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【J1:第30節 鹿島 vs 千葉】江尻篤彦監督(千葉)記者会見コメント(09.10.24)

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10月24日(土) 2009 J1リーグ戦 第30節
鹿島 3 - 0 千葉 (16:04/カシマ/18,887人)
得点者:8' 興梠慎三(鹿島)、18' マルキーニョス(鹿島)、77' 田代有三(鹿島)
スカパー!再放送 Ch183 10/27(火)20:00〜(解説:相馬直樹、実況:土井敏之、リポーター:新井麻希)
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●江尻篤彦監督(千葉):

「前半の立ち上がりの2失点がすべてだったかな、と。自分たちのミスから鹿島に2点を献上してしまったという形のゲーム内容でしたね。鹿島もうちの組み立てでプレッシャーをかけようという意図はわかってたんですけどね。前半はディフェンスの後ろにシンプルにという鹿島がやっていたことを、うちがやりたかったんですけども。まあ、それでも1点目なんかは自分たちの完全なるミスで、そういうところでリズムをつくれない。下にいるチームが先に点を取られてしまうと、こういう内容になってしまうというのは、まあ、セオリーといえばセオリーなのかもしれませんけど。ただまあ、後半少し運動量を多くして、点を取ろうという意識の下、前にいくということが少し出来た部分は、チームとして今週やって来たことは少しは出た部分もある。ですけど、やっぱりここだというボールの奪い所の鹿島の集中力とか精度は、我々と違う部分であって、やはり上位で優勝争いしてるチームの質かな、という風に思いますし、我々もそういう部分は見習わないといけないのかなと思います。
いま選手にも話しをしてきたんですけど、当然反省すべき部分は反省すると。残りの試合をやっぱり諦めずにみんなでもう一度戦おうと。それとなんですかね、選手ひとりひとりが築き上げてきたサッカー人生というものは、本人にしかわからない部分ではないかということを話してきました。いろんな方がいろんな形でチーム、または個人を評価したり、いろんなことがあると思うんです。でも自分がやってきた人生というのは自分なんだよ、ということは彼らに伝えて、しっかりその人生についてもう1回、いままでやって来たことは足元を見ようと。ただ、自分がやってきた信念というか、やって来たことに対して、いろんなことを言われてそれがぶれることはするな、と。それは僕自身にも言い聞かせているんですけど、ぶれずにこの最後の2ヶ月間をプロフェッショナルとして、千葉の黄色のユニホームを着て最後まで戦おうと、それがやっぱりプロフェッショナルだし、千葉のサポーターへの感謝の恩返しだということは選手に伝えてきました。その通り、この残りの2ヶ月間をプロフェッショナルとして、自分の信念を貫き通して、いろんな方がいろんなことを言われると思うんですけど、それは真摯に受け止めろと。でも、それで自分がやってきたことをブラすな、ということを言ってきました。まあ、僕自身に言い聞かせている部分だと思うんですけど。残りの試合をやっぱりプロフェッショナルとして最後まで戦う、戦う姿勢というのは次のステップ、人生の次へのステップになると確信しています。最後まで諦めずにやっていきたいなと思いますし、それを選手にも伝えました」

Q:前半、鹿島と千葉のパスのスピードに違いがあると思ったのですが、どう思われていますか?
「全くその通りだと思いますし、そういうスピードを上げるだけではなくて、出し手と受け手の問題も、これから質を上げていかないといけない。鹿島とうちのサッカーというのは、いまあげられた部分でも確かにそういう部分もありますし、本当に何回も言いますけど、そういうことが出来ていればこういう下にいるチームではないと思います。そういうことを1つ1つやっていくことしか道はないと思います。そこを回避して違うところから入っていったって、行き着くところはまた結局同じところだと思うので。そういう部分も、パスも質、サポートの位置、1人目2人目3人目、そしてグループ。それが後ろなのか前なのか、アタッキングゾーンなのか、そういうところをもう一度チームとしてしっかりやっていかないといけない。とかくこういう争いをしていると回避をして、そういうないものを求めようとしますけども、僕自身はいま洗いざらしになった部分はきっちりトレーニングでやっていくしか方法がないと思ってます。諦めずに1つ1つ、出た課題はしっかりまた1週間準備をして、プラス相手の戦い方ですよね、そういうものとマッチアップしながら、これは練習をやっていくしかない。もう根気強く、選手には伝えていきたいなと思っています」

Q:パスのレベルが鹿島より落ちるのに同じサッカーをしてると、当然負ける確率は高くなりますよね。もうちょっと違う戦術は考えていらっしゃらないのですか?
「鹿島とまったく同じことをやってるとは僕は思ってない。鹿島は鹿島のサッカーですし、いま言われたように、鹿島と同じことをやったって当然勝てるわけがないですよね。それは何なのか、選手の質とか、いろんなことがあると思うんですけど、僕は僕自身のこの千葉をどうにか勝たせるためのやり方をいまやってるつもりであります。鹿島の真似、もしかしたら過去に千葉にいたオシムさんの真似は一切しているつもりはありません。当然、考えさせるサッカーというのは似てる部分はあると思うし、練習を見てもらった人には『似てる部分があるね』と言われる部分があるかもしれませんが、それは僕自身といま千葉にいる選手の質と駒っていうものは、考えないといけないと思うので。で、僕のやり方を選手に押しつけてはいけない、というのは僕の指導論なんですよね。戦術ありきではない。まずは選手がどういうものを持って、どういう形で表現できるかというのがあって、僕は自分の戦い方、このチームの戦い方をつくっているので、まったく鹿島と一緒の部分ではないと思う。ただ、サッカーの基本として、パスのスピードというのは、じゃあ例えば日本代表とオランダ代表の試合を見ていただいてわかるように、パスの質って全然違いますよね。日本人の課題でありますし、例えば今日見てもらった鹿島と千葉の質でも同じなんですよね。ただ、それを高めていかないと1つ上のステージにはいけないというのは基本的な部分であって、それはパスの質なのか、ボールのもらい手の足元に出すのか、スペースの前方に出すのかというところも、スピードとプラス質ですよね。逆にうちらはスピードというよりも質だと思ってるんですね。相手のプレッシャーが右足に来てるんだったら左足に出してあげる。左方向に来てるんだった左のスペースに流してあげる。そこの質は鹿島とは違うなと、試合を終わってみて思いますけど、パスのスピードという部分では、そんなには変わらない。全体的なパスの質を捉えたら明らかに違うなと思う。あとはパスの出し手と受け手の呼吸ですよね。そこの部分はやっぱり違うなと。2年間優勝して、今年3年目にチャレンジするという偉業を達成しようとしているチームと、去年も今年も下の争いをしてるチームの差というのは感じましたね」

以上
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