10月4日、横浜FCは今季最後のニッパツ三ツ沢球技場での試合を戦いました。ホームゲームを4試合も残した10月初旬に、このスタジアムで戦うのが最後になる理由は、来季に向けてスタジアムの改装を行うためです。Jリーグの規定によって、J1で戦うクラブのホームスタジアムは、いくつかの規定をクリアしなければいけません。2007年に横浜FCがJ1に参入する前の審査で、いくつか課題が指摘されたことは記憶に新しいですが、その課題を段階を追って解決している最中です。
以前は、スタジアムの照明の明るさ不足の解消を行いましたが、今回の改装は主に座席の個席化と増設です。特に個席化が、J1を戦うスタジアムとしてクリアしなければいけないポイントの1つです。これまでメインスタンドの座席は個席になっていたのですが、今回の改装によりバックスタンド、サイドスタンドも全て個席になります。そして座席数は、メインスタンドとバックスタンドで、約500席増えることになります。
本来は、あと1ヶ月早く工事を始める予定だったのですが、出来る限りニッパツ三ツ沢球技場でホームゲームを行いたいということで、クラブがお願いをして10月4日までホームゲームが行えるようになりました。それぐらい、クラブ、そして横浜FCのサポーターにとって、ニッパツ三ツ沢球技場は思い入れが深いスタジアムです。スタジアム自体は、最近作られた真新しいスタジアムに比べれば洗練されていないかもしれませんが、一方でJリーグが始まる前からの臨場感あふれる専用スタジアムとして、横浜のサッカーファンにとっては自慢できるスタジアムなのです。
「三ツ沢 三ツ沢 三ツ沢 友よ唄えくるえ叫べよ 世界の港を声高らかに 俺たちの丘 三ツ沢」
これは、横浜FCの有名なチャント「三ツ沢の歌」です。記憶している限り2005年から歌われ始めたこの歌は、横浜FCのサポーターの三ツ沢という地への思い入れが、とても絶妙に織り込まれているのではないでしょうか。私の好きなチャントの1つですし、三ツ沢で取材ができることが嬉しくなるチャントでもあります。
横浜FCにとっても、J2に昇格してしばらくの間、三ツ沢では負けないという「三ツ沢不敗神話」がありました。今季は途中まで、逆にホームで勝利がないという記録を作ってしまいましたが、その後三ツ沢で上位チームに対しても素晴らしい戦い、劇的な同点ゴールなど、ホームらしさが復活してきました。最後の2戦は、残念ながら勝利できませんでしたが、来季再びニッパツ三ツ沢球技場に戻ってきた時には、新たな「不敗伝説」、いや「常勝伝説」を作れるように願っています。
以上
2009.10.09 Reported by 松尾真一郎
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