本日、JFAハウスにて第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会の記者発表会が行われました。会見での、財団法人日本サッカー協会 犬飼基昭会長のコメントは以下の通りです。

●犬飼基昭 会長（財団法人日本サッカー協会）：

「本日はお忙しい中お集まり頂きありがとうございます。
日本におけるすべてのチームが日本一を目指す天皇杯。いよいよ3日後の9月19日にその熱戦の火ぶたが切って落とされます。
サッカーという競技は何が起こっても不思議ではないと言われているスポーツでありまして、天皇杯の醍醐味は、なんといってもプロとアマチュアが対戦できるということであります。アマチュアがプロに勝つ可能性がある、いわゆるジャイアントキリングがサッカーの魅力のひとつです。

本大会に出場するのはJクラブをはじめ、都道府県大会を勝ち抜いた全88チームです。
今大会からJ1クラブも2回戦から出場しますので、それだけアマチュアとプロが戦うチャンスも増えることになります。
熾烈な下剋上はチームの地元となる街で語り継がれ、その街の歴史となっていくもので、Jリーグがない地域にもサッカー文化を根付かせるきっかけになればと思っています。

この大会を制したクラブはACLの出場権を手にしますが、2007年・2008年と、この大会いずれも天皇杯覇者として参加したクラブ（浦和、G大阪）がアジアチャンピオンになっていまして、2大会連続でFCWC世界第3位という成績を収めています。
Jクラブは当然、天皇杯の先にあるACLとFCWCを見据えて戦いに臨みます。アマチュアチームもそれに負けじと地元の声援を受けて高い意識と強い気持ちで挑んできます。今年も天皇杯らしい、ドラマティックな名勝負が見られることを期待します。

最後になりましたが、特別協賛としてサポート頂きます、スルガ銀行株式会社様をはじめ、今大会にご共催いただいております日本放送協会様、共同通信様他ご尽力を頂いております関係者の皆様にお礼を申し上げて挨拶と代えさせて頂きます」

以上

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