5月16日（土） 2009 J1リーグ戦 第12節
浦和 0 - 0 Ｇ大阪　（14:04／埼玉／53,374人）
スカパー！再放送 Ch182 5/17（日）05:00〜（解説：川勝良一、実況：倉敷保雄、リポーター：朝井夏海）
☆顔写真クイズ｜勝敗予想ゲーム
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●フォルカーフィンケ監督（浦和）：

「０対０というスコアで試合が終わったとしても、非常に魅力的な試合が展開されることがある。それが今日の試合だったのではないだろうか。本当ならばひとりの監督としてこのようなことを言ってはいけないのかもしれないが、引き分けたにも関わらず、今日の選手たちのパフォーマンスには非常に満足している。選手たちは今日、全選手が優れたプレーを見せたと思う。もちろん相手のチームのレベルも考えなければならない。非常にレベルの高い、強いチームと対戦したと思う。今日のような試合は、チームの成長に関しても非常によかった。

まず守備陣に関しては、今までの試合より優れた集中力を見せたと思うし、ポジショニングも改善されていた。そして４バックの選手たちが、しっかりとした連動した動きを見せてくれた。攻撃陣に関しては、今日は18歳（原口）、20歳（エスクデロ）、18歳（山田直）、そしてこの攻撃陣のなかでいわゆるお爺さんと呼ぶことのできるエジミウソン26歳と、平均年齢が非常に若い攻撃陣で試合に臨んだ。そして田中達也、梅崎司、ロブソン・ポンテと、計算できる攻撃陣が欠けている状況。しかし、このような選手がいなかったにも関わらず、今日のようなパフォーマンスを見せることができた。これはチームの将来にとっても、非常にいいシグナルだった。

通常ならこのようなことを公の場でお話しないが、今日の主審はいいパフォーマンスを見せたと思う。そして相手のチームの監督も、19番をイエローカードが出たあとに交代させることによって、退場を免れたのではないかと思っている。なぜかというと、この19番はもう少しで２枚目をもらって退場になる直前だった。相手のチームの監督も、そこで非常に優れた判断を見せたと思っている。もう一度ここではっきりとお伝えしたいが、今日は主審、副審たち全員がとてもいいパフォーマンスを見せたと思うし、しっかりとした形で笛も吹いていた。そして相手の監督も非常にクレバーだった。私としても、今日の試合は非常に大きな喜びを感じることができた。今日は非常にレベルの高いサッカーがピッチで行なわれていた。

今日の試合の印象からいくと、やはりどちらか先取点を奪ったチームの方が勝点３を取ることができるのではないかと思っていた。今日は引き分けという結果に終わったが、相手のチームよりたくさんの得点チャンスを作り出していたので、本当なら私たちの方が勝利に近かったんじゃないかと思う。私の方から最後のコメントになるが、非常に残念なのは直輝（山田）が４枚目のイエローカードをもらったこと。これによって、次の公式戦・大宮戦に出場することができなくなってしまう。山田直輝というのは、すでにチームのなかでも大切な存在になってきているので、このような形で彼が次の試合に出られないのは非常に残念だ」

Q:今日のセルヒオエスクデロについての印象は？
「もちろんセルヒオエスクデロはいろいろな意味で、様々なことを改善しなければいけなかったわけだし、前回の試合でも60分、70分経ったところで、あのような（足をつる）形で退場しなければいけなかった。今後もまだまだ学ばなければいけないことはたくさんあるし、改善しなければいけないこともある。しかし、今日は前回よりも長い時間ピッチに立って、優れたプレーを見せることができたし、いくつかのとてもいいシーンもあった。あのような個の力を持っている選手なので、今後もあの能力をチームのために発揮していくのではないだろうか」

以上