10月24日（土） 2009 J1リーグ戦 第30節
京都 1 - 1 大分　（19:04／西京極／14,852人）
得点者：6' 高橋大輔（大分）、21' 林丈統（京都）
スカパー！再放送 Ch183 10/25（日）08:00〜（解説：増田忠俊、実況：田中雄介、リポーター：和田りつ子）
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●加藤久監督（京都）：

「今晩は。立ち上がりといいますか、15分までに李正秀が退場になって、10人でやるというのは想像もしてなかったので。1枚目のイエローカードをもらった時にちょっと嫌な予感はしていたのですが、2分後に退場になって75分間を10人で戦うというのは体力的にも非常に大変なことだったと思います。そういう意味で、1点をリードされた中での退場というのは非常に厳しい状況だった。比較的早い時間に林が同点ゴールを決めてくれたので、その後に関しては向こうも、もう、後ろに下がるところはない訳ですから、どんどん前がかりになることも分かりましたし、こちらとしては、しっかり守備の組織を作って、ハーフタイムにも人数をかけないで、2人、ないし3人でカウンターを狙うということを指示していました。後半も何回か、カウンターでシュートまでいくチャンスを作った。
選手たちは、10人になっても引き分けでいいとは考えてませんでしたし、効率よくしっかり守備をしてボールを取って少ない人数で早くフィニッシュまで持って行くという形は作ってました。染谷のシュートチャンスが2回ぐらい、1本はシュートがちょっとバーを越えましたけど。そういう戦術的な部分でも内容的には悪くなかったと思いますし、最後まで3ポイント取ろうと。どうしても10人ですので押し込まれるのは仕方ありませんけど、そういう中で確実に3ポイント取るチャンスを狙っていたという意味では選手の戦う姿勢というのは最後まで落ちなかったと思います。10人の75分の試合としては悪くなかったのではと思います。本当は3ポイント取りたいところですが、状況がそういう状況になったので、この1ポイントでも確実に前に進んだことは確かなので。今日観に来てくれた方にはサンガの選手たちのハートは示せたんじゃないかと思います。お互いにゴールチャンスがある中で、お互いにゴール前の際どいシーンが多い試合だったので、ある部分、皆さんにサッカーの醍醐味を伝えられた部分はあると思います。そういう試合をこれからも続けていって、是非、40ポイントの半ばより上までポイントを取れればいいなと思います」

Ｑ：今日の選手の配置は、特に李正秀選手の位置はどうだったのか？
「安藤がケガの影響で出られませんでしたし、角田が出場停止で、ボランチをやる選手がいなかった。森下を上手く、この間の千葉戦がいい出来だったので、彼のパフォーマンスをそのまま使おうと思いまして、李正秀をボランチ気味に、向こうの2シャドーのところにしっかり当てて。シジ（シジクレイ）とジョンス（李正秀）がボランチで、相手の1トップ2シャドーというのを水本、森下、シジ、ジョンスの4人のゾーンでブロックで。かなり流動的に動きますから、そこを見させるという。ですから、2シャドーが前に張り出してくれば必然的にジョンスはディフェンスラインに入ってきますから3バックの様になると思います。そういう形でスタートしたことは確かです。前で、相手が下がった時にボールを取れば、ジョンスにもシジにもそのまま前に預けてシュートを打ちに行けと言いましたし、ディフェンシブにやるための形ではないと思っています」

Ｑ：1人少ない中で林選手が決めました、改めて評価を。
「先日の天皇杯の2回戦で今季初ゴールを決めた。今節、Jリーグでは今回で26試合目の出場だと思いますけど、チャンスは今シーズン彼には多く与えていましたし、そういう中でゴールチャンスを作っていたけどなかなか決め切れなかった。あの場面は林の速さが生きたなと思っています。柳沢を右サイドに置きましたので、3バックに1人が残っているという形の中で裏を突けたのは、彼の持っている速さ、あの場面だけではなく、何回か、林の良さというのは出たんじゃないかなと思います。本人もホッとしたと思いますし、こっちもこれから4試合残っている中でもっと決めてほしいなと思います」

以上