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【J2:第45節 徳島 vs 札幌】プレビュー:目指す先へ近づくためには落とせない6位・札幌との一戦。徳島は本来の積極性を取り戻せるか!?(09.10.17)

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10月17日(土)J2 第45節 徳島 vs 札幌(14:00KICK OFF/鳴門大塚
スカパー!生中継 Ch182 13:50〜(解説:西谷正也、実況:高松良誠、リポーター:藤原美佳)
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リーグ戦前節(44節・10月7日)に続き天皇杯(10月11日)でも敗れ公式戦2連敗を喫した徳島だが、その2つの戦いにおいてチームは同じ問題から敗戦を招いた。その問題とは、ピリッとしなかったメンタル面。前節では指揮官が「戦っていない!もっと気持ちを見せろ!」とハーフタイムに檄を飛ばしたが、いずれにしてもそれがどちらのゲームでも敗戦の引き金となったのは間違いない。
そしてその気持ちの緩さがハッキリ表れてしまったのが特に守備において。中でも自陣バイタルエリアでの相手ボールホルダーに対するアプローチは非常に甘く、事実敗れた2戦ともそこを突かれて致命傷となる失点を食らった。

となれば、やはり今節それをどこまで改善出来るかが徳島にとっての大きなポイント。その改善具合が命運を決めると言っても過言ではない。
そこでチームに必要となってくるのが守りにおける積極性だ─。相手の攻撃に対して受身になってしまうとどうしてもDFラインがズルズルと後退してしまう。その結果として空いたバイタルエリアへボールを運ばれ、危険な場面を作られると言えるだろう。だからこそチームには積極的な高い位置での守備が求められる。羽地登志晃、徳重隆明ら前線の選手たちからDFラインまでがコンパクトな距離を保って押し上げ、連動したプレスを徹底しなくてはならない。
またもうひとつ、選手個々の原点回帰も徳島にとっては欠かせない要素となろう。これはまさにメンタル面へ通ずる部分だが、やはり守備の根本的な目的は言うまでもなくボール奪取だけに、それへの執念をひとりひとりがより強く持たなくては。その上で球際を制する強さを全員が出していくことこそ重要と言える。

対して札幌に目を向けると、こちらは選手たちのモチベーションが高く維持されているように思われる。前節(対C大阪)の敗戦で今季目指した1年でのJ1返り咲きは非常に厳しい状況となってしまったものの、DFリーダー西嶋弘之(今節出場停止)の「今はJ1昇格云々よりも目の前の試合をしっかり戦っていくことに意識を向けていきたい」という言葉通りチームはその後行われた天皇杯初戦をしっかり突破。JFLのガイナーレ鳥取に苦戦を強いられながらも最後はきっちりと勝ち切る強さを見せた。
その札幌において今節のカギを握るのは1トップを張ることが予想されるキリノ。このスピードスターが押し上げてくるであろう徳島DFラインの背後を上手く取れれば、ゲームのペースは札幌へ傾いていくことになるはず。実際、今季過去2度の徳島戦で彼はその形から計3つのゴールも叩き出しており、その相性の良さを今節でも見せられるかが注目される。

最後に徳島に話を戻すと、チームにとってここからは今季遂げた進化の仕上げに入る大事な時期と言えよう。それだけに選手たちは今一度原点に立ち返ってプレーに集中しなくてはならない。「3連勝を目指して臨んだ湘南戦、天皇杯と共に残念な結果だったが、そうした悪い流れにしたのは他でもない自分たち。だからこそ良い流れにするには自分たちらしい戦いで今日の札幌戦に勝利することが大事だと思っている」と美濃部直彦監督も話したが、目指す先(目標の6位以内)への歩みを進めるためにも徳島は自分たちの掲げる積極性をここで何としても取り戻しておきたいところだ。

以上

2009.10.16 Reported by 松下英樹
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