7月22日（水） 2009 J2リーグ戦 第29節
富山 0 - 0 札幌　（19:05／富山／3,008人）
スカパー！再放送 Ch180 7/23（木）05:00〜（解説：瀬田龍彦、実況：牧内直哉、リポーター：豊田麻衣）
☆勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------

●楚輪博監督（富山）：

「おつかれさまでした。水曜のゲームで観客2000人を予想していたところで、3000人も入場してもらったのに勝てなかったことを申し訳なく思う。
　前半はシュート１本ぐらいで（記録では２本）、相手には際どいシュートがたくさんあった。それが発奮材料となった。シュートを打たないと始まらないわけで、ディフェンスのチームであってもゴールを向かっていく姿勢を出そうと。後半のようにどんどんゴールに向かうサッカーを前半からできたのであれば勝てていたのではないかと思う。
　最後は金明輝をトップに上げて高さで勝負させたが、『なんとかして勝つんだ』という姿勢を観客にもチームにも示したかった。こういうことをするのはわたし自身初めてだったが、なんとかゴールへボールを運びたいという意図を選手もくんでくれた。最後、コーナーキックでミョンヒ（金明輝）の劇的なシュートで勝てるかなと思う場面もあり、最後までゴールを目指す姿勢がみえてよかった。次につなげない。（前節）アウェイで勝ったばかりだが、今度はホームで勝利を挙げたい」

Q：普段のツートップより下がって姜選手が位置した狙いと評価は？
「つなぎの中でFWが１枚落ちることで、相手のCBがやりづらくなると考えた。それでパスが受けやすくなり、２列目から飛び出して相手のマークを振り切りたかった。やってはいたが、永冨が孤立する場面が多かったので、試合の中で試行錯誤をした。最後はFWに桜井を入れてツートップにして点を取りたかった。永冨の疲れもあり、そこで賭けというか、冒険というか小田切をCBに入れて金をトップに上げた。わたしも「ゴールを目指したい」ということを示す必要があった。姜は途中出場だがユーティリティー（プレーヤー）としてよくやっている。いろいろ位置を変えて申し訳ないくらい」

Q：中田選手の投入は？
「川崎のところのワイドで、あの子のトリッキーなドリブルや左足からの展開を考えていた。評価は普通です」

Q：怪我人が多いための苦肉の策なのか？
「そうでもないです。センターフォワードのヒデ（石田）を２列目で使うなど、いろいろとやらせており、今使える旬な選手を起用している。チームのディフェンスのコンセプトは全員が分かっているので、背の高いセンターフォワード以外はどこでもやってもらいたいと思っている」

Q：怪我をしていたDFの金や西野、中田の復帰についてチームへの影響は？
「選手たちは、ちょっとしたポカがあると入れ替えられるという危機感をもっていると思う。このメンバーで良いパフォーマンスをして失点ゼロで抑えたわけだし、（きょう出場停止の）濱野もうかうかできないと感じただろう。チーム内の競争につながる」

Q：（第21節以降）11位という順位が続いているが、どう捉えている？
「目標の順位はひと桁だが、目の前の敵に勝つと（順位が）こうなると考えることはあるが、順位を上げたいというよりも目の前の敵に勝つことを意識している。最終的に第３クールでは相手を研究して相手の強さに応じて戦わなければならなくなるだろうが、まだ第２クールは終わっていない。第２クールが終わると上位と下位の差ははっきりしてくるだろうから、それまでは上にしがみついていきたい。今のところ一戦一戦です」

以上