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【J2:第29節 東京V vs 甲府】プレビュー:J1昇格圏内がはっきり視野に入った5位東京Vが、4位甲府を追いつめる。今節3位浮上の可能性秘める甲府は、絶対に負けられない。(09.07.21)

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7月22日(水)J2 第29節 東京V vs 甲府(19:00KICK OFF/味スタ
スカパー!生中継 Ch184 18:50〜(解説:川本治、実況:野村明弘、プレーヤー解説:名波浩、リポーター:高木聖佳)
勝敗予想ゲーム
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5位東京V(勝点49)、4位甲府(同53)のどちらにとっても、この直接対決は昇格圏内(3位以内)に食い込むための重要な一戦となる。
特に今節、他会場では、3位仙台(同54)vs首位湘南(同60)も行われる。甲府にとってはその結果次第では3位へと順位を上げる可能性があるため、是が非でも東京Vに勝っておきたいところだろう。
東京Vにとっても、4位甲府との勝点差を1にまで縮める絶好のチャンスである。「自分たちのサッカーをして、上位に食らいついていかないといけない。僕たちは下なんだから、あくまでチャレンジャーです」と、GK土肥洋一は謙虚に語った。

ここ10試合7勝3分、6連勝中と快進撃を続ける東京Vだが、結果が表している通り、攻守とも非常に安定している。
特に好調なのが、この2試合で7得点を挙げている攻撃陣で、大黒将志は2試合連続で1試合2ゴール、平本一樹は3試合連続得点中と、FWとしての役割を揃って果たしている。

だが、平本に言わせると、「後ろ(DF陣)あってのヴェルディですから」。自分たちの得点は堅守あってのものだと、4試合連続無失点中の鉄壁守備陣の功労を讃える。
しかし、GK土肥、DF富澤清太郎ら守備陣の立場からは、「(平本)一樹やレオ(レアンドロ)が前から激しく守備をしてくれるのが大きい。本当に助かっている」と、試合開始から終了まで、運動量を落とすことなく献身的に守備に加担してくれる前線の選手への謝辞を語る。
「つまり、これが今のチーム状況ということだと思う。全体で攻撃して、全体で守備をするというチームとしての意識が統一できている」と、富澤が言えば、平本も「まるで家族のようですね」と話すなど、互いに支えあえている現在のチーム状況の良さが十分に伝わってくる。
今節も、全員がチームのために汗を流せれば、必ず良いゲームができることだろう。

その中で、ポイントとなりそうなのが中盤か。今季最も大きく成長している選手の1人といえるMF柴崎晃誠が、累積警告で出場停止となる。ここまで大黒との絶妙なコンビネーションを見せていただけに、「痛いのは確か」と、エースは残念がる。
だが、「代わりに入る選手は、これが定位置争いへの良いアピールの場だとわかっているはずだから全力を出し切ってくれるはず。苦しい中を一緒に戦ってきてる選手たちだから、誰が出てもまったく心配はない」と、土肥をはじめ、多くの選手がチーム全体の層の厚さを述べる。

候補としては、MF河村崇大が最有力とみられる。ボランチでコンビを組む服部年宏とは磐田時代に何度もやっているだけに「まったく問題はない」と、服部・河村両者ともきっぱり。服部と組むことで、河村には今まで以上に攻撃的な役割が求められることだろう。「前への意識を高くもって、点も狙いたい」と、河村本人も意欲十分なだけに、元FW選手らしい前を向いたプレーにぜひ期待したい。

甲府も、守備の要・ダニエルを出場停止で欠かねばならない。特にここ5試合は完封試合がないだけに、大きな痛手となりそうだ。ただ、前節復帰予定だったDF秋本倫孝の復帰が間に合えば、ダニエル不在の影響も最小限に食い止められるに違いない。いずれにしても、好調続く東京Vの強力攻撃陣をどこまで封印できるか注目だ。

攻撃面では、前節新加入したFWガウボンのフィット具合が気になる。甲府での初戦となった前節のC大阪戦では、センターFWとして先発起用されるも、シュートはわずか1本に終わった。
だが、東京Vの高木琢也監督は「足元は柔らかいし、ボールも収まるということだけはわかった」と、話し、未知数がゆえに警戒を強める。
また、大黒(東京V)は、印象に残っている選手として、FW金信泳の名を挙げる。「僕はJ2の中ではなかなか上手いと思う選手がいないけど、彼は強いし速い。珍しく上手いと思った」と、元日本代表ストライカーは高評価を与える。
金信泳は、前節も何度か決定機に絡んでおり、あとはその好機をしっかりと決めきれるか。そこにこそ、チームの勝敗を左右する鍵があるといえるのではないだろうか。

重要な試合を前に、「普通が一番。普通に、熱く、激しく」と高木監督。
相手を過大評価も過小評価もせず、これまで続けてきたいつもの自分たちのサッカーに没頭できるかに、勝利はかかっているようだ。

以上

2009.07.21 Reported by 上岡真里江
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