本日、大分トリニータの新監督となるポポヴィッチ氏の就任記者発表が、大分市内のホテルで行われました。
記者会見での溝畑宏代表取締役と原靖取締強化部長のコメントは以下の通りです。
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☆ポポヴィッチ新監督コメント

●溝畑宏代表取締役：
「まず05年９月以降チームを指揮し、クラブと苦楽をともにしたシャムスカ前監督に感謝と尊敬の気持ちを現したい。この気持ちは今でも変わらないし、サッカーを仕事とする者として、これからもいい関係を築いていきたい。

　新監督の就任に関しては、成績不振によるものと、チームを活性化するため、また中・長期的な視点からクラブを再建するためにポポヴィッチ監督にお願いした。クラブは育成型の原点に還るつもりだ。シャムスカ前監督がもたらした勝利の味を踏まえつつ、一歩踏み込んで地方クラブとして育成の原点に戻る。原点となるのは（J１に昇格した年の第２節で）千葉と対戦して０−４で負けた試合。シュート数が相手27本に対しウチは２本。サッカーの次元が違い、ボールと人が動くサッカーに衝撃を受けた。選手も若手に切り替わっていて、我々が目指す指針となった。これから中・長期的な発展を続けるために原点からブレることなく成長を続けたい。

　ポポヴィッチ監督は、シャムスカ監督が４年前にチーム経営、育成型を目指すクラブを理解し、大分に飛び込んできてくれたときと同じ感じを受けている。情熱と新しいサッカーを築こうとする気持ちがある。彼に求めていることは、日本一質の高い練習と日本一感動を与える試合をしてほしい。我々は温かく、できる限りのサポートをしたいと思っている」

●原靖取締強化部長：
「ポポヴィッチ監督との初めての接触は今年の５月頃。セルビアのレッドスター（ベオグラード）に視察に行ったときに紹介された。そこから電話やメールでやりとりをしていた。今回の就任は、先ほど社長が話したように成績不振と来季以降を見据えてのもの。選手をさらに鍛え日本代表に送り出し、世界に飛び出すような集団にしたい。選手はサッカーでメシを食っているので、毎日の練習は仕事である。そこを充実するために、これからは厳しい環境で、自分を律して練習に取り組んでもらう。ポポヴィッチ監督は選手時代、オシムさん（前日本代表）のもとで中心選手として活躍した。その流れをくんで、選手をビシビシ鍛えてほしい。戦術は緻密で毎日の練習を通して身体に沁み込ませるタイプの監督。オシムさんが指揮していた頃の千葉のようになると思う。あとはピッチでの仕事をみて、皆さんには判断して欲しい」

以上