先日、大型ショッピングモールで松田浩監督・栃木ＳＣの選手２９人全員参加のイベントが催されました。サイン会やトークショーなどイベントの内容は充実しており、ファン・サポーターの方は、選手との貴重な触れ合いの時間を楽しんでいたようです。１日イベントに参加し、監督・選手全員のサインをもらっていたサポーターの方の、帰り際の笑顔が忘れられません。選手たちも「機会があれば是非、次回も参加したい」とファン・サポーター、そして地域住民との交流を積極的に行いたい、と話していました。

さて、途切れることのない長蛇の列ができたサイン会。何百人ものファン・サポーターにサインを書いたことで、「さすがに手が疲れたのでは？」と鴨志田誉選手に尋ねると、「いえ。大丈夫です。全然、疲れませんでしたよ」と笑顔で返してくれました。「でも、Ｔシャツを広げてもらえるとありがたいですね。サインを書くのが難しいんですよ。ピンと伸ばしてもらえるとありがたいです」。色紙やメモ帳など紙に書く時は比較的書きやすいそうなのですが、Ｔシャツなどはシワができてしまうため、せっかくサインを書いても綺麗に書けない時があるそうです。特にマジックを下から上に運ぶ時が難しいそうですよ。

カメラのシャッターを切りながらでしたが、鴨志田選手は差し出されたＴシャツをしっかりと伸ばしてからサインをしていたような記憶が・・・。些細なことかもしれませんが、ファン・サポーターの方に思い出に残るサインを書くために心配りをする鴨志田選手の律義さに、ピッチ外でのプロとしての振る舞いを見たのでした。

以上


2009.10.09 Reported by 大塚秀毅