9月13日（日）J2 第39節 湘南 vs 横浜FC（13:00KICK OFF/平塚）
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☆J2 PRIDE of 10　〜J2ダービーDay〜
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横浜FCは、前日に代替開催の栃木戦がナイトゲームで開催されたばかり。選手のバスがクラブハウスに到着したのは深夜0時ということもあり、今日の練習は15時からのみの日程。樋口靖洋監督が掲げる「リベンジの第3クール」そのままに、この日も「リベンジ」への意識付けを行ってから、練習を開始した。
栃木戦のスタメン組は、ランニングと入念なストレッチによるリカバートレーニングが中心のメニュー。バスの中で寝られない選手もいたようだが、調整に念を入れていた。

一方の、控え組は細かいエリアでのプレッシングとパスの練習、そして残り1/3のプレーの精度とゴールへの意識を高める練習を行った。これは、これまでに常に繰り返してきたメニュー。樋口監督も「いかにコンパクトにできるかがポイント」と語るように、湘南を自由にさせないバランスの良い守備を90分間貫くことが重要となる。

控え組と言っても、昨日はコンディションの問題で出場できなかった八角剛史、小野智吉、安孝錬、そして出場停止だった早川知伸が含まれる。コンディションが上向けば、これらの選手は当然スタメンに名を連ねることになる。来たる神奈川ダービーに向けて、その牙を研ぎすませていると言っても良い。ここのところの試合では、バランスの良い守備からの切り換えが早くなっているだけに、そのリズムをさらに良くしたいところだ。

非常に過酷な5連戦の最後に迎える神奈川ダービーだけに、湘南以外にも連戦の疲労という大きな敵とも戦わなくてはいけない。今日を含めて2日間と非常に短い準備期間となるが、監督、選手はリベンジに向けた強い意気込みを口にしている。いかに、体調を整え、コンセプトをぶつけられるか、明日の練習も含めて細心の準備を行っている。

以上

【練習後の監督＆選手コメント】

●樋口靖洋監督
「まず、ダービーということをしっかりと意識したい。他の試合と違うということを意識付けしたいし、うちは2敗しているのでリベンジを果たすというところも意識したい。また、観客も多く入ると聞いていますので、その中で昇格争いをしているチームに勝つことで自分たちの存在感を示したい。リベンジと存在感を示す良い機会だと思う。
　湘南は、田原に代わってリンコンが入っていて、田原も怪我が治る頃かもしれないが、岐阜戦は3-4-3が機能しなかったようなので、4-3-3で来ると思う。ただ、トップが変わっても2列目からのランニングの距離が長く、ハードワークして出て行けるところ、特に右サイドの臼井がアップダウンするところが特長。その中で、コンパクトにしてスペースを与えないことが重要となる。
　連戦でのコンディション作りには苦労しているが、選手もメディカルスタッフも調整にハードワークをして、最善を尽くしている。今日明日の状態を見て、いい状態の選手で臨みたい」

●小野智吉選手
「神奈川ダービーということで注目されるので、ぜひとも勝ちたいと思う。湘南を離れて年数を経っているので、湘南ということで特別な意識があるというよりも、昇格争いをしているチームと戦えるという思いの方が強い。坂本選手、臼井選手は一緒にやったことがありますが、臼井選手も調子良いですし、うちとしては警戒する選手ですが、対戦するのは楽しみです。調子を整えて、ベストな状態で試合に臨みたい」


●難波宏明選手
「湘南は開幕戦で負けた相手。今年は開幕までいい感じで入ったのに、この試合で負けてから自分たちで崩れた感じなので、その相手に3回も負けられない。僕は1回しか出場していないが、人には強く来る守備をする印象があるので、とにかくしっかりボールを受けて、簡単に落として、次をねらう形を作りたい。栃木戦のように、裏一辺倒では難しいので、1回クッションに入ることが大事だと思うし、そうすることでゴールに絡めると思う。
　ダービーはお客さんも入るし、出ている僕たちも自然に盛り上がるので、ダービーの名に恥じないような戦い方、内容、結果を出したい。相手が上位で、神奈川のチームで、そこにどれだけやれるかが今後にとっても大事なので、もう1度見に来たいと思うサッカーをしないとプロじゃないし、そういう部分で大切な試合だと思う」

●八角剛史選手
「ダービーは特別なものというところは（外国に比べて）日本はまだまだな部分もあるので、強い気持ちで臨みたい。湘南は順位が順位なので、そこで監督の言うように存在感を示せるようしたい。横浜からも（湘南サポーターに）負けないようにサポーターに駆けつけてほしいです。湘南はリンコンが入って安定しているし、アジエルが肝となると思う。前回もチャンスはあったし、先制点を取ることが大事になる。自分たちの良くなっているサッカーを立ち上がりから出していきたい。湘南は中盤3枚が機能する。田村さんのつぶし方はうまいので、そこの駆け引きと、セカンドボールが勝負どころになると思う」

以上

2009.09.11 Reported by 松尾真一郎