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【J2:第47節 草津 vs 岡山】レポート:エース不在でチーム一丸! 草津、数的不利の岡山を下して勝点3を獲得。岡山は、運にも見放され7連敗。(09.10.26)

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10月25日(日) 2009 J2リーグ戦 第47節
草津 2 - 1 岡山 (12:33/正田スタ/3,556人)
得点者:57' 熊林親吾(草津)、74' 小林竜樹(草津)、80' 青木孝太(岡山)
スカパー!再放送 Ch181 10/26(月)14:00〜(解説:佐藤正美、実況:吉田学、リポーター:円戸由香)
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エースストライカー都倉賢を出場停止で欠いた草津が全員サッカーで勝利を勝ち取り、今季17勝目を挙げた。後半早々から数的不利を強いられた岡山は、組織力を駆使して善戦したものの7連敗となった。勝負の世界だけに結果こそは対照的となったが、両チームともにシーズン残り4試合へ希望がつながるゲームとなった。

草津は身長171センチの後藤涼と162センチの小林竜樹の快速2トップを配置する4−4−2。三木良太が負傷により欠場した岡山は、青木孝太をワントップに置く4−5−1のシステムでゲームへ挑む。

立ち上がりは、不安定な岡山のDFラインの隙を突いて草津が攻め込んだものの、その後は岡山が迫力あるプレッシングを披露。草津は、小林が大きく動いてボールを受けるもののチーム全体のミドルパスの精度が低く、パスをカットされてはカウンター攻撃を受ける展開で前半を終えた。田中淳は「2列目の選手への対応が中途半端になってしまった」と振り返った。

後半、草津は個々の運動量増加とサポート意識によりパスワークを加速させ、傾いたリズムを取り戻す。草津のパススピードが上がり始めた矢先の57分、ペナルティエリアへ進入しパスを受けようとした熊林親吾がセンターバック植田龍仁朗に倒されPKの判定が下される。ラッキーな形でPKを得た草津は、熊林が落ち着いて決めて先制に成功する。岡山は、2枚目のイエローカードを受けた植田が退場となった上での失点だけに、ダメージは少なくなかった。

先制で勢いを増した草津は、10人の岡山相手に怒涛の攻撃を浴びせていく。寺田武史、佐田聡太郎の両サイドバックが大きく空いたスペースを駆け上がり攻撃参加。前線、中盤が流動的に動いてチャンスを演出していく。そして迎えた74分、寺田のサイドアタックから廣山望、櫻田和樹、後藤らが徹底的に足元へのパスをつなぎ、最後はゴール前に飛び込んだ小林がヘッドでフィニッシュ。「あれだけボールが動いたらDFのマークはズレてくる」(小林)。草津の追加点は、「you tube」にアップして全世界へ発信したくなるようなビューティフルゴールだった。

「あの2点目を何とか凌ぎたかった」と手塚聡監督。岡山はゲーム終盤になって気迫のアタックを見せたが、80分に左CKから青木がヘッドで流し込み1点を返すのが精一杯、数的不利の戦いはあまりにも荷が重すぎた。10人になって組織が崩れたことで、個で勝る草津と対等に戦うことが難しくなった。「下を向いているわけにはいかない」(川原周剛)。J2初年度で苦戦を強いられている岡山は、残りゲームで負の連鎖を断ち切り、サポーターに勝利を届けることが求められている。

草津はエース不在が、チームに好影響をもたらした。後藤が「トク(都倉)がいなくて負けるのは絶対に嫌だった」と話せば、松下裕樹は「一人で打開できる都倉がいなかったので、今日はみんながサポートして戦うことができた」と勝利をかみ締めた。都倉不在により後半途中からFW起用された小池純輝もストライカーとしての素質を十分に発揮、彼の将来を考えればサイド以外の起用も考慮すべきだろう。

ホームで勝利を挙げた草津だが、手放しで喜ぶわけにはいかない。今ゲームは運にも恵まれ後半から数的優位となったが、前半の内容には課題が残った。チームの成長を促すためには、最後まで11人同士のゲームが見たかったのが本音だ。今節に続いてエース都倉を欠く次節C大阪戦(11/8@長居)は、C大阪がJ1昇格ラインの3位以内を確保する可能性がある大一番。草津の真価は、注目の一戦で再び問われることとなる。昇格争いの佳境で、金星を挙げることができればチームの価値はさらに高まる。

以上


2009.10.26 Reported by 伊藤寿学
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