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【J1:第27節 清水 vs 神戸】プレビュー:絶対にホームで勝たなければいけない清水と、上位に強い神戸。どちらが先に相手の堅守を突き破れるか(09.09.27)

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9月27日(日)J1 第27節 清水 vs 神戸(13:00KICK OFF/アウスタ
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:山野孝義、実況:田中雄介、リポーター:真鍋摩緒)
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クラブ記録を更新する11戦無敗で暫定2位に浮上した清水。首位・鹿島との勝点差も4まで縮め、最大勝点17差からの大逆転優勝も、にわかに現実味を帯びてきた。
もちろん、清水の選手たちもチーム初の年間優勝は強く意識しており、モチベーションとチームの一体感をさらに高めている。ただ、チーム全体に共通する意識は、「目の前の1試合1試合に集中して、今やれていることを100%出す」(兵働昭弘)ということ。現段階では選手たちに無用なプレッシャーもなく、目の前の試合に集中することはできるだろう。そんな状況で迎える今節・神戸戦と次節・広島戦のホーム2連戦。ここは20戦無敗のホームゲームで絶対に連勝して、優勝争いのライバルにプレッシャーをかけなければいけない大事な時期となる。

ただ、だからといって特別なことをする必要はない。「自分たちのサッカーがどれだけ高いレベルでできるか」ということが、最近の試合でつねに変わらないテーマであり、それができれば結果は自ずとついてくるという自信が、清水のチーム内に確実に根付きつつある。何かトラブルがなければ、メンバーも変わらないだろう。
その意味では、まずどれだけ良いコンディションで試合に臨めるかという部分が重要になるが、その点に関しては、ここ2試合よりも良い状態で入れる可能性が高い。日本代表(オランダ遠征)の疲れが残っていた岡崎慎司も動きの切れをかなり取り戻しつつあり、チーム全体としても、1週間に1試合というペースになって、ヤマザキナビスコカップ準決勝の頃に比べれば動きが軽くなってきた。

13時キックオフなので、天気が良くなると厳しいコンディションになる可能性があるが、そこは相手も同じ。暑さには強いチームなので、出し惜しみすることなく、序盤からしっかりと走ることが重要になるだろう。つまり、清水イレブンがどれだけ試合序盤から精力的に動けるかという点が、まずは大きな見どころとなる。
そうしてゲームの主導権を握ることが、体力の消耗を抑えるという意味でも重要になる。「楽して勝つことはできないし、今までもそういう戦い方で勝ってきたわけじゃない。ただ、自分たちから動き出していくのと、相手に動かされるのでは消耗の仕方も違うので、そこは大事になると思う。そういう意味では、今は攻守において前線から良い形でプレーできているので、それは続けていきたい」(伊東輝悦)。主導権を握って3ラインを高く保ち、早い段階で相手ボールを奪えれば、結果的に走る距離も少なくなる。それができるかどうかが、清水にとっては大きなポイントになるだろう。

あとは、清水と神戸のどちらが先に、相手の堅守を突き破ることができるかが、勝敗を分ける最大のポイントとなる。神戸としても、アウェーで清水と戦うとなると、絶対に先制点を与えてはいけないという意識は強いはず。堅守速攻というのは本来の神戸のスタイルなので、当然それを強調した戦いをしてくるだろう。現在は13位だが、8月には上位の鹿島と浦和に勝ち、広島と引き分けており、ポテンシャルの高さも証明している。

神戸の最大の武器は、鋭いカウンター攻撃。大久保嘉人、朴康造、吉田孝行、茂木弘人らで構成される攻撃陣はいずれも好調で、スピードも突破力もあるし、少し遠めからでも決めてくるシュート力もある。つまり一発の恐さはかなりあるチームなので、わずかなスキが命取りとなる可能性がある。清水としても、最近の試合ではカウンターから決定機を作られるシーンは少なくなっているが、今回は、より注意深いリスクマネージメントが必要になるだろう。
また神戸としては、8月以降はリーグ戦7試合でわずか3失点という清水から先制点を奪うのは簡単ではないので、できるだけ0-0で長い時間引っ張って、清水に焦りが出てきたところを突くという考え方もあるだろう。それを許さないためにも、清水はやはり先制点がどうしても欲しい。
もちろん、リスク管理をしながらの攻撃で、守りを固めた神戸からゴールを奪うのは容易ではない。だが、それでも焦れることなく、サイドを変えながら自分たちの形で攻撃を続けていくしかない。その時間と回数が多くなるほど、神戸守備陣にボディブローが効いてきて、スキが生じる可能性も高くなってくる。ここ2試合(大宮戦、山形戦)でも、守りから入るチームに対して良い戦い方ができていたが、今度はそのクオリティをより高める必要があるだろう。

どちらかが早い時間に先制点を奪えば、打ち合いになる可能性もあるが、緊迫感の高いロースコアのゲームになる可能性も高い一戦。そうなると、セットプレーにかかる比重も高くなってくるが、ここも甲乙つけがたいところ。そんな中で、どちらのチームがより多くのチャンスを作れるか、そしてそれをゴールに結びつけることができるか。仮にゴール前の見せ場があまり多くなかったとしても、見どころは非常に多く、見応えのある試合になることは間違いないだろう。

以上

2009.09.26 Reported by 前島芳雄
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