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【ワールドカップアジア最終予選 オーストラリア vs 日本】岡田武史監督(日本)記者会見コメント(09.06.17)

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6月17日(水) ワールドカップアジア最終予選
オーストラリア 2 - 1 日本 (19:20/メルボルン)
得点者:40' 田中マルクス闘莉王(日本)、59' ケーヒル(オーストラリア)、77' ケーヒル(オーストラリア)
ゲームサマリー|★8.8@ソウル JOMO CUP 2009 スタメン予想投票受付中!
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●岡田武史監督(日本):

Q:いつものように試合を振り返ってのコメントをお願いします。

「選手たちに関しては非常にチームとしてまとまってやってくれたと思っています。ただ、もう少しマイボールの時間を長くしないと、うちのサッカーをするのは厳しいということで、ハーフタイムにも、下げてもいいからサイドを変えて、ボールをキープする時間を長くするようにということだったんですけど、なかなか中盤のところで縦に早かった。
ただ、崩されている場面もほとんどなくて、セットプレーの高さ、やっぱりセットプレーを与える回数を少なくする、マイボールの時間を長くする。
ともかく長い予選でしたけど、選手たちは厳しいスケジュールの中、本当によく頑張ってくれたと思っています」

Q:どうすれば日本はケーヒル選手を抑えられると思いますか。

「今日はCKからやられたのですが、先ほども言いましたように、CK等与える回数を少なくすること、それとやっぱり競り合いに強くならなきゃいけない。やっぱり我々のイニシアチブを取っていくためにも、中盤でのボールポゼッションの時間を長くすること(が大事になってくる)」

Q:今後のことを考えたときに、自分たちのサッカーができないとき、違う戦い方もできるようにするというような考えはあるのでしょうか。

「もちろん我々はもっとメンバーの組み合わせ等で、十分ポゼッションしていける、自分たちのリズムに持っていけると思っています。それとともに、もちろんより強い相手になった場合に対応する策も。やっていかなきゃいけないことはこれから出てくるだろうとは思っています」

Q:今日、これまであまり出場機会が少ない選手が何人か出ていたんですけど、彼らのプレーを見て良かった点、それからまだ足りないなと思った点を教えてください。

「それぞれの持ち味は非常に出してくれたんじゃないかと思っています。ただ、攻守にわたってキーとなるところの選手がいれば十分通用していくプレーヤーだったと。
ただ、松井に表れているように、試合にずっと自分のチームで出ていないと、今日、松井は足をつって、捻挫もしていたんですけど、やっぱりもたなくなるということで、そのへんが、やっぱり自分のチームで試合に出続けるということがものすごく大切なことだと思っています」

Q:日本のファンの方々は、2位に終わったということで、どのように反応されると思いますか。
「どうでしょう。当然、非常に残念に思っているでしょうし、もっと強くなって欲しいというふうに思っていると思います」

Q:オーストラリアのチームをどう思われますか。これからワールドカップのファイナルに行くに当たって、どんなお考えをお持ちでしょうか。

「恐らく今日のオーストラリアに関しては、我々もだいたい6人くらいいなくて、オーストラリアも6人くらいベストメンバーが欠けているんじゃないかと。今日の試合でどうのこうの言うつもりはありませんが、平均的なレベルとして非常に高いチームだと思います。前回のワールドカップでイタリアに延長で負けた。優勝したイタリアに。力を持ったチームだと思っています」

Q:今日の試合、日本がなかなか相手のペナルティーエリアに詰めて行ける時間がなかったと思うんですけど、そういう展開でも、選手の組み合わせを変えることで活路を見出せるか、それとも何か新たな手立てを打ち出すことを考えていかなければいけないのか、そのへんについてどうお考えなのでしょうか。

「そんなに大きく変える必要もないし、この1試合でそんなに悲観することは何もないと思っています。現実に松井のボレーや(矢野)貴章のボレー、たくさんはつくれなかったですけど、何度かチャンスをつくっていますし、これを、よりもう少し全体を押し上げてからの攻撃になっていれば、こぼれ球を拾ってまたサイドから攻撃ができるという展開に持っていけば、それほど何かすべてを変える必要はないと思っています」

Q:松井はあまり調子がよくなかったが、巻選手とか、他の選手がこれから存在感を出してくる、そういう時間があると思われますか。

「松井が調子悪いとは言っていなくて、松井は非常にいいプレーをしてくれたと思っています。ただ、60分くらいから足がつりだすという、そういうコンディションの問題を言いました。
それから新しい選手が入るかどうかということに関しては、代表チームは常に入口と出口を開いていますので、そういう可能性はあります。ただ、今のチームはある程度、チームとしてまとまりがあるので、大きく変わることはないと思います」

以上
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