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【第89回天皇杯2回戦 富山 vs 岡山】プレビュー:富山と岡山、J2新加入同士の譲れない一戦。攻め抜く覚悟が勝負のカギ(09.10.11)

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10月11日(日)第89回天皇杯2回戦 富山 vs 岡山(13:00KICK OFF/富山)
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J2昇格1年目の同期生が、3回戦でのJ1川崎Fへの挑戦を目指して(川崎Fがレノファ山口に勝利すると仮定)ぶつかる。J1勢との対戦は選手、サポーターともにぜひ実現させたいカードだ。富山、岡山ともに今季を実り多いものとするためには大事な一戦といえる。J2リーグ戦では富山10位、岡山17位だが、過去2度の対戦は富山の2−1、1−2でまったくの互角。決着をつけるという意味でも延長、PK戦まで行う天皇杯での対決は興味深いものになるはずだ。

両チームともモチベーションは十分だ。勝てば3回戦(10月31日・等々力)で、J1川崎Fとレノファ山口(山口県代表)との勝者と対戦する。J1で優勝争いを演じている強豪とぶつかることが濃厚だ。富山のDF堤健吾は「川崎Fと対戦して自分たちの力を試してみたい」。両チームの選手とも同じ気持ちだろう。
さらに、ホームでの開催となる富山は18日に行う第45節の湘南戦(@富山)で観客1万人を目指しており、楚輪博監督は「あすホームで勝って、1万人の方に来場してもらえるようメッセージを送りたい」と言う。一方の岡山もリーグ前節の栃木戦で、退場者を出して10人の相手に0−1で敗れて17位に後退したばかり。4連敗中でもあり、悪い流れを断ち切る勝利がほしい。

最近のリーグ成績を整理すると、直近5試合では富山1勝1分3敗、岡山1勝4敗。第3クールに入ってからをみても富山2勝2分6敗、岡山2勝1分7敗と似かよっていて、今ひとつ乗り切れていない。ともに失点の多さが苦戦の要因となっており、リーグ屈指の固い守りで健闘してきた富山も最近9試合連続して失点している。対戦相手から研究されているのに加え、怪我人や出場停止が続いていることが理由と考えられる。
一方で直接対決では過去2戦とも岡山が先制し、富山が追いつき、2点目を奪ったチームが勝っている。今回も点の取り合いになる公算が高い。今季の両チームは決定力不足のために総得点は富山43、岡山38とリーグ下位にいるが、複数得点を狙ってゴールへの執着心を見せたいところだ。富山は前節のJ2リーグ戦第44節福岡戦(1−1)で切れのあるドリブルで攻撃の起点となった木本敬介や永冨裕也、石田英之らFW陣の奮起に期待。岡山は1トップのFW三木良太に両サイドのMF青木孝太、武田英明らスピードのある選手が絡んで好機を作りたい。

両チームとも攻守の切り替えが早く、攻めに転じると前線の選手が流動的に動いて揺さぶりを掛ける。中盤でのつぶし合い、セカンドボールの争奪戦は激しくなるとみられ、運動量の維持が鍵になる。中2日、中3日での3連戦となり、富山・楚輪、岡山・手塚聡の両監督は選手の疲労度も考慮しての選手起用になる。J2リーグ第24節の対戦では、手塚監督がフレッシュな選手にかけて前節から先発5人を入れ替え、今季初先発だったDF大島翼が先制点を挙げるなど采配が的中して勝利をつかんだ。メンバー発表にも注目したい。

以上


2009.10.10 Reported by 赤壁逸朗
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