スタンドで、ホワイトソックスの帽子をかぶった大きなオジサンを見た人は多いだろう。試合だけではなく、練習場でもメモを取りながら熱心に見学をしていた。その人、ホベルト選手の実父で7月に来日されて以来、ホベルト選手を応援していた。
ホベルト選手は、ブラジルはサンパウロ州のポンテプレータというチームで23歳までプレーをしていた。その後、アビスパ福岡、大分トリニータでプレーをして、8月からサガン鳥栖に加入して、J1昇格争いの中心として頑張っている。来季は、大分でプレーすることが内定している。お父さんが「ブラジルにいるときよりも、今のほうが上手くなっているよ」と笑顔で教えてくれた。
「大分がJ2に降格したら、お父さんは鳥栖と大分のどちらを応援しますか?」と意地悪な質問をぶつけてみた。すると「何の心配もないさ。ホベルトが頑張って、鳥栖をJ1にあげて、来季は大分がJ1昇格を決める。だらか、その心配は、再来年まで要らないよ」と笑って応えてくれた。ホベルトのプレー同様、お父さんも切り替えが早い!(笑)
ホベルトは、試合と練習に追われてお父さんをどこにも観光に連れて行けないことが心残りだったそうだが、鳥栖在住のサポーター久光さんが、太宰府天満宮に一緒に出かけ、天満宮の神主さんと写真を撮ってもらってご満悦だったとか・・・。実はその神主さんは、大のアビスパ福岡ファンで、ホベルトの実父と知っていたく感激していたらしい。久光さんは、ブラジルでもご勤務の経験があり、通訳兼観光ガイドとして大活躍だった。
最後にお父さんに再び失礼な質問をぶつけてみた。
筆者「なぜ、ホワイトソックス(大リーグ)の帽子をかぶっているの?」
にっこりと笑って、「ホワイトソックス? 僕が知っているチームは、ポンテプレータとサガン鳥栖だけだよ」だそうだ。ホベルト選手だけでなく、私たちにも心強い応援団だ。
10月15日にブラジルに帰国するので、第43節岐阜戦の観戦が最後となった。
以上
2009.10.05 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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(C)サカクラゲン
鳥栖サポーター久光氏とホベルト選手の実父
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練習中にみんなで記念撮影。左から、筆者・ヨンヘレポーター・久光氏・ホベルト選手実父
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