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【AFCアジアカップ2011予選 日本 vs 香港】プレビュー:内容も結果も求められる公式戦。質と精度の高いプレーで、守る香港をいかにサイド攻撃で攻め崩すか!?(09.10.08)

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10月8日(木)AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ第3戦 日本 vs 香港(19:20KICK OFF/アウスタ)
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本日の試合は予定通り開催されます!

 日本代表としては、6月の2010 FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選以来の公式戦、AFCアジアカップ2011予選の第3戦・香港戦が、代表戦初開催となるアウトソーシングスタジアム日本平で行なわれる。
 この最終予選でグループAに入った日本は、ここまでイエメンに勝ってバーレーンに敗れ、1勝1敗の2位。対する香港は、2敗で4位(最下位)。4チーム中2位に入れば本大会出場は決まるが、そのためにもこの試合は、勝利が絶対条件となる。
 岡田武史監督としても、「ホームでどんなことがあっても勝たなければいけない試合。このチームが次のステップへとステップアップしていく最初の大会でもあるので、内容のある試合をして、結果を残したい」と位置づけている。

 また、「(香港戦は)準備期間も2日間と短いので、今までの戦い方を知っているメンバーの組み合わせと、海外組のコンディション等も考慮した上で戦っていく」と岡田監督は語っており、スタメンもこれまでの流れから大きな変化はないと予想されている。今回招集されたメンバーの中には、岡田ジャパン初選出の選手も多く、新戦力の発掘というテーマもあるが、その場はおもにスコットランド戦とトーゴ戦ということになりそうだ。
 海外組に関しては、中村俊輔(RCDエスパニョール/スペイン)も「コンディションは思ったより軽い」と語っており、長谷部誠(VfLヴォルフスブルグ/ドイツ)や稲本潤一(レンヌ/フランス)、松井大輔(グルノーブル/フランス)、本田圭祐(VVVフェンロ/オランダ)らも、スタメン出場で問題なさそうな状態だ。今夜(7日)、川崎Fと鹿島の試合(第25節の延期分)が行なわれ、中村憲剛(川崎F)は香港戦には出られないため、その穴に誰が入るのかというのは、ひとつの注目点となる。
 カターニャ(イタリア)の森本貴幸は、いきなり先発はなさそうだが、前日練習のミニゲームでも鋭いヘディングシュートを決めており、少しずつ代表の空気に馴染んでいるところだ。
 またGKに関しては、初選手の山本海人(清水)がアジアカップのメンバーに登録されていないため、川島永嗣(川崎F)が今夜の試合後に合流して、ベンチに入ることになるだろう。その川島が先発になるのか、西川周作(大分)が代表デビューを飾るのか、ここも興味深いところだ。

 ただ、ひとつ心配なのは、勢力の強い台風18号が東海地方に刻一刻と近づきつつあること。明日の午前中に東海地方に再接近すると予測されているが、その被害状況によっては、最悪試合が開催できない可能性もある。明日の昼頃に試合を開催するかどうかの最終決定が行なわれる見込みだが、何とか試合ができることを願いたい。
 対戦相手の香港代表は、ケガで招集できない選手も何人かいたようだが、キム・パンゴン監督は「現状の香港リーグの中でベストなメンバーを連れてきた」と語っている。戦い方については、「ディフェンスはもちろん固めるが、素早いカウンターを狙っていきたいと思っている。ディフェンスだけではフットボールとは言えないので、攻撃のほうも十分にしていきたい」と言うが、やはり日本が押し込む時間は当然長くなるだろう。
 その中で、香港がゴール前に人数をかけて守りを固めてきたところを、いかに攻め崩すかという部分が、日本にとっての大きなテーマとなる。その意味では、「中を固められてしまうとサイドが基点にならないといけなし、そこから良いクロスボールでチャンスを演出したい」(駒野友一/磐田)というように、サイド攻撃の質や精度が大きなカギを握ることになるはずだ。
 前日の練習では、クロスの質とタイミング、そしてゴール前でそれに合わせる動きという部分に重点を置いた練習を行なった。練習前には、プレミアリーグやこれまでの代表戦などを含むクロスシーンのビデオを観て、チームとして意識を共有。そのうえで行なわれた雨中の練習では、はじめはなかなかクロスが合わないシーンが多かったが、徐々に精度とタイミングが合っていった。とくに初選出の選手たちにとっては、パス、クロス、シュート、GKのセーブとひとつひとつのプレーが勝負どころで、代表らしい非常に集中力の高い練習となった。

 それを踏まえて明日の注目点となるのは、クロスを入れるタイミングだ。
「クロスを上げるタイミングも、DFがわかりやすいタイミングで上げるとクリアされやすい。だから、相手にもわからないようなタイミングで上げて、受ける側はそれを読んでおかないといけない。少し早いタイミングで上げてきてもタイミングを合わせられるように準備しておきたい」(岡崎慎司/清水)。
 相手の守備が下がりきる前に、あるいは人数が揃う前に、機先を制して速いクロスをDFとGKの間に入れ、そこにFWが飛び込む。そうした形をどれだけ多くできるかという部分も、日本の攻撃では大きな見どころとなる。
 もちろん、日本がスピードダウンさせられ、相手が守備を固める展開になったとしても、何とかそれをこじ開けなければならない。そして、そこでものを言うのは、個の力。クロスやシュートの精度も含めて、個の力で状況を打開し、チャンスを作り出す。そうした部分も、この試合では求められることになるだろう。

以上

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【日本代表10月の試合スケジュール】

■AFCアジアカップ2011 予選
10月8日(木)19:20(予定)/静岡・アウトソーシングスタジアム日本平
日本 vs 香港
テレビ放送:NHK−BSにて生中継

■キリンチャレンジカップ2009 ALL FOR 2010!
10月10日(土)19:20(予定)/神奈川・日産スタジアム
日本 vs スコットランド
テレビ放送:テレビ朝日系列にて生中継
ラジオ放送:ニッポン放送にて生中継(予定)

10月14日(水)19:30(予定)/宮城・宮城スタジアム
日本 vs トーゴ
テレビ放送:TBS系列にて生中継
ラジオ放送: 調整中

2009.10.07 Reported by 前島芳雄
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