9月13日（日）J2 第39節 愛媛 vs 徳島（19:00KICK OFF/ニンスタ）
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☆J2 PRIDE of 10　〜J2ダービーDay〜
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前節の札幌戦後、愛媛は月曜、火曜とオフを挟んだ。したがって、昨日はコンディション調整も兼ねた軽めのトレーニング。札幌戦の嫌な逆転負けが気がかりだったが、トレーニング自体はいたって明るく前向きな声が飛び交っていた。「2-0までは、今季の中でもいい方の試合の中に入る」と望月一仁監督も札幌戦に手ごたえを感じていたが、むしろ第2クール最終節からの3連勝のいいイメージを持ち越している感じだった。

その雰囲気は今日も同じ。8対4や6対6、さらにはゲーム形式のトレーニングが組み込まれ、昨日よりは四国ダービーに向けて一歩踏み込んだ練習となった。練習中の空気は赤井秀一が語るように「気負って、というのではなく、いつもと同じスタンスで（ダービーに）入る」という感覚。個人的な感想では、前回のダービー（31節）前のほうが張り詰めた緊張感があった気もしたが、「前は（連敗中で）時期的に流れも悪かったし、今はいい意味でリラックスしている感じ。気負わないようにしている」と永井俊太も語るように、現時点では選手たちも普段どおりトレーニングに取り組んでいる様子だった。

練習を見守るギャラリーも、今週に入って2日続けてTV局のカメラが回るものの特別な横断幕が掲げられるわけでもなく、今のところは普段の週と変わりない光景が続く。ただ、前々日となる明日のトレーニングでは、よりダービーを意識した紅白戦も行われるはずで、マスコミも多くなる予定。ダービーが近づくにつれて、少しずつ緊張感も高まっていくのかもしれない。

以上

【練習後の監督＆選手コメント】

●望月一仁監督
「今日は攻守の切り替えや判断など、約束事の確認をしました。あとは（前節逆転を許した）ゲームの運び方とか。次はセンターバックが日本人になるし（アライールが出場停止）、コミュニケーションに関してはよくなると思います。いつ、どこで、どのようにする、といったことはハッキリしてくると思います。（メンバーについては）負けた試合の後で、累積警告のこともあるし、明日以降パフォーマンスも見ながらということになります」

Q:前回の四国ダービーの時に比べて、チームの状態はよくなっているのでは？
「あの時は人もいなかったし、ケンタ（吉川健太選手）がサイドバックをやったりしていました。前回のことを考えるとカードも切れるし、シフトチェンジをするのか、守備に入るのか、あるいはゲームを落ち着かせるのかなど、どの選手を使うのかという部分で今回はそういうことができるようになると思います」

●赤井秀一選手
「相手がどうこう言うよりも、自分のプレーをしっかり出せるようにしたいと思います。（ダービーでも）いつも通りやりたいと思いますが、ただ、その中で周り（サポーター）の思いはちゃんと心の中にある。プレーでしっかり伝わるようにしたいと思う。怪我人も戻ってきて、人数も増えたことでチームに余裕が出てきたというか、競争も激しくなりました。その中で各選手が責任を持った形で試合に出ているし、チーム一丸となって闘えて、いい方向に向かっていると思います。前節、勝っていれば自信もついてよかったかもしれませんが、負けたことでしっかり修正をするという切り替えもできました。どちらにしても、ダービーに向けていい準備はできていると思います」

●内田健太選手
「ダービーはみんなが注目してくれる試合。その中でクロスや遠目からのシュートなど、自分の存在感を出したいと思います。（前節アシストを決めたことについて）中がシュウさん（赤井秀一選手）1人だったので、ピンポイントじゃないと得点にならないと思いました。狙い通りだったし、（決まった後は）完全に自己満に入りました（笑）。でも、（攻撃面など）もっとやらないといけないし、まだまだやれると思う」

Q:四国ダービーは初めてですが、知っていることは？
「サンクスパーティ（9月8日）で映像を見ました。先輩の森脇君（森脇良太選手・広島）が点を取っていたし、早くやりたいです。モリさん（金守智哉選手）から、森脇君が『ダービー男』と呼ばれていたことも聞きました。森脇君にも負けたくないですね（笑）。もっとゴールの近くでシュートを打つ場面も増やしたいし、ゴールにも絡みたいと思います」

●永井俊太選手
「基本的にはダービーも他の試合も変わりはないけど、サポーターの気持ちもあるし、やっぱり負けられない試合。次はホームだし、本当に勝たないと。前回の結果も含めて、出た選手は気持ちをぶつけて戦わないと。チームは今、流れは悪くないと思うし、ダービーで勝ってもう一回勢いをつけたいと思います」

以上

2009.09.10 Reported by 近藤義博