10月21日(水) 2009 J2リーグ戦 第46節
愛媛 1 - 0 富山 (19:04/ニンスタ/1,633人)
得点者:69' 赤井秀一(愛媛)
スカパー!再放送 Ch183 10/22(木)17:30〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
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天皇杯も含め公式戦7試合目にして、ようやく待ち続けていた瞬間が訪れた。遂に初勝利を手にしたバルバリッチ監督は、ゴール裏でラインダンスの列に加わった。「自分はそういうことをするタイプの人間ではない」と、試合後に照れて見せたバルバリッチ監督。最初は列に入ることができなかったが、公式戦10試合ぶりの勝利に沸くゴール裏の雰囲気に、背中を押されるようにして歓喜の輪に加わった。
ただ、試合後の会見でも、笑顔が見られたのはラインダンスに関する質問に返答する時だけ。試合を振り返ってみれば、前半から数多くのチャンスを作りながらゴールが遠く、この日も生みの苦しみを味わっていた。そして「結果は勝利ではあったが、その勝利の隣に難しい問題がたくさんあり、これから解決していかないといけない」と、既に次の課題を見据えていた。
その一方で、「ポゼッション的には五分五分だったかもしれないが、今日はフィニッシュがなかった」と試合後に語った富山・楚輪博監督。「ゴールがないボールゲームをやっていた」とも表現したが、実際に富山が放ったシュートは前後半を通じてわずか3本。主力の相次ぐ離脱もあって、この試合で選択したフォーメーションは不慣れな4-3-3だったが「ウチはいい守備からいい攻撃に移らなければならないが、守備がはまらず攻撃が単調になってしまった」と永冨裕也が振り返ったように、攻撃では3トップに入った木本敬介、石田英之が裏を狙う単発の攻撃で、厚みを欠いた。
逆に守備でも中盤で愛媛の激しいチェックに引っかかり、ピンチを招く。前半14分、21分はジョジマールのシュートを、33分には赤井秀一のフリーキックをGK橋田聡司の好セーブでしのいだが、後半にシステムを変えても大勢は変わらなかった。そして愛媛は後半24分、赤井が直接フリーキックをねじ込み勝負を決めた。天皇杯では既に揺らしていた愛媛のカラーゴールネットだったが、リーグ戦では初。それが先月、第1子が誕生したばかりの赤井のゴールということもあって、ゆりかごダンスで沸くスタジアムのボルテージは最高潮に達した。
結局、守ってはリーグ戦17試合ぶりとなる完封劇でそのまま逃げ切った愛媛は、8月30日の東京V戦以来となる勝利を手にした。「勝利が一番必要で、ネガティブな結果だけを持ち続けて練習を続けていくというのはとても難しい。この1勝というのはとても大事なものだった」とバルバリッチ監督が指摘し、「結果が出ないと自信を失いがちだが、その点でも今日は勝ててよかった」と赤井が語ったように、愛媛にとっては何より必要としていた結果を手にした。バルバリッチ監督が就任して1ヶ月あまり、チームの停滞を打ち破ったこの勝利は、愛媛にとっては変化し、進化を続ける中で自信をつける価値ある勝利となるだろう。
以上
2009.10.22 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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