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【国際親善試合 オランダ vs 日本】プレビュー:岡田監督が1年9ヶ月かけて積み上げたサッカーが強豪・オランダに通じるか?俊輔・憲剛・本田の攻撃陣共存も見もの(09.09.05)

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9月5日(土)国際親善試合 オランダ vs 日本(21:00KICK OFF/エンス)
-試合速報はこちら-
TV放送:テレビ朝日系列にて20:58〜生中継
★チケット情報はこちら!
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 9ヵ月後に迫った2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ本大会に向け、日本代表が新たな第一歩を踏み出す。明日5日のオランダ戦(@エンスヘーデ)は岡田武史監督が掲げる「ベスト4」への非常に重要なトライとなる。

 指揮官は今回、新戦力をほとんど呼ばなかった。初招集だった森本貴幸(カターニャ/イタリア)、ただ1人。その森本も左大腿に違和感を訴え、辞退してしまった。6月の最終予選終盤戦は参戦していなかった稲本潤一(スタッド・レンヌ/フランス)、岩政大樹(鹿島)、前田遼一(磐田)らの復帰組もいるが、基本的には現有戦力でFIFAランク3位の強豪に真っ向勝負を仕掛けることになる。
「オランダは今、ベスト4に入るだろう実力を持った相手。ファーストランクの国がどんなものかは口で言っても分からない。それを肌で感じてもらういい機会だ」と岡田監督は大一番の意味をこう捉えている。指揮官は1年9ヶ月間の歳月を費やし、前線からの激しいプレス、素早い攻守の切り替え、人とボールが動く連動した攻撃…などを構築してきた。そのサッカーが「世界基準の相手」にどこまで通じるか。それを明確にする絶好のチャンスになるだろう。ゆえに、今回の日本は引いて守るような消極的な戦い方は決してしない。惨敗覚悟でアグレッシブなスタイルを採るという。その部分も非常に興味深いところだ。

 2006年ドイツワールドカップ以降、日本代表は世界の一流国と対戦するチャンスが皆無に近かった。2006年8月のトリニダード・トバゴ戦を皮切りに計49試合を消化しているが、うちアジアが32試合と極端に多い。欧州はオシムジャパン時代に2006年大会16強進出国のスイスと戦っただけ。南米もブラジル、アルゼンチンの二大大国とは戦っていない。トルシエ、ジーコ両監督時代はフランスやイタリア、イングランドなど強豪国と対戦する機会が何度かあり、選手たちはこの戦いを通じて「世界との距離」を測ってきた。

 中村俊輔(エスパニョール/スペイン)や中澤佑二(横浜FM)は2001年3月のフランス戦(@サン=ドニ)での0−5の惨敗や2004年6月のイングランド戦(@マンチェスター)での1−1のドローなどを実際に体験。自分たちの通じるところ、通じないところを確認してきた。が、そんな経験を持つ選手が今の岡田ジャパンには少ない。「自分はJリーグにいて、世界レベルの選手と戦う機会がほとんどない。真剣勝負の中でなければ得るものはない。負けてがっかりして帰ってくるのも大事だと思う」と中村憲剛(川崎F)も言うように、国内組の多くが世界トップへの挑戦を心待ちにしている。

 仮に大きな力の差を見せつけられようとも、持てる全ての力を出してチャレンジすることに大きな意味がある。2001年3月のフランス戦後がそうだったように、惨敗すれば監督の采配やチーム作りへの批判は必ず浮上するだろう。もしかすると岡田監督自身も、これまで積み上げてきた方向性や選手選考基準の微調整を強いられるかもしれない。そういう覚悟を持って、この試合では、現状のベストメンバーを揃えるようだ。

 楢崎正剛(名古屋)の負傷離脱で、誰が出るか注目されているGKについては、好調の川島永嗣(川崎F)が先発する見通し。彼は直近のJリーグ・清水戦(8月30日)でも好セーブを連発。今、乗りに乗っている。ここまではなかなか岡田監督の信頼を得られなかったが、そろそろ確固たる存在感を示すべき時。このオランダ戦をいいアピールの場にしたい。

 最終ラインは通常通り、内田篤人(鹿島)、中澤、田中マルクス闘莉王(浦和)、長友佑都(F東京)の4バックと見られる。オランダにはロッベン(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)やファン・ペルシー(アーセナル/イングランド)ら強烈な破壊力を持つFW陣が揃う。彼らを抑えるのは容易ではないだろう。内田や長友はちょうど1年前の北京オリンピックでオランダに力の差を見せつけられているだけに、今回こそ完璧な守りで相手を封じたい。

 中盤は長谷部誠(VfLヴォルフスブルク/ドイツ)と遠藤保仁(G大阪)の不動のボランチに、本田圭佑(VVVフェンロ/オランダ)、中村憲剛、中村俊輔の2列目が有力視される。FWは伸び盛りの点取屋・岡崎慎司(清水)が入りそうだ。

 長谷部は7月に右ひざを痛め、新シーズン開幕後は全く試合に出ていない。実戦感覚の不足やコンディション面が大いに懸念される。今や長谷部は岡田ジャパンに不可欠な柱。何らかの明るい材料を期待したい。年長の遠藤には、持ち前の頭脳的なプレーで、うまく彼をフォローしてもらいたい。

 そして本田、中村憲剛、中村俊輔の3人が共存できるか否かは、このオランダ戦最大の注目点といえる。オランダ3シーズン目を迎えた本田は「個の力を前面に押し出すスタイル」に強いこだわりを持っている。そのためには、自分自身がエゴイストになることも厭わない。それを憲剛や俊輔がどうフォローしていくのか。彼ら3人が機能すれば、南アフリカに向けて大きな希望が見えてくる。しかし、逆に全く連係が噛み合わない可能性も少なからずある。岡田監督の「危険な賭け」は、大いに見ものだ。いずれにしても、岡崎を含めた彼ら4人には「強豪からゴールを奪う形」を何度も何度も作ってほしい。

 岡田ジャパンに「ベスト4」を狙える力が本当にあるのか…。この一戦は南アフリカでの成否を占う大一番だけに、絶対に見逃せない。

以上

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■日本代表オランダ遠征試合予定
9月5日(土)21:00(日本時間)vsオランダ@オランダ・エンスヘーデ
※テレビ朝日系列にて20:58〜生中継

9月9日(水)19:00(日本時間)vsガーナ@オランダ・ユトレヒト
※TBS系列にて18:50〜生中継

■10月には国内で日本代表戦が3試合開催されます!
10月8日(木)19:20(予定)AFCアジアカップ2011 予選 vs香港@アウスタ
10月10日(土)19:20(予定)キリンチャレンジカップ2009 vsスコットランド@日産ス
10月14日(水)19:30(予定)キリンチャレンジカップ2009 vsトーゴ@宮城ス

★チケット情報を今すぐチェック!
http://ticket.jfa.or.jp/top.html
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