7月22日(水) 2009 J2リーグ戦 第29節
富山 0 - 0 札幌 (19:05/富山/3,008人)
スカパー!再放送 Ch185 7/23(木)17:00〜(解説:瀬田龍彦、実況:牧内直哉、リポーター:豊田麻衣)
☆勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------
10位札幌と11位富山の対戦は0-0。ともに引き分けが多く、これで札幌はリーグ最多の11試合目、富山はそれに次ぐ10試合目。決定力不足という双方の抱える課題を象徴するゲームとなった。
札幌の石崎信弘監督は「前半も後半も何回か決定的なチャンスがあったが、決め切れなかった」と話し、「毎回言っていることですが、まだまだ改善しなければいけない」と自嘲気味に付け加えた。
前半は札幌ペースで進む。MFダニルソンを出場停止で欠いたが、FWキリノが前線で相手DFに圧力をかけ、FW西大伍、MF藤田征也、石井謙伍らがポジションチェンジを繰り返しながらチャンスメイク。前半16分、藤田、西、キリノとショートパスつないだ好機は、シュートがゴール左に外れる。MF宮澤裕樹の縦パスに呼応して石井がDF裏に抜けた前半23分の決定機は、富山GK中川雄二の好セーブに阻まれた。
富山はFW長谷川満、石田英之らを欠き、永冨裕也をワントップにし、運動量豊富なMF姜鉉守が1.5列目で自由に動き回る4-2-3-1気味のフォーメーションを採った。持ち味の切り替えの早さで札幌に対抗して中盤でパスをつなぐが、途中でミスが出て逆襲される場面が目立つ。ペナルティーエリア内になかなか侵入できず、前半はシュート2本に終わった。
「もっとサイドを使おう」(札幌・石崎監督)、「シュートをもっと打っていこう」(富山・楚輪博監督)という両指揮官のハーフタイムの指示が、後半のプレーには反映される。
札幌はサイドバック上里一将がボランチに上がって、ボールを散らして両サイドを揺さぶった。後半6分には左サイドで起点を作って、石井からゴール右でフリーになった藤田に渡ったが、グラウンダーのシュートは左に外れていった。
富山は後半7分、DF舩津徹也のミドルシュートがバーを叩いた。後半40分には、21試合ぶりに先発出場したDF金明輝が左CKに頭で合わせたがシュートは勢いよくゴール上に外れる。
最後は金をトップに上げて、パワープレーで勝負をかけたがゴールは生まれなかった。楚輪監督は「私自身こういうことをするのは初めて。賭け、冒険だった」と言う。連戦の影響で両チームの動きが鈍った中で、「ホームで勝つ」という姿勢で選手を鼓舞したが実らなかった。
パスをつなぎゴール前まで迫るが、最後の崩しで行き詰まっているのが富山の現状。「攻撃とは結果だから、その(ゴール前での最後の)選択が成功すれば良いし、結果が出ないなら違う選択をしていかなければならない」。札幌の石崎監督が会見を締めくくった言葉は、富山にも当てはまる。「パス回しの最後の精度や動きの連動がまだまだ足りない。点を取らないと面白くないし、勝つことはできない。話し合いながら向上したい」と姜は話した。
以上
2009.07.23 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第29節 富山 vs 札幌】レポート:富山、札幌とも決め切れずスコアレスドロー。引き分けの多い両者の戦いぶりを象徴(09.07.23)
- natsuyasumi2024
- jwc2024
- 国立20240914
- pari olympic2024
- bluelock2024
- THE国立DAY
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグ 2023-24
- はじめてのJリーグ
- 2024天皇杯
- seasonreview2023 Jリーグ1年の振り返り(別ウィンドウで開く)
- シーズン移行の検討
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2023 移籍情報
- 大会概要まとめ
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE