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【AFCアジアカップ2011予選 日本 vs 香港】レポート:岡崎のハットトリックなどで格下を相手に6-0の大勝。フィニッシュでの課題を残しつつも、チームとしてやるべきことに緩みは見せず (09.10.09)

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10月8日(木) AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ第3戦
日本 6 - 0 香港 (19:20/アウスタ/16,028人)
得点者:18' 岡崎 慎司(日本)、29' 長友 佑都(日本)、51' 中澤 佑二(日本)、67' 田中 マルクス闘莉王(日本)、75' 岡崎 慎司(日本)、78' 岡崎 慎司(日本)
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「内容のある試合をして、結果を残したい」(岡田武史監督)というのが、この試合における日本のテーマだった。結果という意味では、6-0という岡田ジャパン最多得点による勝利は申し分ないが、「フィニッシュの精度をさらに上げていければ、10点ぐらい取れたとは思う」(遠藤保仁・G大阪)という試合展開でもあった。力の差がかなりある相手との戦いの中で、内容のあるゲームはできたのだろうか。

岡田監督の予告通り、これまでの流れを継続するメンバーで臨んだ日本代表。目新しいのは、代表デビューとなったGK西川周作(大分)だけで、初招集組では徳永悠平(F東京)だけがベンチに入ったのみ。そのため、個々の能力だけでなく、チームの熟成度という意味でも、日本が香港をかなり上回っていた。
前半は、香港の中盤(ダイヤ型の4人)が中に絞っていたため、日本の両サイドバックの前はかなり空いた状態。とくに左サイドでポゼッションすると、右サイドバックの駒野友一(磐田)の前ががら空きとなり、サイドチェンジすれば右サイドで余裕を持ってボールを持つことができた。しかし、香港がDFラインをかなり下げてきていたため、試合前のテーマのひとつであった、GKとDFラインの間に速いクロスを入れるという形を、あまり多く作ることはできなかった。
それでも日本は、パスをつなぎながらさまざまな角度から相手のスキをうかがっていく。16分には長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)のミドルシュートが左ポストに当たるなど、徐々にチャンスを広げていった。そんな中での18分、香港のラインコントロールの甘さをついて、長谷部のスルーパスから裏に抜け出した岡崎慎司(清水)が冷静に右足で決めて先制点をゲット。代表でもエースとなりつつある岡崎は、地元のアウスタで最初のチャンスをきっちりとものにした。 さらに、29分にも玉田圭司(名古屋)のワンタッチパスで裏に飛び出した岡崎のシュートが左ポストに当たり、こぼれ球を拾った長友佑都(F東京)がDFをかわして右足で豪快なシュートを決め、2点目。35分の中村俊輔(RCDエスパニョール)のFKも含めて、前半はバーやポストに当たる場面が3回あった中で2-0のまま終了。もっと点が取れた展開ではあったが、攻めあぐねたという印象はなく、守備でも奪われた後の切り替えが早く、早い段階で奪い返すことができていた。玉田が肋骨を痛めて33分に松井大輔(グルノーブル)と交代したのは心配な材料だが、選手たちのプレーに『緩み』は感じられなかった。

後半は、香港がFWを1枚減らして中盤を5人に変え、サイドのスペースを消しに来たが、ボールに対するプレッシャーは厳しくなく、日本が気持ち良くボールを回していく展開は変わらない。香港が前半よりもDFラインを高めにとってきたこともあって、深くえぐってからのクロスや、早いタイミングのクロスは前半よりも多くなっていった。 そして、後半6分には左CKからショートコーナーで相手のマークの甘さをついて中澤佑二(横浜FM)が頭で押し込み3点目。ただ、9分の駒野の右クロスに大久保嘉人(神戸)が詰めた場面や、11分の中村の速いアーリークロスに岡崎が頭から飛び込んだ場面、12分の岡崎のシュートのこぼれ球に松井が詰めた場面など、良い形で決定機を作りながら、それを生かせないというシーンも続いた。
それでも、22分の右CKから田中マルクス闘莉王(浦和)が押しこみ4点目を入れると、香港にあきらめと疲労が出始めて、終盤はサンドバッグ状態。30分と33分には岡崎が続けざまにごっつぁんゴールを決めて、計6点。岡崎は、代表の公式戦でプロ初のハットトリックを達成し、スタンドの多くを占めた清水サポーターを熱狂させた。

最後は多少の緩みが出たものの、「今日に関しては90分戦い続けてくれたこと、そしてチームとして機能してくれたことに対して満足している」(岡田監督)と、おおむね納得の試合内容。ただ、強豪との拮抗したゲームになれば、この試合で何度か出たような詰めの甘さが出れば、勝敗を大きく左右することにもなる。 そこは過去から続く永遠の課題となるが、少なくとも、相手が格下だからといって意味のない試合にはしたくないという意識は、チーム全体として十分に表現されていたことは間違いない。

以上

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【日本代表10月の試合スケジュール】

■キリンチャレンジカップ2009 ALL FOR 2010!
10月10日(土)19:20(予定)/神奈川・日産スタジアム

日本 vs スコットランド
テレビ放送:テレビ朝日系列にて生中継
ラジオ放送:ニッポン放送にて生中継(予定)

10月14日(水)19:30(予定)/宮城・宮城スタジアム
日本 vs トーゴ
テレビ放送:TBS系列にて生中継
ラジオ放送: 調整中

2009.10.09 Reported by 前島芳雄
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