでも勝つことにこだわってきました。そこを変えたかったし、勝つ材料がなかったし、負けるべくして負けていました。そこを変えていかないと勝利にはつながらないし、『勝つとはどういうことなのか』にはつながりません。そこをそこにこだわってきました。これは今でも同じです。
今は、勝つって楽しいしけど、勝つって難しい、もっと難しいのは勝ち続けることだと、選手はみんな答えることができます。鳥栖の選手たちを見ていたら分かると思いますが、トレーニングが終わってからも、自分の課題のために毎日練習しています。続けることはすごく難しいことです。でも、これをやってきたからこそ今季は23勝もできましたし、これからも勝ちます。そこが一番こだわったことです」

Q:今季、『夢昇格』というスローガンを掲げて戦ってきたが、鳥栖が昇格するために足りなかったことは?
●岸野靖之監督
「う〜ん、(相当な時間を要して)お金かな」
●松本育夫GM
「お金がないと動きが鈍くなります。選手を取ることでもタイムリーに動けません。監督のおっしゃることも分かりますし、僕もそう思います。それができなかったのが第1クールでしょう」
●岸野靖之監督
「お金って嫌なイメージがあるでしょうが、これもみんなが分かっていることだし、大事なことです。あとは、本気で勝負に行くのか、本気で仕事をするのか、プロフェッショナルの仕事をするのか…そこでしょう」

Q:鳥栖に在籍された5年間で得たものは?
「得たものですか…人かな? 人を大事にすること、人を動かすこと、助けたり助けられたりすることが多くありました。サッカーで鳥栖に来たのですが、サッカー以外のところでも色々な考え方や今までにないものを感じました。
あと、選手たちです。あれだけ頑張って、あれだけ試合で出してくれたら、何も言えません。それらのことを感じられるようになったことが得られたことです」

Q:今後はどのように?
「まずは就職でしょう(笑)。このお話が決まる前に、何かの行動を取ることは裏切り行為です。一切決まっていません。監督という仕事は、一度やったらやめられないほどのやりがいのある仕事です。できれば、やりたいのですが、タイミングや評価もあるでしょう。一生懸命頑張って上を目指してやれるところがあれば…。
何をするにも、自分のベストを尽くします。やるからには、目一杯やります。鳥栖でやっていたように、勝利を目指してよい仕事ができるように頑張ります。指導するカテゴリーなどは関係ありません。まずは、しっかりとしたものを持って、それをやりがいと感じることができるものがあるかどうかです。お金は関係ありません。仕事が色々なものを作ってくれると思っていますので」

以上
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